ThinkPad T14 Gen3 の Linux 化
ThinkPad T14 Gen3 Intel版を購入
2016年10月に買った ThinkPad T460s をずっと使ってたんだけど、6年前のPCだとさすがに処理が遅く感じることもあったんで、そろそろ新しいのが欲しくなったんで、ThinkPad T14 Gen3 を買った。
安かったんでAMD版にしたんだけど、Intel版との違いはCPUだけだと思ってたのに、AMD版はメモリが増設できないことを知って、キャンセルしてIntel版に変更した。
調べてみたら、AMD版とIntel版の違いは他にも、Intel版は USB Type-C が Thunderbolt4 対応なのに AMD版は USB 3.2 というのがあった。罠っぽい。同じ機種名でこういうのはやめてほしい。
6/16 に注文して、6/28 に出荷、7/5 に届いた。
イマイチだったのが、キーボード右側のキーが正方形じゃなくて縦長なこと。なんか見覚えあるな〜と思ったら、T460s の前に使ってた X220 の前に使ってた X61 がこんな感じだった。懐かしい。X61 と違って本体の横に余裕があるんだから、もうちょっとどうにかならなかったのかなぁ…。
Lenovo のサイトに日本語キーボードの写真がどこにも載ってなかったのもアレ。
あと、カタログ上は重量 1.21kg〜 となってたんだけど実測してみたら 1.42kg あった。「〜」が書いてあるとは言え 210g は増え過ぎでは? いったい何が詰まってるんだ…。
バッテリー容量によって重量が変わるという情報もあったけど自分のは容量が小さい 39.3Wh のやつなんだよなぁ。このブログの 52.5Wh の実測 1.37kg よりも重いのはなぜ…。
まあいいや。
起動すると Windows のセットアップが始まるんだけど、Microsoft アカウントが無いと先に進めないようになってた。やめてほしい…。まあアカウント持ってるからそれで進めたんだけども。
ちょっと後で気がついたんだけど、デスクトップやドキュメントが勝手に OneDrive に保存されるようになってた。ひどい。手動で解除。
Xubuntu をインストール
Ubuntu(Xubuntu)をインストールするために、PC 起動時に F12 を押して USBメモリから Xubuntu 22.04 をブート…できない。
まあ、これはよくあることなので、BIOS の設定で Secure Boot をオフにして USB からブート…できない。BitLocker 回復パスワードを入れろとかなんとか…。
ストレージを暗号化する BitLocker というのが有効になってるらしい。
一旦 Windows を起動して、BitLocker を無効化。「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「デバイスの暗号化」→「デバイスの暗号化」を「オフ」。
これで Xubuntu の USBメモリからブートできるようになった。
GParted を起動して、Windows のストレージ領域を小さくする。Windows は BIOS のアップデートや周辺デバイスの動作確認とかのために残しておくのだった。
空いた領域に Xubuntu をインストールする。特に問題はなかった。
今まで使ってた T460s からの移行は /home 配下を rsync でコピー。簡単。
T460s の dpkg -l の結果を元に同じパッケージをインストール。
これで普通に使えるようになった。
問題
新し目の Windows ノート PC を Linux で使うときのあるあるなんだけど、いくつか問題が。
- サスペンドすると正常に復帰しない。十秒おきくらいに画面が表示されるんだけどすぐ消える。
- HDMI に外部ディスプレイをつけても認識しない。USB Type-C 接続の外部ディスプレイは認識するし、USB Type-C アダプタ経由で HDMI も使える。本体の HDMI 端子に直接繋げるとダメ。
- Bluetooth を認識しない。
サスペンドが正常に働かないとか Bluetooth が使えないとかはまれによくあるんだけど、HDMI が使えないのはめずらしい。
サスペンドが正常に働かないのは痛い。ノート PC の意味がない…。
次回「サスペンド解決編」に続く。
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