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レガシーな業界を立ち向かうPdMのはなし

2023/06/29に公開

TERASSで5月からプロダクトマネージャー(以下、PdM)として働いてる@nobumi2です。前職では1年ほど組織全体のマネージメントを、その前は長く広告業界でプロデューサーしておりまして、全体の40%ほどいると言われる、非エンジニア出身のPdMです。
まだPdMとして動いてるのは3か月に満たないのですが、業界も業種も転身した自分が、何をやっているのかをご紹介します。

そもそもなんでPdMやってるの

これまで広告業界では、課題があった上でどういう風に魅せていくか、世の中に発信していくか。というところをやってきたのですが、ふと自社の強みみたいなところは何かと考えるようになりました。
自社のプロダクトなりサービスなり、何かウチはこれだー!みたいなものが、ふんわりある状態でそれが明文化しにくかったのもあって、もっと自社のサービスを良くすることをやってみたいと思い、自分のスキルを活かせそうで、事業会社の職種はなんだ?ってことを考えた結果、それがPdMなんじゃないか。というところに至った次第です。

それゆえにPdMはこうあるべき!とか、これが出来なきゃ話しにならねーぜ!みたいなものがなく、飛び込んでるので、常に?が浮かびながら動き続けてる感じです。

なんで不動産業界を選んだのか

一言でいえば、一番大きく変化しやすい業界なんじゃないかってところです。
前職でやっていたことが、常に新しいことであったり、別の視点から発信するだったりが必要だったので、やっぱり変化量が大きいところがいいな。って思ってました。

もちろん業界知識があったわけではなく、なんならまだ理解してない事も沢山あるのですが、この業界に入る前の時点でも不動産業界って

よくも悪くも俗人的になってそう

とか

めちゃくちゃアナログのままやってそう

って思っていて、これは変化する幅が大きそうだな。っていうのが理由です。

なので絶対この業界で!みたいな気持ちがあったわけじゃなく、何かわからないけど当たり前を変えたら面白そうだ。 というのが選んだ動機として一番正しいような気もしてます。

当たり前がすごい件について

で、その当たり前を、レガシーな不動産業界というどでかい業界で、ドラスティックに変えるべく日々うにょうにょやってたりするのですが、どんな当たり前が起こっているのかを体験と、それを知った時のリアクションなどを込みで伝えていきたいと思います

1.お客さまにとっての当たり前

私たちのお客さまは、家を探していたり、家を売りたいな、と思っている方々です。
今回は、まず不動産業界以外の人が読んでもわかりやすいように、家を買おうと思っている人についてお話します。

まず家を買おうと思った時に何をするか。

そうですね。心を静めるために焚火で火を起こすことや、美味しいコーヒーを飲むではなく、まず

欲しいと思える家(物件)を探すことです

これの何が恐ろしいって、検索ワードや条件もぼんやり入れつつ、出てきた候補を絞って絞って、あとはひたすらクリック、クリックで見る。気にあるのがあったら、問い合わせしてみる。問い合わせしたら返事が来たので話しを聞いたり、なんなら特にお気に入りだったら内見も行くかもしれませんね。でも候補として他にも見たくなるのが心情ってもので、他も見たり聞いたりしていきます。

いやいや総当たり方式なんかーい!

はい。これが家探しをする人の当たり前です

別にダメじゃないんです。普通ですし、そうしたくもなるでしょう。でもですね。もうちょっとやりようがないんか、と。この令和時代に、それをまだやるんかと。

当たり前なんですが、買いたいと思ってる人も
「いや~こんぐらいの予算で、ここら辺がよくて」とかを家の担当者に伝えながらも、違ったなと思ったら当然別の家の担当者がいるわけで、その担当者にはまた「いや~こんぐらいの予算で、ここら辺がよくて」とか話さなきゃならんのです。

もう自分なら音声録音して、それを流すだけにするわ。って気になります。

でもAma●onでポチってわけにはいかない、人生で一番高い買い物になる可能性もありますし、そんなワンクリックで家に届くようなものじゃないので、その苦労は当然な気もしますが、他にもやり方あるのでは?って気がしているんです。

2.不動産会社の当たり前

不動産テックのスタートアップとして、ぐいぐいやってる私たちですが、世に言う不動産会社さんってのはどんなことなのかを知る機会も沢山ありますし、なんなら一緒に業界全体を盛り上げていこうぜ!みたいな気持ちで、日々やっているんですが、じゃあ連絡を取ろうとすると、こんな話が出てきたりします。

あっ!そこはメールアドレスとかなくてFAXしかないよ!

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや

FAXってあのFAX?自分がテックに疎くて、新しい略語か連絡方法の手段が生まれたのか?
と一回、自分を疑いましたが、番号を入れて、ビビビーって紙をスライドするあのFAXです。

誤解の無いように宣言しますが、自分はFAX使ったこともあるし、実家にもありましたし、プロダクトとしては「面白いよなー、これが遠く離れた人の家に届くんだぜ」って思ってます。

だがしかし、たかし!

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それだと困る人が大勢いるのではないのか?

こだわりをもって選択している人を責める気は全くないが、多くの人にとって便利であったり、嬉しいと思えるものを提供するのがビジネスである要素の一つなのに、それをお客さまだったりが合わせるのもおかしいんじゃないか?

でもこれは珍しい話でもなんでもなく、よくある話であり、結構当たり前だったりするのです。

そんな当たり前に触れて、やってること

不動産業界にというものに入ってから、まだ3か月も経ってませんが、こんな当たり前がまだまだあります。
でもそんな当たり前を、良い当たり前を作っていくことで変革したい。そんな人ばかりがTERASSには大勢いまして、新米PdMの自分は教えてもらいながらも、その一員としてドメスティックに変えていくために色々考えてたりします。

でも私たちはこの当たり前を否定したいってわけじゃないんです。

むしろ良くしたいと思ってるから、みんな真剣にこんな当たり前に向き合っていて、業務を効率化するチームはホントすごいです。

なんだそりゃ?みたいなことを、コツコツと着実に、意味のある変革をしていってますし、なんなら今週のリリースは~。。あと何があったっけ?みたいなとんでもない量を改善していってます。

当たり前が多いからこそ、変化も多い。

入ってみれば、そこまで最初に思っていた動機とズレもなく、良かったなって思ってます。

まとめ

最後は宣伝みたいになってしまいますが、この記事を読んで

おいおい、やっぱそうなのかよ不動産業界って

お前に任せておけん!ちょっと貸せ!

こんな風に思った方、TERASS、おもしろいです。

やることによる業界全体の変化量が違いますし、レガシーな業界をテック×人の力で変えようとしてます。

自分もPdMとしては若輩ながら、様々なバックボーンを持ったCTOはじめエンジニアチームやPdMチーム、マーケもHRも経営陣も、それぞれの特徴やスキルを活かして、この業界にぶつけてます。

なので

不動産業界ってわからんし、キラキラ感もないなぁ

なんて思ってる方こそ、向いてます。

TERASSはフルリモートで働ける、何気に貴重な会社だったりするので、いつでもお気軽に話しを聞きにカジュアル面談をクリックしてみてください。

次はなんの当たり前を、なんとかしようか

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