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Salesforceのタイムゾーン選択肢が多すぎる問題を解決してみた話|Chrome拡張「FormFilter+」を作ってみた
Salesforceのタイムゾーン選択肢が多すぎる問題を解決してみた話|Chrome拡張「FormFilter+」を作ってみた
こんにちは、Salesforce開発者のKyoheiです!(Pathfinder 7期生🧭)
今日は少し趣向を変えて、Salesforceの画面操作におけるちょっとした“困りごと”と、それを解決するために自作したChrome拡張機能「FormFilter+」についてご紹介します。
❓ きっかけは Pathfinder Slack のこの声
「タイムゾーン選択、選択肢多すぎてスクロール疲れる…」
皆さんもいじっているであろう、Trailheadで「ユーザ設定」画面などに出てくる異常に長い<select>のリスト。
タイムゾーンや言語、ロケールなど、選択肢の量が多すぎて疲れる問題、皆さんも一度は経験あるのではないでしょうか?
🔧 解決策を色々検討してみた
- ApexやDataLoaderで設定 → 初心者には敷居が高い…
- 既存のChrome拡張(Select filter系) → Salesforceの画面ではうまく動かない or 不安定…
うーん、なかなか「これだ!」というものがない…
🤖 そこで、ChatGPTの力を借りながら、自作してみました。
🛠️ 作ったもの:Chrome拡張機能「FormFilter+」
Googleの公開審査も無事通過して、現在Chromeウェブストアにて無料公開中です!
✨ できること(ざっくり紹介)
-
Alt + Shift + Fで、任意の<select>にフィルター入力欄を追加 - 長い選択リストでも、リアルタイムに候補絞り込み可能
- よく使うキーワードを保存 → ワンクリックで呼び出し可能
- 英語/日本語切替対応
- 軽量&外部通信なし、安全設計
📌 対応:デスクトップChromeのみ(モバイル&他ブラウザ未対応)
📝 よく使うワードの登録例(タイムゾーン系)
- 日本語
- 英語(アメリカ合衆国)
- English (United States)
→ このあたりをプリセット登録しておくと便利です!
🧪 今後の改善予定
-
<select>以外のLightningコンポーネントでの対応 - 「空行を選択したい画面」などへの対応
- UI微調整やカスタムスタイル対応(予定)
🛡️ セキュリティについての補足
「この拡張、すべてのWebサイトにアクセスって出て怖くない?」
という方へ:
- 実際に読み取っているのは「placeholderが
Filterまたは絞り込みと書かれた<input>」だけ - ソースレビュー済み(Googleの審査通過済み)
- 外部通信・ログ送信など一切なし
- 必要に応じて「Salesforceのドメインのみ許可」などChromeで設定可能です
📘 参考:拡張機能の権限を限定する方法(Impress記事)
🙌 フィードバックお待ちしています!
もし使ってみて「ここちょっと微妙」「こんな機能あったらいいな」などあれば、
ぜひSlackのスレッドやX(@TK_Salesforce)までご連絡ください!
今後も、Salesforceの操作を少しでも快適にするツールやTipsを発信していければと思います。

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