【9/15】Codex CLI 大幅アップデート!GPT-5-Codexの性能・その他新機能を徹底解説
こんにちは、とまだです。
9/15 にOpenAIから大型アップデートが発表されましたね。
GPT-5-Codexという新モデルが登場し、機能も大幅に強化されました。
今回は実際に使ってみて分かった新機能と、実務での活用方法を解説します。
忙しい人のために要約
- GPT-5-Codexが登場し、コード生成の精度が大幅向上
- 画像入力対応でUIの説明やバグ報告が簡単に
- IDE拡張機能が登場し、VS Codeから直接利用可能
- コードレビュー機能でGitHub PRを自動チェック
- インターネットアクセス制限などセキュリティも強化
GPT-5-Codexの登場で何が変わったか
パフォーマンスの劇的な向上
GPT-5-Codexは、エージェント型コーディングに特化して最適化されたモデルです。
ベンチマークテストでは以下の改善が確認されています。
- SWE-benchの精度: 72.8% → 74.5%
- リファクタリング精度: 33.9% → 51.3%
数値だけ見ると小さな変化に見えるかもしれませんが、日々の開発、特にリファクタリング作業においては、効果が実感できるはずです。
動的な処理時間の調整
新しいCodexは、タスクの複雑さに応じて処理時間を自動調整します。
簡単なタスクの場合:
- 以前より93.7%高速に処理
- 対話がよりスムーズに
複雑なタスクの場合:
- 最大7時間以上の自律的な作業が可能
- テスト実行とバグ修正を繰り返し実行
処理速度と精度のバランスが最適化されたことで、実用性が格段に向上しています。
アップデートされた主要機能
今回のアプデの中で特に注目している情報について抜粋しておきます。
1. 画像入力のサポート
ワイヤーフレームやスクリーンショットを直接Codexに渡せるようになりました。
使い方は簡単です。
Codex CLIを開いているコンソール上に画像をドラッグ&ドロップするだけです。
# Codex CLI コンソールで画像を添付
[image 1011x492 PNG]
UIのバグ報告も楽になります。
スクリーンショットを撮って「このレイアウト崩れを修正して」と伝えるだけです。
事前にモックアップを nano-banana で作って、それを元に開発させるといったこともスムーズになります。
2. 進捗管理機能
複雑なタスクでは、To-Doリストが自動生成されます。
# イメージ
タスク進捗:
✓ APIエンドポイントの作成
✓ データベーススキーマの設定
→ フロントエンド実装中...
テストコードの作成
デプロイ設定
現在の作業状況が一目で分かります。
長時間の作業でも、どこまで進んだか把握できて安心です。
3. 外部ツール連携(MCP対応)
Model Context Protocol(MCP)により、外部システムとの連携をコマンドでできるようにもなりました。
データベース接続など、より実践的な開発が可能です。
設定例(公式より引用):
# Add a server (env can be repeated; `--` separates the launcher command)
codex mcp add docs -- docs-server --port 4000
# List configured servers (pretty table or JSON)
codex mcp list
codex mcp list --json
# Show one server (table or JSON)
codex mcp get docs
codex mcp get docs --json
# Remove a server
codex mcp remove docs
まとめ
GPT-5-Codexの登場により、Codex CLIはさらに実用的な開発ツールに進化しました。
特に画像入力とコードレビュー機能は、日々の開発作業を大きく変える可能性があります。
実際の開発フローに組み込んで、まずは他を実感してみてはいかがでしょうか。
私も色々と試してまた記事にしたいと思います。
参考リンク
別の記事で基本的な使い方を解説していますので、初めての方はそちらも参考にしてください。
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