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thirdweb CLI の完全ガイド

2023/01/20に公開

※当記事は、こちらの記事を翻訳したものです。
https://blog.thirdweb.com/guides/the-ultimate-guide-to-thirdweb-cli/

このガイドでは、CLI を使用して完全な Web3 アプリケーションを作成する方法を説明します。

CLI は、フルスタックな(フロントからバックまでを網羅している) Web3 アプリケーションを構築する際に、最も一般的なアクションを実行するのに役立つツールです。

スマートコントラクトの作成

スマートコントラクトを適切に構成して作成するのは、長い作業になることがあります。

CLI を使用すると、Hardhat または Foundry/Forge を使用して新しい Solidity プロジェクトを作成し、コマンド たった1つで事前に構成されているコントラクトを開始することができます。

npx thirdweb create contract

このコマンドを実行することで、新しいSolidityプロジェクトを作成し、好みのツールでスマートコントラクトをセットアップするための対話型の質問が開始されます。

プロジェクト名、プロジェクトの種類(HardhatまたはForge)、開始するコントラクトの規格等(ERC20、ERC721、ERC1155、または何も指定しない)、選択したコントラクトの種類に関連する拡張機能を選択することができます。

これで、選択したプロジェクトは @thirdweb-dev/contracts パッケージがインストールされた状態で作成され、ContractKit 内のあらゆる機能を利用できるようになります!

スマートコントラクトのコンパイルと機能の検出

CLIは、コントラクトをコンパイルし、カスタムコントラクトで使用した規格等(ERC-20、ERC-721、Permissionsなど)を検出することができます。

これは、スマートコントラクトをブロックチェーンにデプロイしたときに、ダッシュボードSDKで、どの機能が解放されるかを識別するのに役立ちます。

ターミナルでは、以下のコマンドで実行できます。

npx thirdweb build

これは、コントラクトをコンパイルして、検出されたすべての拡張機能を表示するもので、次のようなものです。

スマートコントラクトのブロックチェーンへのデプロイ

Deploy を使用すると、秘密鍵を公開することなく、あなたが選択したブロックチェーンにスマートコントラクトを送ることができます。

createコマンドでコントラクトを作成し、buildコマンドで表示される実装機能に満足したら、deployを実行してデプロイ処理を開始する準備ができています。

npx thirdweb deploy

その後、CLIはプロジェクトの種類(Hardhat、Truffle、またはSolc)を検出し、以下のアクションを実行します。

  • 現在のディレクトリにあるすべてのコントラクトをコンパイルする
  • デプロイしたいコントラクトを選択する
  • コントラクトのソースコード (ABI) を IPFS にアップロードする
  • ダッシュボードでデプロイフローを開き、デプロイ先としてthirdwebのサポートするネットワークを1つ選択できるようにする

https://blog.thirdweb.com/guides/how-to-deploy-any-smart-contract-using-thirdweb-cli/

スマートコントラクトのリリース

あなたが、プロトコルやスマートコントラクト標準を、他の開発者がデプロイすることを目的として、構築している場合は、releaseコマンドを使用することができます。

release コマンドを使用すると、スマートコントラクトの新バージョンをオンチェーンのレジストリに公開し、誰でもエクスプローラページからデプロイできるようになります。

コントラクトをリリースするには、プロジェクト・ディレクトリで次のコマンドを実行します。

npx thirdweb release

これにより、コントラクトがコンパイルされ、コントラクトのデータがIPFSにアップロードされます。

その後、ブラウザでthirdwebのダッシュボードにリダイレクトされ、さらに処理が進みます。

https://blog.thirdweb.com/thirdweb-release/

Web3アプリケーションの作成

スマートコントラクトがブロックチェーンにデプロイされたので、それとやり取りするための新しいWebアプリケーションを作成することができます。

createコマンドを使用すると、SDKがインストールされ、事前に設定されたフロントエンドアプリケーションを作成することができます。

npx thirdweb create app

上記のコマンドを実行すると、アプリに関する基本的な設定、例えば、名前、フレームワーク、使用する言語などを尋ねられます。

アプリケーションのデプロイ

CLIには分散ストレージ機能が組み込まれており、アプリケーション(または他のファイル)をIPFSにアップロードしてホストすることができます。

CLIを使えば、たった一つのコマンドでIPFSにサイトをデプロイできるようになります!

yarn deploy

裏では、thirdweb uploadコマンドが実行され、Webアプリケーションのビルドが出力されたディレクトリをIPFSにアップロードし、アプリケーションがホストされているURLを生成します。

https://blog.thirdweb.com/guides/how-to-host-your-web-app-on-ipfs/

まとめ

このガイドでは、dAppの開発プロセスでthirdweb CLIを使用する方法と、それがいかにあなたの開発を大幅に容易にすることができるかを見てきました。

このガイドについて何か質問がある場合は、私たちのDiscordサーバーに参加して、私たちと共有してください!

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