間違って削除してしまった開発中のファイルを復活させる(かもしれない)3つの方法
はじめに
新規追加したファイルなど、バージョン管理されていないファイルを誤って削除してしまった場合、
なんとか復活させる方法を考えなければいけません。
が、多くの作業が消えてしまったショックから、冷静に考えられないことも多いかと思います。
そんな"まさか"のときのために、ファイルを復活させる方法をまとめます。
元に戻す(Undo)機能を試す
削除した直後では、元に戻す
機能を使って、削除してしまったファイルを戻せる可能性があります。
元に戻す機能は多くのエディタで、以下のショートカットで使用できます。
Windows
Ctrl + z
Mac
Command + z
大体のケースでは、これで復活されられると思います。ハッピー。
ゴミ箱を探す
OS やエディタによっては、削除してしまったファイルをゴミ箱に入れているだけ
の場合があります。
ゴミ箱を探してみましょう。
エディタのファイル履歴機能を試す
エディタによっては、ある期間ごとにファイルのバックアップを自動保存
してくれているものがあります。
今回は私が普段使用している、PHPStorm と VSCode について記載します。
(PHPStorm の機能については、JetBrains 社のエディタであれば同じ機能が搭載されていると思います。)
PHPStormの場合
PHPStorm では、デフォルトでファイルバックアップ機能が用意されています。
公式ブログ(https://blog.jetbrains.com/ja/2020/03/31/2927/)に手順が画像付きで詳しく書いてあるので、ここでは掻い摘んで説明します。
PHPStorm には、Local History(ローカル履歴)
と呼ばれる機能が用意さてれおり、デフォルトで 5 日分の履歴が保存されています。
Local History機能の使い方
- 消してしまったファイルを置いていたフォルダを選択する。
(わからなければ表示されている一番上のフォルダを選択) -
Ctrl + Shift + A
を押し、Action 検索ウィンドウを表示する。
(Mac の場合は、Command + Shift + A
) -
local history
と入力し、Local History
を選択する。 -
Show History
を選択する。 - バックアップの一覧が表示されるので、戻したいものを選択し、
Revert
をクリックする。
(※選択したフォルダのバックアップしか表示されないので注意)
これで、バックアップの状態に戻るはずです。
VSCodeの場合
私が調べた限り、VSCode にはデフォルトでバックアップ機能は用意されていなさそうです。
その代わり、拡張機能として追加できますが、インストールしておかないとバックアップを取ってくれません。
なので、悲劇が起きる前に、以下の拡張機能をインストールしておきましょう。
Local History
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=xyz.local-history
この拡張機能をインストールすると、作業しているフォルダに.history
フォルダが作られ、ファイルのバックアップが保存されていきます。
誤ってファイルを削除してしまった場合は、.history
フォルダのバックアップを使って、ファイルを復活させることができます。
まとめ
エディタのバックアップ機能に頼るのが一番確実かなと思います。
VSCode を利用している方は、急いでLocal Historyをインストールしましょう。
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