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AWS Cert 合格体験記

2022/12/18に公開

こんにちは。先日AWS Certified Security - Specialtyに合格した@ten_takanoです。

ACCESS Advent Calender 2022 4日目にIAMについて勉強したことをまとめて、またまとめられたらなにか書きますと言っていたのですが、特定の日付までに受験すると2回目の受験料が無料になるSecondshotキャンペーンなるものが開催されていたので、試験の空気感を掴むために記念受験をしてみたら運よく合格できてしまいました
なので、今回は予定を変更して試験当日どうだったとかどういうふうに勉強しましたという内容で書いていこうと思います。

はじめに

なにはともあれ、まずは合格した証拠です。名前伏せてるので本当かよという話はあるのですがw
受けているときの体感は7割程度の正答率のような気がしていたので、勘がいい感じに噛み合ってくれたのかもしれません。(残念ながら個々の問題の正解不正解は教えてくれないので、感想しか言えないのが辛いところ)

合格レポートにもう少し詳細なスコアの分析も載っていました。こちらの見方ですが、「コンピテンシーを満たしている」という項目がオレンジになっていれば、合格する受験者に期待される知識・スキル・能力が備わっているらしいです。私の場合全ての項目がオレンジになっているので、まんべんなく点数が取れたようですね。
Security Specialtyの場合、出題される問題の割合が、分野1から順番に12%, 20%, 26%, 20%, 22%とのことなのでとったスコアと完璧に一致してて、本当にまんべんなく取れていたみたいです。(見方間違ってるだけかもしれませんが)
ただし、個々のスコアについては信頼性は合計スコアに比べると低いため、あくまで苦手分野に関する傾向を見るためのものとするように書かれていました。

試験勉強方法

おおよその値になりますが、今回の受験までにかけた勉強時間はおそらく100時間前後かと思います。事前に200時間程度と聞いていたので、全く足りていない前提で受験しました。スケーリングスコアが100~1000点とあるので、810点はだいたい8割程度の正答率だったので満点には程遠いですが、不真面目な話タイムパフォーマンスが良かった勉強方法ということになりますねw

勉強方法の紹介の前提として、私の知識のレベルはAWSコンソールから中身をいじってというレベルでは趣味でEC2のインスタンスを立ち上げて自作のWebアプリを動かしてみると言った程度のもので、個々のサービスについてよく知っているということはほとんどなく、勉強したAWSに関する内容はほぼ全て初見でした。(業務では受験当時までは他の人に設定してもらったものをAWSのサービスということをあまり意識することなくいじっているだけでした)
ただ、ユーザー認証に関してはAuth0というサービスを利用してユーザー管理のクライアントを実装した経験があったり、ログイン機構を自前で実装したことがあったりという経験があるので、その点については理解の大きな助けとなっています。

前置きが長くなりましたが、私がやった勉強は大きく分けて以下の3ステップです。

1. AWS認定 セキュリティ・専門知識(書籍)を一通り読む

前述の通りAWSのサービスに関してはほとんどちゃんと知らないという状況だったので、試験範囲の知識をまずは一通り眺めることからはじめました。読んでいたときはあまり覚えよう覚えようという意識はなく、わからないところをそのままにしないよう(あっているか間違っているかはともかく)自分の中で納得することを目標に通読しました。
個人的に記憶系の勉強は苦手意識があるので、意識して記憶する量を最小限にするため、「ローテーションの期間は何年でー」のような数値は模擬テストや練習問題で出てきたらそのときに覚えるつもりで流し見しました。(どうせ覚えようとしても覚えられないと、自分に期待していないのでw)

2. とにかく問題を解く

1が終わったあと、どのような形式で問題が出るのかわからなかったので、とにかく問題を探してときました。解いた問題としては以下です。

1. 書籍の末尾についていた問題 (40問)
2. AWS公式が出している練習問題 (20〜30問?)
3. TechStock (252問)

最初はお財布事情を気にして無料or購入済みの1と2を繰り返しました(多分2〜3周同じ問題をときました)。この段階で、ある程度どういった問題がどういう形で出るのか、覚えておいたほうが良さそうな数値はなんなのかと言った雰囲気を掴むことができました。
何回か解くと、問題の内容理解というよりも問題の内容と答えのペアを覚えてしまい、理解ができているのか覚えているだけなのかの区別がつかなくなったので、TechStockを受けることにしました。TeckStockのSecurity Specialtyは7問1セットが36セットで計252問ありました。こちらは時間の都合全体を1周することしかできませんでした。(試験が月曜日だったのですが、直前の土日まであまり時間が取れずに土日に30セットぐらいまとめて根性で解いて疲弊しました・・・)

3. 問題を解いていて理解できていなさそうな領域を体系的に調べてまとめる

2でTeckStockで問題を解いていると、だんだんと「あ、このへんよくわかってないな」とか、何回やっても名前と内容の対応を忘れるところ、すなわち理解が曖昧な領域がわかってきたので、7問1セットの区切りで曖昧そうなところを体系的に調べてまとめました。(ちなみに、前回の記事はIAMロールの概念が曖昧だったので、調べたついでに記事にしました。IAM以外も調べているのですが、とても人には見せられないようななぐり書きのメモなので記事化していないだけですねw 土日は1人修羅場だったのです。)

以上が行った勉強方法です。今回の試験勉強に関しては我ながら試験勉強スケジュール以外は上手にできたなと思っています。上述の方法で特にこれは不要だったと思う項目はありません。全て今回の試験に必要不可欠な要素だったと思います

試験本番

あまりここについては触れている方がいない印象なので、こちらも覚えている範囲で残しておきます。

試験環境

私は会場ではなくオンラインで試験を受けました。私事なのですが、ちょうど同居人がコロナを患ってしまってほとんど部屋の境がない狭い1LDKの環境下で濃厚接触者になってしまい、会場で受験を申し込んでいたらそもそも受験すらできていなかったので不幸中の幸いでした。もともと日中はリモートワークで家に私1人なので、誰もいない間に黙々と受ける予定だったのですが、お互い外出ができない状況となってしまったので、薄いスライドドアで部屋を仕切って寝室にこたつ机とノートPC1台を引っ張り込んで、さながらつるの恩返しのように「絶対にふすまをあけてはいけませんし、喋ってもいけません」と同居人に頼んで受験しました。

オンライン試験環境の制限としては以下があります。

  • カンニングペーパーがはられていないこと (暗黙の了解)
  • ディスプレイは1枚のみ
  • 腕時計やスマホなどの電子機器が手の届く範囲にないこと (ただしスマホに関しては、次の節で説明する準備の工程で必要となる操作だけは許可され、準備完了時点で手の届かない範囲に置くことを指示されます)
  • Webカメラがあること (試験中ずっとWebカメラで監視されます)
  • 他人が入室しないこと (入室した段階で問答無用で終了となるようです)

ディスプレイが1枚という制限がなかなか曲者で、私の作業机の環境はディスプレイアームで3枚のディスプレイが机に固定されてしまっているので、これを取り外すのはなかなかの重労働となるので、ノートパソコン1台とこたつ机を寝室に引っ張り込んで受験しました。 (弊社社員には色々指摘されたくないからお風呂場にノートパソコンを持ちこんで受験した猛者もいますw)

ちなみに、ノートパソコンは会社支給のものではないことを推奨されます。FWの設定などでネットワークの問題が発生した場合、最悪受験者都合での中断となり、返金処理も行われないことがあるようです。私の場合は他に使えるパソコンが無かったので会社支給のノートパソコンで受けました。 (最後まで問題なく動いてくれて良かった。。。)

試験前

このタイミングでこのミスをやってしまうかと我ながら半分呆れてしまったのですが、14時開始で試験を予約したのに、午後4時と思い込んでいて、さらにはカレンダーにすら午後4時からと書き込んでいました。。。(試験の予約は14時となっていますが、最初の30分の準備時間を込みでの予約となっているので、実際の試験開始は予約の時間の約30分後となっています)
このとき運良く14時10分頃に試験環境の準備でもしておくかと思ってノートパソコン開いて試験のページ開いたら時間ですよと言われて焦りました。

試験前の準備に関しては、スマホまたはPCのWebカメラで

  • 座席からの前後左右の写真を撮影 (カンニングペーパーがない証明)
  • 身分証明書を撮影
  • 本人の写真撮影 (身分証明書の本人確認のためのもので、合格通知とかに使われるものではないっぽいです。試験時間間違えてた都合で寝癖ついたままだったので使われてたらなかなか悲惨・・・w)

をすると、試験官が割り当てられるまで待機になります。この待機状態までに15分ぐらいかかって、もともと10分遅れで開始したのもあり、14:28ぐらいになって焦りましたが、試験官が割り当てられるまでの待機時間が長引いても試験時間が短くなるわけではないようです。私の場合、実際に割り当てられるまで5分ぐらいかかって離席するわけにもいかず、画面が固まってないかソワソワしながら待ちぼうけしました。
試験官が割り当てられるとWebカメラで以下を写すように指示されました。

  • 試験を受けるテーブル
  • 試験を受ける座席から前方の風景
  • 手元 (腕時計をしていないか)

以上が終わると試験の注意事項を確認して、質問がなければ試験開始となります。(この時点から試験時間がスタートします)

試験中

試験が始まると離席はもちろん、発言も飲食も不可となるので、3時間近く水分補給もトイレに行くこともできなくなります。試験が始まるまでに全て完了しておきましょう。あと意外と盲点だったのですが、12月の関東で受験したので、14時半に試験が開始すると終了は日没後の17半となってしまい、電気と暖房をつけていなかったので最後の方はまっ暗闇の寒い部屋での受験になってしまいましたw

試験に関しては特筆することはなく、練習問題で見たような問題や類似した問題が出現するので粛々と解いていきました。65問もあってどうしても集中力が切れてしまったり、残りの問題数を見て疲労感に襲われたりしてしまいます。このあたり余裕があれば模擬試験を受けるなどしてなれておいたほうが良いなと思いました。 (私は前述の通り時間がなかったので模擬試験を受けることなく、ぶっつけ本番で試験をしました)
ただ、嬉しかった誤算があって、「2つ選びなさい」や「3つ選びなさい」のような問題は、規定数選んでいないと問題の見直しのステップで、「未完了の問題」としてマークされるので、システム的にポカミスを防いでくれる仕様になってしました。私はけっこうこういったポカミスをしてしまううっかりさんなので、2〜3問程度助けてもらいました。

試験問題に関しては色々な方が触れられている通り、日本語がかなり怪しいものが頻出します。理解が怪しかったり、余裕があるときは積極的に原文を読んで問題の意図を確認したほうが良いですね。 (練習問題などを最初から英語でやるというのも有効な手かもしれません)

試験監督に関しては、基本的に試験の最中になにかアクションをしてくることはなく試験官側のカメラがついているとかもないので、集中すると監督されていることすら忘れてしまうくらいです。私の場合1度だけチャットで肩まで映るようにカメラの画角を調整してくださいと指摘されました。 (集中して画面に近づきすぎて肩が隠れてしまっていました)

試験終了後

私の場合20分程度早く終わって、見直しを続けるほど体力的な余裕もなかったので早めに試験終了を選択しました。 (なので、時間切れとなった場合はどのような処理になるのかはわかりません)
試験を終了するとアンケートへの回答が求められます。 (おそらく任意) アンケートへの回答を完了すると、Security Specialtyはその場で合否が発表されました。(多分アンケートへの回答は関係ないです)

試験を受けた感想とかまとめとか

オンライン試験ということでもっと色々とあれしなさいこれしなさいと厳しく言われて、最悪僕もお風呂場に引きこもることになるかもと思っていたのですが、そんなことにはならずにホッとしました。意外とこの試験当日どんな流れだったのかは触れている人がいなくて、(時間を間違えていたのもあって)バタバタとしてしまったので、予めもうちょっとしれていたら安心できたのになぁと思いました。 (なので、こんかい私みたいに気をもむ人が少しでも減ればと思い記事にしました)

こんな記事を書いておいてですが、最初に想定していた時間より短い勉強時間で済んだとはいえ、AWSという1企業のサービスへの理解を求める試験に安くない受験料を払って、しかも3年しか有効期間がないということなので、勉強した知識の応用性とか考えると微妙だなぁと思ってしましました。(問題文の日本語がめちゃくちゃでストレスもたまるし。。。)
しかし、そういうものなのだと知ることができたという経験が今回得た中で一番大きな収穫かなとも思います。

明日は@B-SKY-Labさんの記事です。お楽しみに!

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