Gnosis-safeを使用したマルチシグウォレットの設定方法
※当記事は、こちらの記事を翻訳したものです。
このガイドでは、Gnosis Safeでマルチシグウォレットを設定・作成する方法と、それを使用するメリットを学びます。
その前に、マルチシグウォレットとgnosis-safeとは何で、なぜ使用するのかを見てみましょう。
Gnosis Safeとは何か
Gnosis Safeは、スマートコントラクトウォレットの優れた実装の1つです。標準的なウォレットとは異なり、スマートコントラクトを使用して資産を管理します。
Gnosis Safeでは、任意の数の所有者アドレスでスマートコントラクトウォレット(金庫)を作成し、トランザクションを承認するのに必要な所有者の数を選択することが可能です。
なぜGnosis safeを使用するのか
Gnosis safeはマルチシグウォレットです。つまり、トランザクションを承認するために、複数の署名が必要になります。これにより、個人はブロックチェーン上の個人資産のセキュリティを強化することができます。
マルチシグを使用することで、秘密鍵を紛失した場合の冗長性が増し、フィッシング攻撃や個人情報のハッキングから身を守ることができます。
Gnosis-safeは、DAOの金庫としてや友人同士の投資クラブなど、資金を共有する場合にも有効です。
このような状況では、DAOのメンバーは特定の提案について投票することができ、提案を承認するために、少なくとも6つの署名が必要な6/10方式(10人中6人が承認)などが使用できます。
Gnosis-safeはERC-721とERC-20のトークンを保持することができ、また専門的な知識を必要とせずに、わかりやすいUIでユーザーが全てを把握することが可能です。
さて、何・なぜ、という説明はもう十分なので、さっそく方法を説明しましょう。
Gnosis safeの作り方
まず、Gnosis safeのウェブサイトにアクセスします。
Open App
をクリックすると、メインページが表示されます。
ここで、サポートされているウォレットを接続します。このガイドでは、MetaMaskを使用します。
次に、Gnosis safeをデプロイするチェーンを選択する必要がありますが、ここではデモのためにGoerli Ethereum testnet
を使用します。
チェーンの選択とウォレットの接続が完了したら、次のステップとして、緑のボタンのCreate new Safe
をクリックします。
次に、コントラクトウォレットの名前を付け、所有者を追加し、トランザクションが承認されるために必要な確認回数を追加します。
Create
をクリックして、スマートコントラクトをデプロイするためのトランザクションを承認すると、コントラクトウォレットが作成されます。
何か問題が発生した場合は、以下の画像をご参照ください。
Goerliscan にアクセスしてコントラクトウォレットのアドレスを貼り付け、Contract
セクションをチェックすると、検証済みのコントラクトのソースコード、ABI、バイトコードが確認できます。
このコントラクトウォレットは作ったばかりなので、資産がありません。
そこで、私の別のウォレットから資金を移動して、この金庫に資金を追加します。
では、 Assets
から Coins
タブに移動してください。資金が表示されるはずです。
まとめ
これでようやくGnosis safeのマルチシグウォレットが作成できました。
もし何か問題が発生した場合は、Discordで私たちに気軽に連絡してください。
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