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技術書典18オフライン出展レポート「マスタリング AWS CDK」

に公開

2025年6月1日に開催された技術書典18にサークル参加してきました!AWS CDKを使いこなすために必要な周辺知識をまとめた本を書きました。

techbook-fes-cdk

個人ブログを書く機会があまりなかったので、今回はここにまとめてみました。普段は以下の会社ブログでAWS CDKや最近はAIコーディングエージェントなどについて技術ブログ書いてます。

https://dev.classmethod.jp/author/sato-tomoki/

書籍の執筆や印刷所への依頼などは実は5年以上前に一度だけ経験がありましたが、すっかり忘れていて半分初挑戦のような状態でした。後半にスケジュールなど備忘録として書いているので、今後書く方はよかったら参考にして下さい。

新刊の内容

AWS CDKを体系的に学習する資料はいくつかあるのですが、より現場で求められるような実践的なスキルに絞って解説するような本を自分でも書きたいと思っていたし、誰かが出してくれたらいいのになとも思っていました。ただAWS CDK登場から5年ほど経ちますが、書籍としてAWS CDKをメインに扱ったものはなく広まりにくいのでは?という課題感もあったので今回執筆してみました。

https://techbookfest.org/product/wEWtvT8aRZgzAcVSnE7wS8

AWS CDK自体の構造から、Lambda/ECSの小規模なサンプル実装、複数環境分離/パラメータ管理、構造の分離、テスト、CI/CDなど実際使い始めると必要になってくる知識を詰め込んでます。実際にコードを確認しながら読み進めることで、現場でありがちなトラブルをあらかじめ回避できます。電子版には11章目のおまけも付いています。

本に書いた内容は筆者自身が今まで多くの方に聞かれた内容や、自分が運営しているJAWS-UG CDK支部というコミュニティでよく発表されていた内容を盛り込んでいます。

https://jawsug-cdk.connpass.com/

もっとCDKを学びたいとなったら、今度カンファレンスも開催するのでぜひご参加ください!

https://jawsug-cdk.connpass.com/event/356357/

目次

目次はこちらで公開しています。

https://x.com/tmk2154/status/1924269091864645780

執筆スケジュール

ここからは今後技術書典などで本を書いてみたい人向けの共有です。

目次を作成した時点で、ChatGPTなどと壁打ちしながら大体のページ数150~200ページぐらいのボリュームになりそうだと想定して、以下のスケジュールで進めていました。

当初想定

ページ数多くなる想定だったので、当選前から少しづつ書き始める戦略で進めました。筆が早くないので1章が大体ブログ1,2本文(1~2日)の労力と想定し、最低でも15~20日分はぐらいはかかる想定でした。執筆は土日がメインなので、3ヵ月とGWがあればなんとか間に合うという目算でした。

  • 3月 執筆 1~3章
  • 4月 執筆 4~8章
  • 4/29~5/5 GW 執筆 9~15章+入稿前最終チェック
  • 5/10 入稿

実際のスケジュール

執筆していると大体3,4日に1章は書けましたが、途中でも校正作業で想定よりは多く時間がかかり、コミットログから短時間でも執筆した日を数えると28日分は作業していました。

実際進めていくと、途中で12~15章ぐらいまでは間に合わなそうなことがほぼ分かってきたので、優先度の低い章はカットして今の紙10章、電子11章に落ち着きました。またマークダウンをRe:VIEW形式にしたり、画像の配置など整形するための校正作業も2,3日は時間を使ったので余裕をもったほうがよさそうです。

  • 3月 執筆 1~2章、11章
  • 4月 執筆 3~8章
  • 4/29~5/5 GW 執筆 9~10章&表紙作成
  • 5/6~14 校正+入稿前最終チェック
  • 5/15 入稿

最終的には表紙を含めて全156ページにまとまりました。早めに入稿できたおかげで、印刷費も3割引で済みました。

当日の話

当日は常に人がごった返すようなことはなく、度々人が訪れる感じでした。技術書典には3回目ぐらいから大体参加していたのですがコロナ前のようなギチギチになるようなことはなく、見て回るのにすごしやすい環境でした。

朝が一番人が多くて買われるのかと思ってたのですが、昼以降の方が買われていました。体感的に一番売れていたのは14:00~15:00頃の時間帯です。やはり朝から来るの大変ですよね。

勢いで150冊印刷していて売れるか不安でしたが、当日だけでも100冊以上は購入いただけてありがたかったです!オンラインでも未だに売れているので、大量在庫は免れそうです。販売数や推移も正確に分かったら追記します。

それでも40冊ぐらいは余ったので、終了後入口近くのヤマト運輸さんのところで集荷してもらえてかなり助かりました。

体調良くなかったのであまり喋れませんでしたが、多くの方と少しコミュニケーションがとれたのでここが楽しいなと思えました。立ち読みしてくださる方の中には、AWS CDKを知らない方も多かったので、これも新鮮な感覚でした。1つのコミュニティにいると当たり前に感じてましたが、たまに外に出てみると実態がしれてよいです。

最後は太陽のトマト麺Nextで締めて帰り。うまかったなあ

最後に

技術書典3ぐらいから大体参加していて、一度7回目ぐらいに出展しようとしてコロナで中止になりそこから出展には疎遠な感じになっていました。今回時間をとり思い切って参加してみましたが、普段はX上でしか関わりのない方や、初めてお会いする方とも話すことができて、たくさんの収穫がありました。

執筆自体はまだもっとよくできるところはあるよなと思いつつも、結構よい構成にはなっていると思うのでよかったらサンプルや目次など見て、気になったら購入してみてください!6/15(日)までは紙の本も購入可能です。後、良ければ購入した方はXで感想をポストいただけるとすごく嬉しいです!

https://techbookfest.org/product/wEWtvT8aRZgzAcVSnE7wS8

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