僕がリモートワークをする上で工夫していることと『リモートワークの達人』
※この記事は2021/01/10に自分のブログに公開したものを一部修正してZennにクロスポストしたものです。
去年は自分の中でリモートワーク元年でした。世の中の流れ的にそうだったという方も多いのではないかと思います。
僕の所属するGMOペパボは新型コロナウイルスの感染拡大に備え、GMOインターネットグループ全体で2020/01/27からいち早く在宅勤務体制へと移行しました。
GMOインターネットグループ、新型コロナウィルスの感染拡大に備え在宅勤務体制へ移行 | GMOインターネット株式会社
この記事では約1年のリモートワークを通して僕が思うところを書いていきます。
リモートワークするうえで工夫していること
家だとなかなか気分の切り替えが難しいため、朝のルーティンを工夫しています。家事とか食事とかを省くとこんな感じでやってます:
- 朝散歩: 日光を浴びて生活のリズムを整えながら運動します。僕は近所の大濠公園を1周 (2km) しています。朝散歩はかなり調子良くなるので本当にオススメです。
- コーヒーを淹れる: 朝の楽しみです。いい香りで今日も朝が来たと実感します。
- ラジオ体操: 元国立スポーツ科学センター医学研究部研究員の中村格子さんも推奨している運動です。体を柔らかくしつつ気分転換のスイッチとなります。
- 部屋のシーリングライトを暖色から白色に切り替える: これも気分転換のスイッチとなります。
- Perfumeのエレクトロ・ワールドをかけながら仕事スタート: ルーティンとして仕事始まりのモードを高めます。かける曲はマンネリ化しないよう不定期に変えていきます。
半分儀式化して仕事モードに切り替えています。逆にこんだけしないと気分が切り替わらないんですから働くって大変ですね。
個人的に在宅勤務で何が大変かというと仕事を始める前と昼休み休憩後の復帰だと感じます。
そのためなるべく出勤時間を揃えるようにしています。GMOペパボのエンジニアはフレックス制であり、勿体ない感じがするかもしれませんが、僕には決まった時間からの出勤が合っているようです。
あとは外に出ても恥ずかしくない格好に着替えています。ビデオ会議に映らない下半身だけスウェットといったことがないようにしています。
最近引っ越したのですが、仕事部屋とくつろぐ部屋をしっかり分けてもいます。
『リモートワークの達人』
改めてリモートワークの先駆者の考えを知ろうと、DHHの所属する37signals(現Basecamp)の2人が書いた『リモートワークの達人』を読みました。原著は2013年発売と古い本ですがこのご時世でベストセラーとなっているようですね。今読んでも十分通用する(というか時代が追いついた?)本だと思いました。
リモートワークがいかに素晴らしいかということだけではなく、アンチパターンを数多く紹介しながら、ただ導入すればいいものではないと現実的に書かれているのが印象的でした。
また、人によっては合わない人もあるのでただ一律に導入すればいいという類のものではないとも書かれています。
リモートワークだとサボるのではないかと考えがちですが、働く人を信頼することが大事なのだということを繰り返し説いています。ちなみに出社していればサボらないかというとそうではなく、大手百貨店のJCペニーではトラフィックの約30%がYouTubeの視聴に使われていたという調査結果もあるようです。
個人的に印象に残ったのは、アメリカの政府系機関は当時でも特許商標庁職員の85%、NASA職員の57%、環境保護庁職員の67%がリモートで働いているということです。この辺り、どうしても日本の現状と比べざるを得ません。
人柄が大事、文章力が大事といったことも書かれていますが、ここはかなり実感しています。リモートだからこそ表現に気をつけ、感謝の意を気軽に伝えるようにしています。
あとは毎項最後に挿し込まれる挿絵がその項をよく表現していてとても面白かったです。
余談ですが今となっては独自メールサービスを持っているBasecampがGmailの使い方を説明しているのも時代を感じさせました。
まとめ
以上、リモートワークについて思うところを書いてみました。
試行錯誤が続く中かと思いますが、皆さんもこんなTipsがあるよといったことがあったら是非教えて下さい。
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