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DCH版cuda12.2インストール済みのWindowsPCにStandard版cuda10.1をインストールし共存させる
1. はじめに
いままでUbuntu20.04
上でDockerを使用して、tensorflow2.2.0
の学習環境を整えて学習を行ってきましたが、Windows 10 Enterprise LTSC
のWindows PCでも学習を行いたいという要望が出てきたので、環境を移植し、動作の確認を行いました。
Windows PCのcudaバージョンは12.2
(23-0913時点で最新)で、tensorflow2.2.0
の推奨環境は10.1
です。
しかしcudaが11.8以上でないと動かない別ソフトが存在するため、10.1
までダウングレードを行うことができません。
そのため、cuda12.2
とcuda10.1
を共存させ、どちらも動くような環境に調整しました。
また、今回GPUはT1000
を使用しています。
2. 手順
手順は簡単で、指定されたバージョンのcudaとcuDNNをインストールするだけです。
2.1 Cudaインストール
よりcudaをインストールします。違うバージョンが必要な場合はダウンロードしたいバージョンを調べていただくと出てくると思います。
以下赤枠をクリックして、インストーラーをダウンロードします。
インストーラーを起動します。
インストールオプションをカスタムに変更します。
コンポーネントをCUDAのみにチェックをし、インストールを行います。
環境変数を確認すると、cuda10.1のパスが追加されていることが確認できます。
2.2 cuDNNインストール
ダウンロード後はファイルを展開し、中身をフォルダごと以下cudaのフォルダに配置します。
C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.1
2.3 確認
nvidia-smi
で確認を行います。
cudaバージョンが12.2で表示されています。
また学習を行うと、正しくGPUが認識していることがわかります。
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