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【感想・レポート】SRE Next 2023 基調講演: ギークがイオンに飛び込んだ結果がやばい
Intro
- 2009年にGoogleにSREとして入社. 当時は定義も浸透していなかった.
- SysOps -> CorpSRE
- SWE
- SRE
- Google SREの醍醐味
- 毎日1億人以上のユーザーにサービス提供
- 1分間に70時間分以上の動画アップロード
- データセンターは世界中に数十個
- ネットワークは毎日不調
- データセンターメンテナンス、EOL
- 停電
- SWEアップデート
- 印象的なプラクティス
- BorgTaskのキャパシティプランニングは大陸内DCでN+1, 大陸間DCでN+2の冗長性を確保する
本題
- タイトルはノリで作ったので内容は過激でないはずなので安心して欲しい
- イオン入社の経緯
- 2020年
- Retty CTO, ヤフー・ギグパートナーで新しいこと探す
- イオンの副社長と話せる機会、フェローならアリと思っていた
- →採用の面接だった・・・
- イオン副社長
- デジタルシフトについて熱弁
- イオンのCTOを探している
- イオングループ共通ID
- 中国の知見を活かし、日本をアップデートしたい
- コロナで外食産業は甚大な影響、タイミング、フェローなら → 辞退- 2022年03月イオンネクストCTOとして参画
- イオンネクスト: 新規事業の創出面で、イオングループのDXの中核を担う
- 多額の出資をしたものの課題が山積
- 専任のCTOが必要
- 結果として、イオンネクストCTOとして参画して正解だった
- グリーンビーンズが大幅に遅延していたかも
- 社内スタートアップのようなものが多数
- ジェットコースター
- リーンスタートアップ
- →自分が向いていると思った - 例
- ソースコードを確認するのに数週間かかった
- 会議で聞く進捗とソースコードに大幅なギャップ
- 外注メイン、オフショア
- 対策
- 内製化チームの立ち上げ: ソースコードを中心とした開発文化を作る
- 組織を作るだけでなく牽引: 設計、ブランディング、採用
- 現場が主役
- その他: 経営会議、CPOの一部など
- マイクロ・カンパニーズ・アーキテクチャ
- イオングループ300社が独立して運営する実態に合わせるための設計
- 定義
- カンパニーはコンポーネントの集合
- コンポーネントはマイクロサービスの集合
- カンパニーはソフトウェアで記述される
- 経営でも活用する
- GitHubリポジトリを勘定科目と連動、資産計上の自動化
- 生成AIが経営顧問をやる
- 答えは1つではない
- 全部入りコンテナ (Retty)
- ZeroOpsの実現
- 無メンテでMAU2000万
- ZeroOpsの実現
- 全部入りコンテナ (Retty)
- コンピュータサイエンスの基礎を理解すれば応用範囲が増える
- static link, dynamic link
- イオンネクストにおいて、Reliabilityは会社のDNA
- グリーンビーンズサービスの根幹
- QAやヘルプデスク
- SREを経営の主役に位置付け
- 監査役などからも指摘
感想
- GoogleのSRE聡明期?の頃を経験されている方の貴重な話が聞けた
- 改めて、キャリアはタイミングが重要なのは前提にあると感じたが人同士の繋がりやマッチするかが大切だと感じた
- 「コンピュータサイエンスの基礎を理解すれば応用範囲が増える」は便利なクラウドサービスやツールが増えている今だからこそ基本的なことが大事だと実感した
- マイクロ・カンパニーズ・アーキテクチャや、Reliabilityは会社のDNA、経営でも活用する、などは、これまでの自分の中にはない考え方で、視座の高さ、視野の広さを感じた
- 「新しいチャレンジ」と「自分が向いているか」という観点は、自分を客観視や経験の棚卸しができていることが前提となったり大事だと思うと同時に、「飛び込んでみたら向いていると気付いた」のような両面がある気がしたので、丁寧に考えるところと大胆に挑戦するところのバランスが大切だと思った
Discussion