2025年9月の振り返り

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2025年も9ヶ月が過ぎたので、ここで振り返ってみる。前回は6月までを振り返ったので、7~9月を振り返る。

主にやっていた事

  • 7月: AWS AppConfigの調査およびPoC作成。会社の方でTech blogを執筆。
  • 8月: 主に読書。
  • 9月: 主に読書。

OmniMouseの開発を、何故かやる気が起きず全く出来なかった。

勉強したプログラミング言語・ライブラリ等

読書

コンピュータ技術書

  • マルチテナントSaaSアーキテクチャの構築: (第14, 15, 16, 17章; 読了)
    SaaSを運営する上でほぼ必須となるマルチテナントという要件が、アーキテクチャにどのように影響するかについて各種観点から分類した本だった。分類しただけで、解決方法の具体策はあまり述べられていない。3つ程のアーキテクチャのパターンについて、各種観点からどのような注意点があるかを述べていくスタイルなので、頭から読んでいくと、後半では繰り返しのような内容が多くなり飽きがくる。(必要な章だけつまみ食いをする分には便利な、洋書に多い書き方なのだが…)
  • Continuous Deployment: (Chap. 7, 8, 9, 10, 11, 12; 読了)
    デプロイのフローについてだけでなく、継続的デプロイを実践するためのデータベースのスキーマの変更方法やフィーチャーフラグ、本番環境でのテストまで述べられていて読み応えがあった。今年に読んだ技術書の中のベスト3に残りそうな気がする。
  • SQLアンチパターン 第2版: (第1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 21, 22, 23, 24, 25, 26, 27章; 読了)
    何人かの同僚が第1版は読んだという話を聞いたので読んでみた。自分自身も過去にやってしまった、あるいは、やりかけてしまったパターンが記載されている。 JOIN xxx_table ON USING yyy_idの書き方は知らなかったのでちょっと参考になった。
  • スプリントゴールで価値を駆動しよう: (第11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19章; 読了)
    「スクラムフレームワークは意図的に不完全なものであり、スクラムの理論を実現するために必要な部分のみが定義されている。」っていうスクラム・ガイドの記述は都合のよい逃げのような気がしてきた。結局、スクラムで失敗したチームには「あなた達は正しいスクラムができていなかった」と言ってフレームワークの欠陥を隠してしまうのだろう。1~4週間の間に進捗確認・計画会議をしていて事業を成功させているチームにはスクラムを使っていなくても「あなた達は気付かずにスクラムを実践しているのだ。あなた達はスクラムの素晴らしさを証明しているチームだ」を賞賛を送って、スクラムの手柄に含めていそう。
  • "Looks Good to Me": Constructive code reviews: (Chap. 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13; 読了)
    最近、レビューのための時間が増えすぎている気がして、何のためにコードレビューをしているのだろうって思ってきたので、ここら辺で考えを整理するための参考に読んだ。翻訳書の出版元が秀和システムで、原著の出版社のManningと翻訳の契約が切れてしまったせいかKindle版が入手できなくなっていた。仕方なく原著を読んでいる。最近は秀和システムの本を買わなくなっていたので、秀和システムの破綻のニュースを他人事のように見ていたけど… 読んだ感想は「非常につまらない」だった。コードのどこに着目してレビューすべきかを書いているのかと思いきや、レビューのプロセスの定義書(緊急の修正時の対応手順書等)の作り方や、レビューのコメントの言葉遣い等、レビューの周辺の事が多かった。またソースコードの実装のコメントやArchitecture Decision Recordに書くべき事をPull Requestに書く事を期待するようなプロセスが推奨されていて「は?」と思ってしまった。
  • マスタリングAPIアーキテクチャ ―モノリシックからマイクロサービスへとアーキテクチャを進化させるための実践的手法: (第1, 2, 3章)
    サービスメッシュの説明が気になって読んでいる。
  • 基盤モデルとロボットの融合 マルチモーダルAIでロボットはどう変わるのか: (第1, 2章)
    ついにロボットの制御関連まで深層機械学習が入り込んできたのか… LLMとか基盤モデルは、お金の無い個人や小さな組織じゃ作れないのが悲しい。

数学・科学系専門書

その他専門書

小説等の一般書

  • ロボット・イン・ザ・ガーデン: 途中
    「2016年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、英国版「ドラえもん」小説!」とあったので読み始めた。ドラえもんは、ドラミちゃんには劣るけど、もっと優秀だよと思いながら読んでいる。主人公はのび太以上にダメな感じだけど…
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