tmux のおすすめ設定 3選
背景
Claude Code や Gemini CLI、最近では Cursor CLI など、AIエージェントツールで CLI に触れ、tmux を使い始めたエンジニアも多いのではないでしょうか。
tmux 便利なんだろうけど使い方にちょっとクセがあるな、と思う方も少なくないと思います。
そんな方へ向けて、個人的に便利だと感じ今では必要不可欠になった設定を 3つ紹介します。
そもそもの設定方法
~/.tmux.conf
に設定ファイルを置いて tmux を起動すると反映されます。
おすすめ設定
Prefix key の変更
デフォルトでは Ctrl+b
ですが、個人的にはタイプしにくく、かつ覚えにくいと思ってました。(なんでb?)
そこで Ctrl+t
に変更します。
- ホームポジションから少ない移動でタイプできる (mac JIS 配列の場合)
- tmux の t と覚えやすい
# prefix key
set-option -g prefix C-t
bind t send-prefix
unbind C-b
Pane 分割の Key bind 追加
Pane の縦分割、横分割はデフォルトでそれぞれ Prefix+%
と Prefix+"
です。
これもまた個人的には覚えにくかったので、変えました。
縦分割は Prefix+-
にして上下を横の線 -
で区切ると覚え、同様に横分割は左右を縦の線 |
で区切ると覚えました。
正確には |
ではなく \
ですが、 JIS 配列のキーボードであれば同じキーを使うので、直感的に分かりやすいと思います。
# split window
bind - split-window -v
bind \\ split-window -h
Pane 移動の Key bind 追加
Pane 分割はとても便利ですが、 移動の度に Prefix key を押すのが面倒になりました。
そこで、 Shift+→
のように Shift キーと矢印キーで移動出来るようにすることで、シームレスに切り替えられるようになりました。
# select pane
bind -n S-left select-pane -L
bind -n S-right select-pane -R
bind -n S-up select-pane -U
bind -n S-down select-pane -D
最後に
正直、この手の記事はたくさんあります。
私も tmux 使い始めの頃にそういった記事を見て、自分の使いやすいようにカスタマイズして設定に組み込んでいました。
それからだいぶ月日は経ちましたが、今ではこの設定が手に馴染んで、なくてはならないものになっています。
AIツールが CLI に回帰しているこのタイミングで、先輩たちから受け取り血肉となってるこの知見を、誰かに繋げられれば良いなと思ってこの記事を書きました。
少しでも参考になれば幸いです。
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