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間違って削除してしまった開発中のファイルを復活させる(かもしれない)3つの方法

2020/10/04に公開

はじめに

新規追加したファイルなど、バージョン管理されていないファイルを誤って削除してしまった場合、
なんとか復活させる方法を考えなければいけません。
が、多くの作業が消えてしまったショックから、冷静に考えられないことも多いかと思います。

そんな"まさか"のときのために、ファイルを復活させる方法をまとめます。

元に戻す(Undo)機能を試す

削除した直後では、元に戻す機能を使って、削除してしまったファイルを戻せる可能性があります。
元に戻す機能は多くのエディタで、以下のショートカットで使用できます。

Windows

Ctrl + z

Mac

Command + z

大体のケースでは、これで復活されられると思います。ハッピー。

ゴミ箱を探す

OS やエディタによっては、削除してしまったファイルをゴミ箱に入れているだけの場合があります。
ゴミ箱を探してみましょう。

エディタのファイル履歴機能を試す

エディタによっては、ある期間ごとにファイルのバックアップを自動保存してくれているものがあります。
今回は私が普段使用している、PHPStorm と VSCode について記載します。
(PHPStorm の機能については、JetBrains 社のエディタであれば同じ機能が搭載されていると思います。)

PHPStormの場合

PHPStorm では、デフォルトでファイルバックアップ機能が用意されています。
公式ブログ(https://blog.jetbrains.com/ja/2020/03/31/2927/)に手順が画像付きで詳しく書いてあるので、ここでは掻い摘んで説明します。

PHPStorm には、Local History(ローカル履歴)と呼ばれる機能が用意さてれおり、デフォルトで 5 日分の履歴が保存されています。

Local History機能の使い方

  1. 消してしまったファイルを置いていたフォルダを選択する。
    (わからなければ表示されている一番上のフォルダを選択)
  2. Ctrl + Shift + Aを押し、Action 検索ウィンドウを表示する。
    (Mac の場合は、Command + Shift + A)
  3. local historyと入力し、Local Historyを選択する。
  4. Show Historyを選択する。
  5. バックアップの一覧が表示されるので、戻したいものを選択し、Revertをクリックする。
    (※選択したフォルダのバックアップしか表示されないので注意)

これで、バックアップの状態に戻るはずです。

VSCodeの場合

私が調べた限り、VSCode にはデフォルトでバックアップ機能は用意されていなさそうです。
その代わり、拡張機能として追加できますが、インストールしておかないとバックアップを取ってくれません

なので、悲劇が起きる前に、以下の拡張機能をインストールしておきましょう。

Local History
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=xyz.local-history

この拡張機能をインストールすると、作業しているフォルダに.historyフォルダが作られ、ファイルのバックアップが保存されていきます。
誤ってファイルを削除してしまった場合は、.historyフォルダのバックアップを使って、ファイルを復活させることができます。

まとめ

エディタのバックアップ機能に頼るのが一番確実かなと思います。
VSCode を利用している方は、急いでLocal Historyをインストールしましょう。

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