自家用AIマシン構築記 #2|20万円で組むAIマシン、いざ組み立て編!
前回までのあらすじ
前回、自家用AIマシンのパーツをセレクトしました。
コンセプトは「予算20万で作るAIマシン」。ただし、見た目重視❗️
今回は、その続きです。チョイスしたパーツ一覧については、前回の記事をご参照ください。
自作PCとLinuxと私
ここで、ちょっとプライベートな思い出話。
(お急ぎの方は、この章は飛ばしていただいて構いません💦)
自分が初めて自作PCに触れたのは、今から二十数年前。まだ新入社員だった頃です。
自作PCが趣味の先輩から「必要なパーツはすべて準備したので、ラボのファイルサーバ組み立てて」とパーツ一式を渡されたのが、そもそもの始まりです。(創薬研究部門なのに・・・!?)
用意された4本のハードディスクをRAIDカードで繋げ、LinuxをインストールしてSambaを入れて、ファイルサーバを構築しました。
以来、プライベートでもコンパクトな自作PCを組み上げてLinuxを入れ、自宅サーバとして運用するなどを趣味としてきました。
しかし、昔と比べると自作PCはコスト的に見合わなくなり、さらにクラウドサービスの普及によって、Linuxシステムを使うだけならクラウドの方が手軽な時代になりました。
加えて、子育てが始まったことで趣味に割ける時間やお金も限られ、ここ10年以上、自作からは遠ざかっていました。
本当に久々のPC組み立てだったこともあり、とてもワクワクした一方で、時代による規格や構成の変化に戸惑うことも多々ありました。
一方、組み立てやセットアップで壁にぶつかったときは、ChatGPTに大いに助けられました。良い時代になりました。
(ちなみに、この記事の執筆も手伝ってもらっています☺️)
自分語りが長くなりましたね。それでは、「組み立て編」のはじまりです❗️
組み立てスタート
パーツ届く📦️
今回、あとから買い足したパーツを除いたすべてのパーツは、ツクモさんへ発注しました。(ペイディ12回分割払い発動!)
余談ですが、ツクモは今はヤマダホールディングスの傘下なのですね。
ツクモネットショップから発注したパーツも、ヤマダデンキの配送センター(群馬)から届きました。
いざ組み立て🛠️
電源ユニットの「玄人志向 KRPW-GA750W/90+ (750W)」です。
電源本体にコネクタが付いており、必要なケーブルのみ配線すれば良いので、スマートに仕上がって良いですね✨️
説明書に従ってPCケースのパネルを外し、電源ユニットをインストールします。
電源ユニットの取り付けは、ケースの前方に配置されています。
このため、ケース背面のコネクタと電源ユニットとの間は、ケース付属の延長コードで結線されます。
また、ケースを閉じると、電源ユニットのスイッチが完全に隠れてしまいます。
忘れずに、あらかじめスイッチをオンにしておきましょう。
続いて、マザーボードにCPU「AMD Ryzen 5 7600」を装着。
CPU本体に純正のCPUクーラーが付いてきますが、今回はサードパーティの「Thermalright Assassin Spirit 120 EVO WHITE ARGB」をチョイスしました。
AMD、intelどちらいも対応。サーマルペーストも付いてこの価格は( ・∀・)イイ!!
説明書に従って、プラのブラケットをCPUクーラー付属のAM4/AM5用のメタルブラケットに取り替えます。
詳しくは、以下の動画を参照。
ここからは写真が少なめなので、テンポよく進みます🏎️
CPUとメモリを取り付けた状態です。
メモリ「CORSAIR DDR5-6000 64GB(32GB × 2枚組)」を装着。
マザーボード「MSI B650M GAMING PLUS WIFI」には、メモリスロットが4つあります。
メモリをデュアルチャネルで動作させるには、同じ種類のものを2枚セットで装着する必要があります。
2枚しかない場合は、DIMM A1 / DIMM A2 / DIMM B1 / DIMM B2 の4つのスロットの内、「FIRST」と書かれた「A2」「B2」へ差し込みます。
マザーボードのヒートシンクを外し、SSDストレージも装着します。
パーツの装着が終わったマザーボードを、PCケースへ組み込みます。
マザーボードと電源ユニットとの間のケーブル類や、PCケースのパネルからのケーブル、CPUクーラーのケーブルなどを、説明書に従って結線していきます。
上の写真では、すでにグラフィックボード「PNY GeForce RTX 5060 Ti 16GB Overclocked Dualfan」を装着していますが、実はこのマザーボードのコネクタの多くは下端に集中しています。
先にグラフィックボードを装着してしまうと、邪魔になって結線できませんので注意しましょう💦
また、電源ケーブル(PCI-E)によるグラフィックボードと電源ユニットとの結線も忘れないように!
続けて、ケースファンを取り付けていきます。
今回、チョイスした「Deepcool FD12 ARGB WH-3 IN 1」は、3個セットで5,000円台とリーズナブル。
セットには、電源とLEDの色をコントロールするARGBが一体となったケーブル2本(3個デイジーチェーン接続用&1個接続用)が付属してました。
今回のPCケースには、前面に2個、背面に1個のケースファンを取り付けることになったため、前者にデイジーチェーン接続用ケーブル、後者に1個接続用ケーブルを使用。
また、今回のARGB制御対象は、CPUクーラー1個とケースファン3個の合計4個でした。
しかし、マザーボードにはARGBのコネクタが2つしかないことに、後から気づきました💦
そこで、後日、「ainex RGB LED用 3分岐ケーブル 30cm RLD-SPLIT3A」をヨドバシで追加購入しています。
電源投入⚡️
組み上がりをチェックし、ディスプレイを繋いで電源投入!
あれ?HDMI信号が検出されず、画面が真っ黒なまま。BIOSすら立ち上がらない⁉️
色々とチェックした結果、マザーボードのATX電源ケーブルは繋いでいたのですが、CPU電源供給用のケーブル(ATX12V)を結線していなかったことに気づきました。。。そうか、今どきのマザーボードはCPUは別電源なんだっけ💦
そして、無事にBIOSも立ち上がり、パリピ仕様のPCの完成です🥳🎉
次回は、BIOS設定のところから始めたいと思います。
いろいろと端折りましたが、今回、下記参考リンクに紹介した記事を大いに参考にいたしましたので、改めてご紹介しておきます。
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