PHP Conference Japan 2024 に登壇させていただきました
こんにちは!TechBowlでProduct Engineerをやっている梶川(@kajitack)です。
仕事では主にTechTrainの開発を担当しています。
来年の目標はエンジニアとしてコードを書きつつ、トライアスリートとしてアイアンマンレース完走です!
この記事は、2024年12月に開催されたPHP Conference Japan 2024の参加レポートです。
PHP Conference Japan 2024
PHPカンファレンスは、PHP関連の技術を主とした技術者カンファレンスです。
2000年に日本のユーザ会によってPHPカンファレンスが初めて行われ、今年で25回目の開催となります。
登壇内容
「責務を分離するための例外設計」というタイトルで登壇させていただきました。
例外を効果的に活用し、エラーハンドリングを整理する方法を紹介しました。
特に、過度なキャッチによるコードの複雑化を防ぐための具体的なアプローチや、実務での課題を解決する事例を共有しました。
登壇の背景
弊社では複数のサービス、アクターを扱っていることもあり、無数のドメインモデルが登場します。
それぞれのモデル操作には事前条件や失敗のシナリオが伴い、例外処理が複雑化していました。
また、例外をどのタイミングでthrowし、どこでcatchするのか、明確な方針が不足している状況でした。
チームで方針を話し合う機会があったので、その体験を元に発表させていただきました。
登壇の振り返り
大規模な場所での登壇で緊張してしまい、かなり早口になってしまい申し訳ありませんでした...!
質疑応答や直接のフィードバックもいただき、ありがとうございました!
例外処理に悩んでいる方が多いと感じ、とても共感しました!
次の機会には、以下の内容についてさらに深掘りしてお話しできればと思っています!
- バリデーションとの例外処理の使い分け
- PHPDocでの
@throws
タグの使い方とルール化 - ドメイン例外のクラス設計
- ドメインモデル図を使った例外についてのディスカッション
参加した感想
PHPカンファレンスは初めて新卒1年目のときに参加して、今回が2回目の参加になります。
初めて参加したときは、セッション聞いてるときに理解が追いつかなくて頭がパンクしそうになりました。
(それでも一緒に参加した上司と飲みながら感想を共有しあって理解を深められたのはいい思い出です。)
今回はセッションを聞くだけでなく、登壇者や参加者とのディスカッションを通じて多くの学びと刺激を得られました。
カンファレンスのメリットとして、実務に直結する具体的な話や最新情報をキャッチアップできる点が非常に魅力的だと感じました。特に、設計に関する多くの書籍はPHP以外の言語(Javaなど)で書かれていることが多く、それをPHPに応用するには自分で置き換えて考える手間が必要です。一方で、カンファレンスではPHPを前提とした具体例や実践的な知見を直接学べるため、すぐに実務に活用できるアイデアを得られるのが大きな強みです。
また、PHPのコアチームに日本の方が関わっていることや日本全国で地域ごとのPHPカンファレンスが開催されているなどコミュニティの熱を感じられました!
最近は主に書籍を通じてインプットを行っていましたが、今回の参加を通じて、カンファレンスや勉強会の持つ「即時性」や「現場感」の価値を改めて実感しました。これからは、こうした場にも積極的に足を運び、アウトプットや交流を通じてさらに学びを深めていこうと思います!
今後お会いした際にはよろしくお願いします!
関係者の方々は本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!
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