Performance Insightsのモニタリングビューが新しくなってInnodbなどのメトリクスが扱いやすくなった
この記事は AWS(Amazon Web Services) Advent Calendar 2023 の20日目の記事となります。2日ほど公開遅れました。
概要
- Performance Insightsの旧モニタリングビューが2023年12月15日に終了し、新モニタリングビューに移行する
- 2023年12月22日現在でも旧モニタリングビューへ切り替えはできるがそのうち見えなくなるはずです
- 新モニタリングビューがいつから見えるようになっていたかは覚えていないです...
- 旧モニタリングビューでも、Innodb_rows_readなどはカウンターメトリクスとして見えていたが、新モニタリングビューではCloudWatchのメトリクスとしても扱いやすくなり便利になった
※前提:Aurora MySQLを使っている想定で書いています。全てのRDS/Auroraで同じ保証はありません。
新モニタリングビューでInnodbメトリクスの見方
旧モニタリングビューではどうだったか
旧モニタリングビューでは、「メトリクスを管理する」からdb.SQL.Innodb_rows_read.avgを選択すると以下のように見えていました。
これはこれで見やすいと思うのですが、あくまでもPerformance InsightsのUIの中でしか見れず、CloudWatchのDashboardで他のメトリクスを観察している場合は画面の行き来が必要でした。
(自分が知らないだけでCloudWatchにエクスポートすることもできたかもしれません)
また、CloudWatchや他のモニタリング機能で使われているグラフコンポーネントと違うので拡大したい期間をマウスで選択してフォーカスするようなこともできませんでした。
新モニタリングビューでInnodbメトリクスをみる
指標を見たいDBのページで、デフォルトではディメンションが選択してあると思うのでメトリクスを選択します。
CPU使用率や空きメモリなどたくさんのメトリクスが用意されています。
その中に、DML(行/秒)というものがあるのが確認できるかと思います。このメトリクスを見ると、
- Innodb_rows_deleted.avg
- Innodb_rows_updated.avg
- Innodb_rows_inserted.avg
を見ることができます。
良い感じですね🙆
・
・・
・・・
「Innodb_rows_read」がない!!!
と自分はなりました。
他のグラフの中にあるのかと思い探しましたがありませんでしたが色々触っていると解決しました。
結論としては、「ダッシュボードをカスタマイズする」必要があるようです。
その手順を見ていきます。
- こちらのプルダウンメニューからカスタムダッシュボードを選択します
- 「+ウィジェットを追加」するを選択します
- データベースメトリクス > SQL から Innodb Rows Read を選択して、ウィジェットを追加します
これで、Innodb Rows Read を表示することができます!
これで、「CloudWatchにエクスポート」機能を使ってDashboardに統合したり、メトリクスとして扱えるのでアラームなどの設定ができるようになりました🎉
まとめ
以上、Performance Insightsのモニタリングビューが新しくなってInnodbなどのメトリクスが扱いやすくなった件について紹介になります。
Performance Insights自体の説明は公式からも入門ブログが出ていたりしますので、少しずつ触って慣れていくのが良いのかなと思っています。
この記事が、誰かのお役に立つことがあれば幸いです。
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