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ストーリーポイントについての考え方

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ストーリーポイントとは?

ストーリーポイントとは対象の規模や大きさを表す相対的な数値であり、複雑さやリスクを踏まえたものである。

  • 作業の大きさを表す指標
  • あるタスクに対してのどれだけ工数がかかるかの指標
  • ひとまとまりの作業に対してポイントを付ける
  • ストーリーポイントは作業アイテムの大きさと複雑さの目安となる基準
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スクラムガイドでのストーリーポイントに関する記述

スクラムガイドにはストーリーポイントという単語は出てこない。

一応関連するっぽい記述は以下の箇所になりそう。

プロダクトバックログ
プロダクトバックログは、創発的かつ順番に並べられた、プロダクトの改善に必要なものの⼀
覧である。これは、スクラムチームが⾏う作業の唯⼀の情報源である。
1 スプリント内でスクラムチームが完成できるプロダクトバックログアイテムは、スプリントプ
ランニングのときには選択の準備ができている。スクラムチームは通常、リファインメントの
活動を通じて、選択に必要な透明性を獲得する。プロダクトバックログアイテムがより⼩さく
詳細になるように、分割および定義をする活動である。これは、説明・並び順・サイズなどの
詳細を追加するための継続的な活動である。多くの場合、属性は作業領域によって異なる。
作業を⾏う開発者は、その作業規模の評価に責任を持つ。開発者がトレードオフを理解して選
択できるように、プロダクトオーナーが開発者を⽀援することもできる。

https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf

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ストーリーポイントはなぜ必要なのか?

ストーリーポイントをどれだけ消化できたかというベロシティが分かれば、計画のときにその値を参考にして計画を立てたり、将来を予測したり、改善に役立てたりすることができるようになる。

※ベロシティ: 開発速度、開発作業量を表す指標、1 sprint で消化したストーリーポイントの合計
ベロシティは安定している方がプランニングがやりやすい

ストーリーポイントが役立つ場面

予測、見積もりが必要な場面

スプリントプランニング

過去のスプリントのベロシティを基準にして、そのスプリントでどの程度タスクを入れることができるか判断する。

中長期的な予測

残りのスプリント回数がおおよそ決まっているときに、どこまで達成できそうかを予測する。
実現する必要があるプロダクトバックログアイテムが決まっているときに、何スプリントかかりそうかを予測する。
プロダクトオーナーがプロダクトのロードマップを考える際にどれだけそのストーリーに工数が役立つ。

改善のため

ベロシティの数値、1つのタスクのストーリーポイントを見て要因を分析する。

  • ベロシティをみて要因を分析する
    • 乱高下している場合、その理由を深掘りする
    • 下がっている場合の分析
    • 上がっている場合の分析
  • 1つのタスクのストーリーポイントを見て分析する
    • 8point以上のタスクに時間がかかり過ぎている場合は、分割した方がよさそうなど