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2025年8月版React UIライブラリ一覧比較ガイド

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UIライブラリ統合一覧

用途 ライブラリ リリース 頻度 GitHub 状況 学習 柔軟性 モダン アクセシビリティ フレーム
高度なUI制御\ チーム開発、UI品質重視\ 完全にデザインを制御したい shadcn/ui 2022〜 約 65K 活発 React
Radix UI 2020〜 約 17K 活発 React
Headless UI 2021〜 約 12K 活発 React
企業向け、標準UI\ チーム開発、UI品質重視 MUI 2014〜 約 96K 活発 React
企業向け、データ集約型アプリ開発\ チーム開発、UI品質重視 Ant Design 2015〜 約 90K 活発 React
サービス向け、デザイン固定\ チーム開発、UI品質重視\ 標準UI Chakra UI 2019〜 約 40K 活発 React
ビジネス向けウェブアプリ\ シンプルなデザインシステム Evergreen 2018〜 約 12K 活発 React
データ集約型、デスクトップアプリ\ ビジネス向けウェブアプリ Blueprint 2016〜 約 21K 活発 中〜高 React
デザイン再現重視のPJ\ 完全にデザインを制御したい\ シンプルで軽量 Tailwind CSS 2017〜 約 80K 活発 中〜高 汎用(React等)
シンプルで軽量なPJ\ 柔軟なカスタマイズ Bulma 2016〜 約 48K 活発 汎用(CSS)
Next.jsでの開発\ パフォーマンス重視 NextUI 2022〜 約 19K 活発 React(Next.js特化)
BootstrapデザインのReact利用\ 素早いプロトタイプ開発 react-bootstrap 2015〜 約 22K 活発 React
モバイルファースト\ アクセシビリティ重視 Grommet 2016〜 約 8K 活発 React
直感的なコーディング Semantic UI 2014〜 約 51K 停滞 React/汎用
マテリアルデザインの簡単実装 Materialize CSS 2014〜 約 38K 停滞 汎用(CSS)
ハイブリッドモバイルアプリ開発 Onsen UI 2014〜 約 9K 停滞 汎用(Vue/Angular等)
超軽量シンプル\ パフォーマンス重視 Pure.css 2013〜 約 22K 停滞 汎用(CSS)

項目ごとの補足説明

1. 用途

各ライブラリの主要な役割や強みを示しています。複数の用途を持つライブラリは、最も関連性の高いものを複数記載しています。

2. リリース

ライブラリの最初の主要リリース年です。新旧の判断の目安となります。

3. 頻度

ライブラリの人気度や利用の多さを相対的に評価した指標です。GitHubスター数やnpmダウンロード数に基づいています。

  • : 広く普及しており、多くの開発者に支持されている。
  • : 一定のユーザーベースがあり、特定の分野でよく使われる。
  • : 全体的な利用は少ないが、特定のニッチな用途で利用される。

4. GitHub

GitHubのスター数を示しています。これはライブラリの人気度を測る一般的な指標です。

  • ※ 表に記載されている数値は、2025年8月時点の概算値です。

5. 開発状況

ライブラリの現在の開発活動の活発さを示します。

  • 活発: 定期的にコミットや新しいリリースが行われている状態。
  • 停滞: 最終更新から期間が空いており、新しい機能追加やバグ修正が少ない状態。

6. 学習コスト

ライブラリを使い始めるために必要な時間と労力の目安です。

  • : 既存の知識(例: CSS)が活かせるため、比較的早く習得できる。
  • : 独自のルールや記法を学ぶ必要がある。
  • : 独自の設計思想や概念を深く理解する必要がある。

7. デザイン(柔軟性)

開発者がどれだけ自由にデザインをカスタマイズできるかを示します。

  • ◎(非常に高い): ヘッドレス(UIを持たず機能のみ提供)またはユーティリティファースト(クラス名を組み合わせてデザイン)のライブラリ。完全に自由なデザインが可能。
  • 〇(中程度): テーマベースのライブラリ。提供されたデザインシステムをベースに、色やフォントなどを調整できる。
  • △(低い): デザインがあらかじめ強く定められており、変更が限定的。

8. モダン

ライブラリのデフォルトデザインが、現代のトレンドに合っているかという主観的な評価です。

  • : 最新のデザイントレンド(例: ミニマリズム、クリーンなUI)に沿っている。
  • : 現代的ではあるが、最新のトレンドからは少し離れている可能性がある。
  • : 古いデザインスタイルで、そのままでは現代的な見た目を出すのが難しい。

9. アクセシビリティ

障がいを持つ人を含む、あらゆるユーザーにとっての使いやすさを評価したものです。

  • ◎(非常に高い): WAI-ARIAガイドラインに厳密に準拠しており、キーボード操作やスクリーンリーダーへの配慮が十分になされている。
  • 〇(中程度): 標準的なアクセシビリティ対応はされているが、より高度な機能は開発者自身の実装に依存する。
  • △(低い): アクセシビリティへの配慮が不足しており、別途実装が必要となる場合が多い。

10. フレームワーク

ライブラリがどのフロントエンドフレームワークで主に使用されるかを示します。

  • React: 主にReact環境で利用されるライブラリ。
  • 汎用(CSS): 特定のフレームワークに依存せず、CSSとして使用できる。
  • 汎用(React等): React以外のフレームワークでも利用可能。

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