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国コードの異なるIAP-205とIAP-207でクラスタを構成する
背景と課題
リビングにArubaのIAP-205-USが設置してあって、リモートワークに伴い仕事部屋にUniFi Dream Machineを導入したけど、リビングと仕事部屋を行き来する時にスマートフォンが掴む無線LANアクセスポイントがスムースに切り替わらず不便を感じていた。
IAP-207-JPを仕事部屋に導入し、リビングのIAP-205-USとクラスタを構成することで上記不便を解決した。
クラスタを構成する上で、各IAPのファームウェアバージョンを揃えるのは大前提として、IAP-205は発売当時安く手に入れるためにUS版をeBayで購入していたことから国コードが異なるという点も課題となった。
双方古い機種での組み合わせなので利用者は少ないかもしれないが、ネットにあまり情報がなかったのでメモしておく。
ファームウェアバージョン
IAP-205-USとIAP-207-JPは発売時期が異なるため、IAP-207-JPに適用できる最新ファームウェアはIAP-205-USにはインストールできない等の制限がある。
下記表を元に双方に適用できるファームウェアを確認して事前に揃えておく。
本記事では「ArubaInstant_Vela_6.5.4.22_83089」にて動作確認を行った。
国コード
Arubaドキュメントには国コードの異なるIAPはクラスタを構成できないと明記されている。
だがapbootの画面で下記コマンドを実行して国コードを上書きすることで、USをJPに見せかけることができる。
proginv system ccode CCODE-[CC]-[SHA1]
CCは汎用的なRWにしておくのがよい。
コマンドの使い方は「proginv system ccode」をキーワードに検索して確認する。
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