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NiceHash OSの必要最低限の使い方

2021/02/28に公開

NiceHash OSとは何か?

NiceHash OS(以下NHOS)とは、NiceHashを使いたいけど、WindowsのOSのライセンスを節約したい人が使うNicehash謹製のLinuxである。簡単にマイニングできるので私はおススメしたい。
 このOSを1つ使うだけでWindowsのライセンス1万円前後が節約できるのでその分をグラボの費用に割くことができる。
 もちろん無料である。

準備するもの

  • USBメモリ 8GB以上
  • USBメモリブートに対応しているグラボの付いているPC(以下マイニングPC)

ダウンロード先

https://www.nicehash.com/nhos-mining
自分の対応しているフラッシュツールをダウンロードしてください。

インストール方法

Select USB Flash Device

USBメモリを選択してください。 画像のようにUSB外付けHDDを選択すると外付けHDDがすべて消去されるので注意してください。

BTC Address

ビットコインのウォレットアドレスを設定してください。
bitFlyerとかで取得できるのが好ましいです。

worker name

自分の好きな名前にしてください。半角英数字のみです。ハイフンとかアンダーバーは使えません。

wireless ssid

無線LAN WiFiルータの電波を出しているSSIDの名前を設定してください。有線でつなぐ場合は不要です。
※なお、基本的にIntelのチップを使っている無線LAN子機しか繋げないので注意。自動で繋げなかったら素直にあきらめて有線で繋ぐことを薦める。

wireless key

無線LAN WiFiルータのSSIDのパスワードを入力してください。有線でつなぐ場合は不要です。

ssh key

SSHクライアントで繋いでNHOSを管理する場合はPuTTYgenとかでSSH公開キーを生成して貼り付けてください。

※張り付けるキーのフォーマットは以下のようなフォーマットである。

ssh-rsa AAAAB3NzaC1y~~~~省略~~~~~c2EAAAABJQAAAQ== your comment

FLASH ボタン

FLASHボタンを押すと書き込みが始まる。間違ってCANCELボタンを押さないように注意しながら処理が終わるのを待とう。

インストールが終わったらマイニングPCを起動

マイニングPCのUSBポートにNHOSをインストールしたUSBメモリをぶっ刺して、電源ボタンを押せば、勝手にネットワークにつないでマイニングしてくれる。
 うまく起動しない場合はUEFIやBIOS画面に入ってUSBメモリのブート順序を一番上にもって来よう。
 画面無しでも機材にトラブルがなければ勝手にマイニングしてくれるが、念のため画面をつないで正常にマイニングしているか確認するとよい。

正常にマイニングしているかの確認方法

Miner Running: YES になっていればOK
Connection status: CONNECTEDになっていればOK

それ以外は正常じゃないのでネットワークケーブルやグラボの接続、電源ケーブルの接続が正常かどうか、マイニングPCをシャットダウン後に確認しよう。

インターネット上で確認する方法

https://www.nicehash.com/my/miner/あなたのBTCアドレス/stats

にアクセスし、画面に映っているRig idとハッシュレートが表示されていたら無事にマイニングされている。

付録:最低限のコマンドリスト

コマンド 意味
sudo poweroff OSをシャットダウンします。
sudo reboot now 今すぐ、OSを再起動します。
sudo top CPU負荷とか動作を調べるソフトtopを起動します。

その他

Ctrl + C : コマンドの実行をキャンセルします。topコマンドの中断やNHOSのSummary画面を抜けてコマンドを実行する画面に移動するときなどに使います。

付録:推奨BIOS設定

via https://www.nicehash.com/support/mining-help/nicehash-os/nhos-recommended-bios-settings

マイニングをするにあたって、マザーボードのBIOSでおすすめの設定項目があります。これらのほとんどは必須ではありませんが、無用な問題を防ぐことができます。

なお、BIOS画面のレイアウトや設定の場所はメーカーごとに違うので、設定項目は自分で探す必要があります。

BIOS画面に入るには、起動時にDELやF2を繰り返し押しましょう。

Boot priority

起動したいUSBポートの起動優先順位を設定する。詳細はこちらをご覧ください。

Primary video output

可能であればPCIe (GPU出力) に設定して、内蔵GPUをオフにする。内部GPUをオンにしても、外部GPUに必要なPCIレーンを消費するだけです。

4G decoding

4G decodingをサポートしている場合はオンにする。これをオフにしていると、4枚以上のGPUを同時に利用できなくなります。

Boot mode

Boot modeをLegacy (non-UEFI)に設定する。UEFI bootを無効化する方法はこちらをご覧ください。

Restore AC power loss

これは、電源が切れてから回復した時の便利な機能です。Last stateかPower onを選択すると、電源が回復した時にリグの電源も自動的にオンになります。

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