👓

ARCore Streetscape Geometry APIとGeospatial APIを試してみた

2023/07/10に公開

ARCoreのStreetscapeGeometry APとGeosptatialAPIを試した感想について書いていきます。

Geospatial APIとは

GoogleがGoogle I/O 2022で発表したVPS(Visual Positioning Service/System)です。VPSは、カメラ映像とスキャン済みの空間情報を照合して、仮想と現実の空間を位置合わせする技術です。

詳細はこちら

Geospatial APIを使うと、こんなものが作れます。

https://youtu.be/Tb2qlddVK1g

https://youtu.be/j018s2p_2tI

https://youtu.be/qQPnf2ktvLI

https://youtu.be/FoRS8Wfwntw

https://youtu.be/SRBSL8GHn9o

https://youtu.be/tAzjqw3i80o

https://youtu.be/G7xw76i2rcE

https://youtu.be/dAFxJ8MZSYI

https://youtu.be/X5UtE_8sKyY

https://youtu.be/jr7ID5qaauo

https://youtu.be/0iZUUgVjqYI

https://youtu.be/kHDpf2qpHZo

https://youtu.be/BtUDq75CZJ4

https://youtu.be/wwsbvU53GbI

https://youtu.be/fLpS3cHnXL8

ARCore Streetscape Geometry APIとは

  • Streetscape Geometry APIを使用すると、ユーザーの周りの建物のジオメトリを取得できます。
  • 2023年公開。
  • 半径100メートル以内に3Dメッシュを取得できます。
  • Streetscape Geometry API は Android と iOS で利用できます。

StreetscapeGeometry APIの動作例

StreetscapeGeometry APIを使うとこんなものが作れます。

https://youtu.be/_QnwOI-WvB4

https://youtu.be/jVvSwGdgAPQ

https://youtu.be/Fu3GP7FIbZc

同じように見えるけど何が違うのか?

Geospattial API

  • VPSなので、正確な現在位置の情報を取得することだけができる。
  • 建築物や地形のジオメトリを出現させる場合は、別サービスが提供する建築モデル(国土交通省のPLATEAUなど)と組み合わせる必要がある。
  • 建築モデルは位置合わせをして出現させる必要がある。とてもめんどくさい。
  • LOD1やLOD2の建築モデルを個別にダウンロードして、位置合わせなどをする必要がある。

Streetscape Geometry API

  • 正確な現在位置を取得し、さらに建築モデルと地形モデルを選択して取得できる。
  • APIだけで、半径100mの建築物や地形モデルをバックグラウンドで自動取得できる。
  • LOD 2 (一部LOD1)の忠実度の高い屋根形状を反映したジオメトリが取れる。

まとめ

Streetscape Geometry APIを使うことで、現実建築物の上にさまざまな演出を加えることができます。とても便利なので使っていきましょう。

この記事を読んで、Streetscape Geometryについて気になった方は、ARCore Streetscape Geometry APIを簡単に呼び出せるパッケージライブラリを公開したので使ってみてください。
tichise/streetscape-geometry: A library for calling the ARCore Streetscape Geometry API.

Discussion