新卒エンジニアが出会って2ヶ月でCKA合格
新卒でKubernetes何もわからん状態で入社し、二ヶ月後にCKAを取得しました。
本記事では、Kubernetes何もわからん新卒エンジニアのために、自分が行なった試験対策について紹介したいと思います。
(そんな新卒がいるのかは怪しいですが...)
CKAについて
Kubernetes管理者認定(CKA)試験は、Kubernetes管理者としてのスキル・知識・能力を持つことの証明となる認定取得のための試験です。
自分は、CKA-JPを受験しました。試験官と日本語でのやりとりができます。
問題文は試験中に日本語、英語などの複数の言語を切り替えることが可能です。私は問題文は基本英語で曖昧な部分を日本語で見ていました。
費用
45430円
試験時間
2時間
合格ライン
66%
CKA対策前の状態
Kubernetes完全ガイドを1周して基本概念を理解しました。
CKAに向けた勉強内容
UdemyのCertified Kubernetes Administrator (CKA) with Practice TestsからPractice TestとMock Examをそれぞれ2周行いました。
講座は、見ていません。
わからない部分は、Kubernetesのドキュメントを雑に検索していました。
Kubernetesはドキュメントがすごく豊富で上記のPractice Testに関して言えば答えが見つからない問題はほとんどありませんでした。
それ以外の対策は特に行なっていません。
試験応募
受験する4日前に応募しましたがスケジュールも選択肢が多く、好きな時間帯を選べるので調整がしやすく助かりました。
私は、14時から16時の枠で応募しましたが実際は13時45分から16時15分くらいまでかかったので、合計2時間30分くらいでした。
時間には余裕を持って受けることをお勧めします。
試験当日
自宅で受験しました。
机の上には、キーボード、マウス、Macbook、モニターのみを置いていました。
試験開始前に試験官に部屋と机の周りを見せる必要があるのですが、自分はモニターに布を被せるように指示されました。
ですので、本番はMacbookのモニターのみで受験しました。
ですが、特に問題なく進めることができました。
試験時間は2時間ですが、自分は試験終了20分前くらいには1問を残して終わっていました。
(結局その1問は解けなかった...)
試験のボーダーラインは66%なので1問や2問解けなくても問題なく合格できます。
ですので、試験時間に関してはそこまで心配する必要はありません。
ですが、問題を解く順番は自分が確実に解ける問題から始めるのが良いと思いました。
自分は少しでも自信がなかったら飛ばして後から戻って解き直しました。
明らかに難易度が違う問題でも配点が同じだったりすることがあるのでとりあえず多くの問題を解くことをおすすめします。
試験結果は、24時間以内に通知がきます。
自分の場合は、試験終了から約16時間後にメールが来ました。
(1日以内に合格通知が来るのは最高ですね)
試験のTips
試験用のChromeプロファイルを作成する
CKAでは指定されたタブ以外を開くことが禁止されています。
ですので、思わぬ事故を防ぐためにも試験用のプロファイルを作成することを強くお勧めします。
ブックマークを作成する
よく以下のブックマークがお勧めされているようです。
自分は、Udemyの問題を解いていた時に公式Documentの検索を使っていたためそちらに慣れていたので上記のブックマークは使用せず、Kubernetesのドキュメントのみを追加していました。
自分に合うやり方で設定しましょう。
エイリアスを設定する
kubectlコマンドのエイリアスは絶対に設定しましょう。
Documentに記載のコマンドを打つだけですので特に覚える必要はありません。
試験開始直後にとりあえず設定しましょう。
kubectlに慣れる
試験時間について、心配する必要はないと言いましたがこれはkubectlに慣れている前提です。
一から、マニフェストを作っていてはなかなか時間がかかると思います。
個人的に必須で押さえておくべきコマンドは、
createコマンド、runコマンド、exposeコマンドの3つです。
上記3つのコマンドは検索せずとも打てるようになるととても良いと思います。
$ k run redis --image=redis --port=80 --target-port=80
$ k create deploy nginx-deploy --image=nginx --replicas=2
$ k expose deploy nginx-deploy --name=nginx-deploy-svc --port=80 --target-port=80
また、resource名の省略形も覚えておくと良いでしょう。
(svc、rs、ep、poなど)
終わりに
Kubernetesをハンズオン形式で学ぶことができ、とても勉強になる試験でした。
合格ラインも比較的易しく設定されているのでUdemyの問題を問題なく解けるようになっていればそれ以外の対策は必要ないと思います。
CKAを合格した頃には、さらにKubernetes何もわからん状態になっていると思います!
(自分はそうでした)
自分が理解していない事を知ることができるのでさらにKubernetesに興味を持つことになると思います!
てなわけで、次はCKSに向けて頑張ります!
P.S.
私は、試験前にトイレに駆け込む癖があるのですが問題なく許可してくれました。
体調管理に気をつけて受験してくださいね。
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