XRPLノード内の3種類の台帳
XRP Ledgerとは
XRP Ledgerは、XRP(エックスアールピー)をネイティブなトークンとして持つブロックチェーンです。各ノードはバリデータによって検証されたレジャーの情報を持っており、また作業領域として幾つかの種類のレジャー(台帳)情報を持っています。
オープンレジャー(Open ledger)
オープンレジャーは各ノードの作業用のレジャーです。ノード毎に1つしか存在しえず、コンセンサスラウンド毎に直前の検証済みレジャーを元に作成されます。
ノードは受け取ったトランザクションを順にこのレジャーに適用し、トランザクションの一時的な結果などをユーザへと返します。このレジャーに含まれるトランザクションは、最終的に検証済みレジャーに含まれない可能性があり、この情報を使ってトランザクションの送信を確認することは推奨されません。
閉鎖済みレジャー(Closed ledger)
閉鎖済みレジャーは、コンセンサスラウンドでトランザクションや状態などを提案するためのレジャーです。これはオープンレジャーから直接生成されるのではなく、直前の検証済みレジャーに対して受け取ったトランザクションを正規順序で適用したものです。多くの場合、この閉鎖済みレジャーは多くのバリデータ間で一致しますが、少数のバリデータが他とは異なるものとなる可能性があります。その場合でも最終的に検証済みとなるのは1つのレジャーのみです。オープンレジャーと同じく、このレジャーに含まれるトランザクションは、最終的に検証済みレジャーに含まれない可能性があり、この情報を使ってトランザクションの送信を確認することは推奨されません。
検証済みレジャー(Validated ledger)
検証済みレジャーは、コンセンサスラウンドで提案されたレジャーのうち、80%以上のバリデータによって検証済みとなったレジャーです。コンセンサスラウンド毎に1つの検証済みレジャーのみが生成されます。検証済みレジャーが作成されたのちにその検証済みレジャーを変更することはできません。
まとめ
今回は、XRP Ledgerの3種類の台帳についてご紹介しました。
これらの情報はPublic APIを通じてXRPLのデータを取得する際に必要な知識となるため、ぜひ覚えておいてください。
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