「入門モダンLinux」を読みました
「入門モダンLinux」
こちらのオンラインイベントで、著者の方の話を聞き、これは買おうと思いました。
オライリーのサイトから電子書籍を購入しました。
読みながらメモをツイート
PDF版をダウンロードして読んでいます。
それから電子版だと、本文のURLのところはそれをクリックするだけでブラウザが開いで見ることができるので便利です。
感想
UNIXの基本的な作法については1980年代に「UNIXプログラミング環境」という水色の表紙でちょっと厚い本を何度も読み返して身につけました。それ以降の新しいことはその都度キャッチアップしていたのですが、この本はそういう基本的なところも網羅して、現代の(モダンな)Linuxを知るのにちょうどよかったです。
操作はコマンドラインで行うことに一貫しています。私のようにラズパイやクラウドのサーバにsshでログインして使用している人にはぴったりです。便利なコマンドラインツールやshellの小技もたくさん載っているのが嬉しいです。
第8章のオブザーバビリティ(可観測性)はちょうど知りたかったことが書いてあってよかったです。
この本は翻訳本なのですが、翻訳くささは感じられず自然な文章になっていると思いました。
オンラインイベントでも言っておられましたが、訳者による補足説明がたくさん入っていて、原書を読むよりも情報量が多いかと思います。
本書は広い範囲を駆け足で網羅しているのですが、さらに知りたい場合には必要な資料のリンクがたくさんあるのも嬉しいところです。良質な情報なので、お金をだして購入する価値はあると思います。
フィードバック
4.3.1 のファイルのパーミッションのところで、「ファイルのパーミッションは8進数で表記すると簡潔になります。」などと8進数表記についてひとことあったほうがいいかなと思いました。対象読者の人はほどんどがこのことは知っているとは思いますが。
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