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都道府県別病床数と1人あたり医療費の関係
高齢化による社会保障費増大が社会問題化して久しいです。
厚生労働省は病床数の適正化を目指していますが、病床数と医療費がどのような関係になっているのかを可視化しました。
1.仮説
病床数が多いほど、1人あたり医療費は増大する傾向にある。
2.方法
e-stat(社会保障費用統計)と、厚労省の提供する「医療費の地域差分析」の結果を利用し、都道府県別の病床数(人口10万人比)、後期高齢者の1人あたり医療費を算出した。
解析方法では、python 3.11verを利用した。
3.結果
相関係数は、0.65、決定係数は0.43であった。
4.考察
病床数が多いほど、1人あたり医療費は増大する傾向が見られた。
図に示されたライン(赤)より、上側に位置する都道府県では、都道府県の病床数に対して1人あたり医療費が相対的に高いと言えます。
医療費抑制の観点では、厚労省の進める病床数の調整が医療費抑制に寄与する可能性があると考えました。
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