GitHub Student Developer Packの全サービス紹介【2025年最新版】
GitHub Copilotを利用するためにGitHub Educationに登録したら他にも色々特典があることに気づきました。調べたら特典めちゃくちゃ多かったし、日本語で列挙してる記事も見つからなかったので2025年5月現在の特典を全部洗いだしてみたいと思います。
GitHub Student Developer Packの公式サイトは以下のURLから↓
はじめに
GitHub Student Developer Packとは?(概要、対象者、申請方法)
GitHub Student Developer Packは、世界中の学生がプロの開発現場で使われている有料ツールやサービスを、無料または大幅な割引で利用できる特典パッケージです。GitHubが教育支援の一環として提供しており、プログラミング学習や開発プロジェクト、ポートフォリオ作成、就職活動など、学生生活のさまざまな場面で役立ちます。
対象者は、13歳以上の高校生・大学生・専門学生など、教育機関に在籍している学生です。申請時には、学校発行のメールアドレスや学生証の写真など、在籍を証明できる書類が必要です。名前を本名にしなければいけなかったり、学生証に英語の訳がないと受理されなかったりと意外とつまづくポイントがありますが、指示通りに申請すれば通ると思います。
2025年版の最新情報(変更点、注目サービス)
2025年5月時点のGitHub Student Developer Packは、80以上のサービスが利用可能で、年々内容が拡充されています。
特に注目すべき最新のポイントは以下の通りです。
- AI関連サービスの充実
GitHub Copilotが学生は無料で利用可能になり、AIを活用した開発体験ができる。NotionのAI機能もEducationプランで利用できる。(Nortionは自分の環境だと使えなかったです。) - クラウド・インフラ系の強化
Microsoft AzureやDigitalOcean、Herokuなど、クラウドサービスのクレジットや無料枠が拡大。実際のWebアプリやAPIのデプロイ、インフラ構築を学生のうちから体験できる。 - 学習・ポートフォリオ支援の拡大
DataCamp、Educative、FrontendMasters、Scrimbaなど、プログラミングやデータサイエンスの学習プラットフォームが複数追加。Canva、Vismeなど、ポートフォリオやプレゼン資料作成にも役立つサービスが揃っている。 - セキュリティ・分析ツールの追加
1PasswordやDatadog、New Relic、Sentryなど、現場で使われるセキュリティ・監視ツールも利用可能。 - ドメイン・Web制作支援
NamecheapやName.com、.TECHなど、独自ドメインの無料取得やSSL証明書の提供もあり、ポートフォリオサイトや個人ブログの立ち上げも簡単。
このように、2025年版はAI・クラウド・学習・セキュリティ・デザインなど、あらゆる分野の最新サービスが網羅されています。
ここからはサービスのカテゴリ別に箇条書きしていきます。中には、複数カテゴリにまたがるものもあります。
Cloud(クラウド)
- Microsoft Azure
$100分のクレジット+25以上のクラウドサービスが無料! - DigitalOcean
$200分のクレジット(1年間) - Heroku
月$13分のクレジット×24ヶ月 - New Relic
オブザーバビリティプラットフォーム。$300/月分無料 - Microsoft Visual Studio Dev Essentials
Azureサービス1年分+開発ツール - Microsoft Azure (13-17歳向け)
13-17歳向けAzureサービス無料
正直Azureだけでも大体のことが出来るのではないでしょうか。
詳細は下記のサイトで確認できます。
Design(デザイン)
- Canva
Proプラン無料(テンプレート・素材使い放題) - Bootstrap Studio
レスポンシブWebデザインツール。学生期間中無料 - Polypane
Web開発用ブラウザ。1年無料 - IconScout
アイコン・イラスト素材。毎月60点無料 - Icons8
アイコン・イラスト・写真。3ヶ月無料 - Visme
プレゼン・資料作成。3ヶ月無料 - Octicons
GitHub公式アイコンライブラリ - Xojo
クロスプラットフォーム開発ツール。Proライセンス無料
デザイン系は疎いですが、Canvaはパワーポイントに代わる資料作成アプリとして結構有名ですよね。Proプラン無料はなかなか熱いのではないでしょうか。ほかにもBootstrap Studioなどの開発用のデザインツールも使えるのがいいですね。
Developer tools(開発ツール)
- GitHub Pro
プライベートリポジトリ等が無料 - GitHub Copilot
AIペアプログラマー。無料 - JetBrains
IntelliJ/PyCharmなどIDEが学生期間中無料 - GitHub Codespaces
クラウド開発環境。Proレベル無料 - GitHub Pages
静的Webサイトホスティング。無制限 - GitHub Desktop
デスクトップGitクライアント。無料 - GitLens
VSCode用Git拡張。GitKraken Proも利用可 - GitKraken
Gitクライアント。Proライセンス無料 - WorkingCopy
iOS用Gitクライアント。Pro機能無料 - Tower
Gitクライアント(Mac/Win)。Proライセンス無料 - Travis CI
CI/CDサービス。プライベートビルド無料 - BrowserStack
クロスブラウザテスト。1年無料 - LambdaTest
クロスブラウザテスト。1年無料 - PopSQL
SQLエディタ。Premiumプラン無料 - SQLGate
SQL IDE。Standard機能1年無料 - Testmail
テスト用メールアドレス生成API。Essentialプラン無料 - Appwrite
BaaS(バックエンドサービス)。Proプラン無料 - Termius
SSHクライアント。Pro/Team機能が無料 - CodeScene
コード品質分析。学生アカウント無料 - Codecov
コードカバレッジ計測。全リポジトリで無料 - Sentry
エラー監視。1年無料(条件あり) - Imgbot
画像最適化Bot。全リポジトリで無料 - GitHub Community Exchange
学生コミュニティ。OSS貢献・コラボ支援 - OpenSauced
OSS貢献支援ツール・コース - GitHub Foundations Certification
GitHub認定試験の初回受験料無料 - Notion Template Collection
Notionテンプレート集
なんといっても、GitHub Copilotが汎用的に使えて便利だと思います。一方で、最近はCursorとかGoogle AI Proとか学生無料プランがあるのでそっちを使ったほうが良いかもしれません。
Domains(ドメイン)
- Namecheap
.meドメイン1年無料+SSL証明書1年無料 - Name.com
15種類以上のドメインから1つ無料(1年間) - .TECH
.techドメイン1年無料
ちょっと調べた感じ、どこも大体1年間無料で、日本のお名前.comでも最初の一つ無料になっているので、どこも大体同じ感じかなと思います。ちなみに、Name.comの15種類のドメインっていうのが、
.rocks
.ninja
.games
.codes
.systems
.studio
.email
.works
.software
.engineer
.live
らしいです。.ninjaとかなんかかっこいいですね(小並感)
Infrastructure & APIs(インフラ・API)
- MongoDB
Atlasクレジット$50+認定試験無料 - Stripe
決済API。最初の$1000分の手数料無料 - Bump.sh
APIドキュメント自動生成。Standardプラン無料 - Pageclip
静的サイト用フォームサーバー。基本プラン無料 - Adafruit
IoTクラウド1年無料+ハード割引 - Doppler
シークレット管理。Teamプラン無料 - Cryptolens
ソフトウェアライセンス管理。10ライセンス無料 - Vaadin
Java用Webアプリフレームワーク。Proサブスクリプション無料
まだ全然使ったことない領域なので何とも言えないですけど、聞いたことあるものがちらほらといった感じですね。Stripeとか使って$1000分稼いで手数料払わなきゃいけなくなるくらいまで稼いでみたいです。
Internet of Things(IoT)
- Arduino
Arduino Cloud 6ヶ月無料+ハード割引 - Adafruit
IoTクラウド1年無料+ハード割引
ハード系は全然わからないですが、一応割引価格でハードが買えるみたいです。
Learn(学習)
- Codedex
プログラミング学習プラットフォーム。6ヶ月間プレミアム無料 - DataCamp
データサイエンス学習。3ヶ月無料 - Educative
実践型プログラミング学習。6ヶ月無料+30%割引 - FrontendMasters
JavaScript/フロントエンド学習。6ヶ月無料 - Scrimba
インタラクティブ学習。1ヶ月Proコース無料 - Github Campus Experts
技術コミュニティリーダー育成プログラム - GoRails
Ruby/Rails学習動画。12ヶ月無料 - AlgoExpert
コーディング面接対策。20問無料+10%割引 - InterviewCake
コーディング面接対策。1週間フルアクセス - Thinkful
Web開発コース。1ヶ月無料
どのサイトも基本英語なので英語苦手な人は厳しいかもしれませんが、ちょっと見た感じ結構有用そうでした。特にCodedexはゲーム風になってて個人的にめちゃくちゃ面白そうだなと思いました。
Productivity(生産性・タスク管理)
- Notion
Educationプラン+AI機能が無料 - PomoDone
ポモドーロ式タスク管理。2年無料 - HazeOver
Mac用集中支援アプリ。無料ライセンス - 1Password
パスワード管理。1年無料+開発者ツール - Visme
プレゼン・資料作成。3ヶ月無料
nortion使えなかった...(二回目)
Security & analytics(セキュリティ・分析)
- Datadog
クラウド監視。Proアカウント2年無料 - Blackfire
コードパフォーマンス計測。Developerプラン無料 - AstraSecurity
Webサイトセキュリティ。6ヶ月無料 - New Relic
オブザーバビリティプラットフォーム。$300/月分無料 - Doppler
シークレット管理。Teamプラン無料 - CodeScene
コード品質分析。学生アカウント無料
有名なサイトのサービスを利用していたら大体機能として付属していそうですけどどうなんでしょうか。結構玄人向けな気がしています。
Mobile(モバイル)
- Termius
SSHクライアント。Pro/Team機能が無料 - WorkingCopy
iOS用Gitクライアント。Pro機能無料
まとめ
以上になります!
正直知らないサービスがいっぱいあったので、いろんなサイトを見に行くだけでも勉強になりました!
これらのサービスを全部駆使したら大体のことはできそうです。就活のポートフォリオにもなりそうなので、僕もうまく活用していきたいと思います。
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