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NotebookLMを使った、Podcast勉強法

に公開

はじめに

皆さん、NotebookLMの音声概要を使っていますか??
NotebookLMをある程度使っている方なら機能自体は知っていると思いますが、今まで英語しか対応していなかったため、使う機会はあまりなかったかもしれません。
ですが先日、日本語に対応したため、すごく便利な機能になりました!

今回は、その音声概要の紹介と勉強での使用例を書いていこうと思います。

NotebookLMとは?

NotebookLMはGoogleが提供しているAIツールです。PDFやMarkdown、YouTube、Googleドキュメントなど複数のソースをLLMに読み込ませることができ、そのソースに基づいてLLMが回答してくれる、RAGのようなツールです。

今回紹介する音声概要のほかに、

  • どのソースのどの場所を参照したかを教えてくれるチャット
  • マインドマップの作成
  • よくある質問の作成
    など、幅広いことができるツールとなっています。

詳しくは、こちらの記事が参考になります。
https://zenn.dev/oke331/articles/65d2833a6a555f

音声概要とは

音声概要は、ソースを参照して6~8分程度のPodcast風の音声を作成してくれる機能です。
音声作成前にカスタマイズプロンプトを入力でき、対象読者の設定や話し方まで指定する機能もあります。

音声概要の何がいいの?

良い点が主に3つあります。

  • 英語の資料や、読むのが大変な資料を日本語で聞くことができる点
  • 音声なので移動中に聞きやすい点
  • 対象者や内容を設定できる点
    です。

英語だったり、読むのが大変な資料を日本語で聞くことができる

英語のドキュメントやソースコードを読むとき、事前知識がないとなかなか大変だと思います。
そこで、一度NotebookLMに読み込ませて日本語で概要を聞いておくと、理解がしやすくなります。

音声だから移動中に聞きやすい

6~8分の音声なので、ちょっとした移動中に聞くのにちょうど良い長さです。

対象者や内容を設定できる

対象者を初心者にして詳しく説明してもらったり、ある程度知識がある人向けにより深い内容を説明してもらったりすることができます。
その他にも、「ここに焦点を当ててほしい」といった細かい設定ができるのも嬉しいポイントです。

活用例

実際にどんなふうに使っているか、活用例を載せておきます。

Deep Researchの結果を読ませる

普段、Gemini 2.5 ProのDeep Researchを使い情報収集をしているのですが、どうしても長い文章が出力されてしまうため、全部読むのは辛いな、という時があります。
そんな時にNotebookLMに読み込ませて音声概要を出力させると、内容を短くまとめてくれるので把握しやすくなります。

生成例

これは、webrtcに関しての調査結果から生成しています
https://notebooklm.google.com/notebook/eb4c07d1-52bf-4f98-92bd-282d01168a1b/audio

英語のドキュメントやブログ、PDFを日本語で要約

NotebookLMに英語の資料を読み込ませると、自動で日本語に翻訳してくれます。
その機能を利用し、英語資料を翻訳して音声にしてもらっています。

生成例

参考資料
https://www.figma.com/blog/how-figmas-multiplayer-technology-works/

生成音声
https://notebooklm.google.com/notebook/ef8ba104-117b-483c-850a-e3e128306ce5/audio

ソースコード要約

https://uithub.com/ を使えば、GitHub上のソースコードをMarkdownに変換できます。
これを利用し、ソースコードの気になる部分についてカスタムプロンプトで指示して音声概要を作成させることで、ソースコードの理解に役立てています。

注意点

音声概要はまだ実験的な機能のため、音声が乱れたり、時折発音がおかしくなったりすることがあります。
また、あくまでAIが生成する音声のため情報を信じすぎず、ファクトチェックも忘れずにする必要があります。

最後に

日本語の読み方が不自然なところがあったり、もう少し音声生成速度が速くなると嬉しい、という側面はありますが、学習がかなり捗るので、このPodcast勉強法はおすすめです。
ぜひ試してみてください!

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