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ポメラをつかって記事を書く

2022/08/21に公開

はじめに

先日、ポメラの最新版であるDM250を購入したので、その使い勝手を書いてみる。なお、この記事もポメラを使って書いている。

筆者はこれまでポメラを購入したことがなく、今回が初めてだ。そのため、前バージョンのポメラとの比較はできない。

なぜポメラなのか

ノートパソコンでも、iPad+キーボードでも良さそうである。実際、出先で開発する場合はiPadとBluetoothキーボードを使っていたこともある。このときのiPad miniは今もポメラとともに持ち歩いている。

筆者は、仕事がら記事を書いたり、書籍を執筆することが多い。しかし、なんせ筆が遅い。重い腰をあげてようやく書く。ノリに乗ってるときはたくさん書くが、そうでないと全然書けない。

パソコンやiPadは誘惑が多い。特にTwitterだ。すぐツイートしちゃうし、あなたのツイートも読んでしまう。また、油断すると調べ物の深みにはまり、すぐにGoのコンパイラやランタイム、標準パッケージのソースコードを読んでしまう。下手すると、検証のためにThe Go Playgroundでコードを動かしていたら、気づいたら静的解析ツールを書いてる時がある。

その点、ポメラは文章を書くことしかできない。Linuxも入るようだが、私はまだその門は開いていない。そのうちやるかもしれないけど、まだ早い。そして、まだDM250に対応したインストール手順が発展途上のようだ。頑張ってほしい。

ポメラはWifiにはつなげられるけど、ブラウザなどはない。起動するとテキストエディタが開くだけだ。ATOKとともに文字を入力することしかできない。ただ、それが重要だ。

ポメラはテキスト入力しかできないが、執筆に集中できる。執筆中に調べこともしづらい。スマホを使うか、後で調べることしかできない。書いてる途中でスマホを取り出すのも面倒なので、あとで調べることにして、とりあえず筆を進めることができる。

執筆に集中できる。それが筆者がポメラを購入した理由だ。あと、名前がかわいい。

ポメラで技術文書を書く

筆者はポメラを購入するまでは、Macを使ってGoogleドキュメントに執筆を行っていた。出先でパソコンがない場合は、スマホからGoogleドキュメントにアクセスしていた。同期がされるので便利だが、前述の通り誘惑が多い。

Googleドキュメントを使う理由は同期以外にもう一つある。他者からレビューや編集が受けやすい。コメントや変更の提案の機能は便利だ。これだけでもGoogleドキュメントを使う理由になる。他者に共有するのも楽ちんだ。

Googleドキュメントで技術文書を書く場合、ソースコードは表を挿入し、等幅フォントにして書く。Markdown形式で書ければよいが、やっていない。そのうちやれるようになるか、すでに書けるようになっている気がするが調べてないので分からない。

ポメラを使う場合、特に対応している訳ではないが、ゆるふわなMarkdown記法を使っている。Zennのオリジナル記法が好きなので、勝手に使っている。注釈とか便利。

#で見出しを始めると、アウトラインを表示したときに見出しとして認識してくれる。アウトラインを表示した状態でCtlキーと矢印キーで見出しごとに移動ができる。

図はGoogleドキュメントの場合は、図形描写の機能を使うか、Adobe Illustlator(イラレ)を使う。イラレは大学時代に身につけた技術だが、プロではないので雰囲気で使ってる。試行錯誤しながら生まれるベジェ曲線の奇跡(誤字ではない)のたまものである。

ポメラの場合は、図は後回しにする。あとで書く。それがいい。キャプションだけ書く。図を途中で書くからイラレの使い方のYouTubeチャンネルを見てしまい、YouTubeの大海原に出てしまう。表も同じ。後でいい。

調べ物も後でする。知ってることだけで書き、あやふやなことは適当に注釈を書いておき、後で調べて追記する。書くという作業を止めてはいけない。

ポメラの設定

ポメラはそんなに設定することはない。書いた文書をメールで送る機能があるみたいなので、Wifiの設定はできるが、他はそんなにない。開いた瞬間に文章が書ける。

唯一変えたといえば、キー配列くらいだ。半角/全角キーの位置をスペースの横にし、コントロールキーとCaps Lockキーを入れ替えたぐらいだ。普段から日本語キーボードを使ってるので他は気にならない。

macOSと違って、雰囲気でEmacsキーバインド的なやつが効かないのがめんどくさいが、そこは己を鍛えればいい。Alt+矢印キーとかで代用できそうだ。

ほとんどデフォルト設定で動くのはとてもよい。

ポメラの使い心地

とても軽いので気持ち大きめの鞄であれば入る。開いたら即文字が打てるのでとてもよい。Wifiとか使う必要もないので、飛行機の中でも使える。離陸や着陸する場合は、画面を閉じればいい。ちなみにこの文章も飛行機の中で書いている。

スマホやパソコンとの同期はちょっとだけ手間取る。同期というよりはコピーに近い。すこし面倒だ。ポメラとパソコンで同じ文書を書くのはしんどいかもしれない。ポメラで書くことにすれば問題ない。

キーボードはコンパクトだが、割と打ちやすい。割と手が大きい方だが、ギリギリ打ててる感がある。普段は分割キーボードを使っているので、肩こりが心配だ。Bluetoothで別の端末の外部キーボードとしても使えるので、スマホやiPadのキーボードとして使えるのもポイントが高い。

変換はATOKのようだ。普段はmacOSのGoogle日本語入力を使っている。ATOKも賢いは賢いが、Google日本語入力とは賢さのベクトルが違う。顔文字とかは、全然でてこないが誤用とかは教えてくれる。この辺は慣れが必要だ。

ポメラの電池の持ちは良い。きっとバックライトが一番喰うくらいでネットワークとか電池を消費しそうな機能はないからだと思う。現代のワープロだ。充電100%にしておけば、何日かは持つし、画面右下に常に電池残量が出てるので分かりやすい。

入力文字数も常に出ているので、どのくらい書いたかすぐに分かる。文字数が分かるとちょっとうれしい。

おわりに

本記事では、筆者がポメラを購入して感じたことをまとめた。特に他の人にお勧めするわけではないが、執筆をよくする人には便利かもしれない。

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