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ゴテンクス風にエンジニアとデザイナーがフュージョンするとどうなるのかやってみたら意外とよかった話。

2022/06/21に公開

はじめに

TechTrainでエンジニア採用を担当しているらい(平井)です。
TechTrainというエンジニア特化のEdTechサービスを作っています。今回は社内でなんとなく始めたゴテンクス会議を紹介します。
今回ドキドキしながら初めてGitHubを使ったZenn記事執筆に挑戦しています。

先月、弊社テックリードの大木(以降スーさん)がTechTrain バックエンドの開発環境をまとめた記事を公開しました。

DDDのアーキテクチャを含むTechTrainバックエンド開発環境などを紹介していく!

この記事では、普段中の人たちがどんなことを考えて
TechTrainを創っているのか?
日常の会議風景からお伝えできればと思います。

ゴテンクス会議とは

漫画『ドラゴンボール』の登場人物で、孫悟天とトランクスがフュージョンで融合した姿であるゴテンクスの如く、エンジニアとデザイナーがフュージョンするために設けられた日次の会議である。

この日の参加者は3名であった。

ゴテンクスmtg

  • テックリード大木(右上) →以降スー
  • デザイナー渡邊(下) →以降大地
  • バックエンドエンジニア中村(左上) →以降ロキ

ここからは実際のゴテンクス会議の様子を会話形式でお伝えしたいと思います。

とある日のゴテンクスに潜入

面談画面にある相談内容の分類について情報共有

スー

じゃあ、まず、今日僕からお伝えしたいことは、大きく2つ。まずは面談画面にある相談内容の分類について。
次にユーザープロフィール画面について。
今日おざまささん(代表小澤)と、相談件数の少ない相談内容を見直してもいいんじゃないかって話になりました。

相談内容

スー

元々RailwayとかMISSIONがまだなかった時に決めた選択肢って、
今は全然選択されてなかったりするんですよね。
例えば「エラー解決できないので、相談したい」は、それぞれ

* 「RailwayのStationでわからない箇所についての面談がしたい」
* 「挑戦中のMISSIONについて相談したい」
* 「開発中のサービス、アプリについてアドバイスがほしい」

のどれかでいいじゃんって感じじゃないですか。
まあ、細かく決めた内容についてはまた共有しますが、変えます。
それにあたって、バックエンド的には相談内容をコードで新しく追加したり、
修正したりが発生してくるかなという形です。
これはそうちゃん(インターン生)に実装を進めてもらおうと思ってます。

大地・ロキ

(二人が頷きながらうんうん)

リリース予定の公開プロフィール画面について話し合い

スー

で、プロフィール画面についてですけど、「実績」については一旦なしで出そうかなと思っています。
「プロフィール画面自体、なしにしてもいいんじゃないか」って話も出たんですけど、
一旦出してみてユーザーがどう使うか様子見てもいいかなって。

すでに実装されている部分もあるので、ユーザーに実際どう使われるのかっていうのを検証してみようかなと。
実は、「実績」の部分についてはおざまささん(代表)とも話し合ったんですが、
Rank3までのユーザーだと「ポートフォリオ」っていう言葉が望ましいっていう。

大地・ロキ

うんうんうんうん。笑
(ここで激しく同意している様子の2人。)

うんうんうん

スー

一方で、Rank4,5のユーザーは「ポートフォリオ????????え????」ってなるじゃないですか。

大地・ロキ

スー

なのでちょっとこれはやめようと。
そういう文言を使ってしまうと、意図していない伝わり方をする可能性もあるし、
熱量も下がるし、良いことがないっていう。
やるとしたら、例えば、他のユーザーが作ったMISSIONのデプロイ内容を一覧でまとめて

「このユーザーがこれを作りました。」

みたいな方が、よりコミュニティ活性化の雰囲気が
醸成されるんじゃないかって話が出たりしました。

まあ、そういう観点で使うんだったら、
ちゃんとコミュニティが活性化するためのコネクションを
作るような仕組みで出した方が良いだろうという話になってます。

これからリリースを予定しているユーザー公開プロフィール

もっと環境を改善して事業を早く進めるために。

スー

あと、開発メンバーから出てきた話が2つあって、
1つ目がフロントエンドとバックエンドの連携がちょっとやっぱ弱いよねっていう話。
これは、よしくん(業務委託メンバー)とむるちゃん(インターン生)の双方から出てきました。

なので、新Railwayリリース以降は、APIを使って
フロントエンドとバックエンドの連携を確定させていく運用を
少しずつ入れていきたいって話をしています。

2つ目は、実装の段階にならないと仕様の確定の抜け漏れとかが
分からないのってちょっとイケてないよねって話です。

なんでそれが起こるのかっていうと、そもそも

* カスタマージャーニー
* この画面で何ができるのかを整理整頓されたドキュメント

などなど、戻る場所がないよねって話になったんですよ。
で、こういう話になると

「大地に作ってもらえばいいじゃん。」

って
さん言いがちなんですけど、
今現状のチーム状況で、大地さんがデザインから離れると
デザイン遅れちゃうので💦

大地

笑。そうですね。

スー

なので、バックエンドの残りの実装に関しては一旦そうちゃん(インターン生)に任せて、
僕は動線の整理整頓をFigmaなりどっかでやるという動きにしようかなと。

どうすかね?戻る場所、Figmaでいいっすか?なんか別のものの方が良い?

大地

どうっすかね。どれぐらいの規模かっていうのと、1番はやりやすいのがいいとは思ってますけど。
戻る場所のそのイメージってどういうのを想定してんのかなっていう。
Notionとかなのか。どういった形式を想定してますか?

スー

形式は、文字に起こすというより図がいいと思ってます。デザイナーとの連携で使いたいんですよ。

1. デザイナーの連携をスムーズにする
2. フロントエンドが抜け漏れに気づけるようにする
3. バックエンドが抜け漏れに気づけるようにする

というものにしたい。
個人的には、それにユーザーの課題を紐付けたい。

例えば、この画面ではユーザーがこれに困っているという悩みとその図を一体化させたい。
そう考えると、フロー図とはちょっと違うんですけど、オンボーディングのところから
時系列に分岐していくような形の図にするのがいいのかなとは思ってます。

それがあれば、実装しないと気づけないっていう状況はなくなるんじゃないかな。
こういうやり方もあるんじゃないか?みたいなのが2人から出るんだったら、
そういう形式にしたいなと思ってるんですけど、どうすか?

大地

どの段階でどの人が関わる必要があるんやろうなとか思ってるとこはあって。
例えば、その図が仕様を決める段階で
さんとすーさんとで揉んで、
僕とかデザイナーやフロントとかに落とす流れでやっていく形とかやったら、ドキュメントで書いてもらう。
で、デザインを作って3人で色々揉んだものを現場に落としてく形になるのか?
それとも、例えば、スーさんがこれから書く動線とFigmaをベースにして、
おざまささんとか僕とかロキさんが顔付け合わして「ここはこうじゃね?」って言いながら変えたものを
「じゃあ、一斉に作りましょう!」という形でやっていくのか?

スー

前者になるかもしれないですけど、理想としては後者が望ましい。
現状、僕が一覧にできてないせいで
大地さんはどこの機能がどの条件でどう動くかが全く分からない訳じゃないですか。
だから、大地さんがデザインし終わって画面出来上がった段階で
ようやく「あ、academyはこうなってるんで、ここ使わないんですよね。」って話になったりするじゃないですか。

でも、そのタイミングで大地さんが振り回されてデザイン変えなきゃいけない流れになるのが
ちょっとイケてないなって思ってるんですよ。

図を作った方がいいんじゃないかって思ったのは、そういうところですね。
本来は、バックエンドとしてはそれがドメインモデル図になればいいかなと思ったんですけど
デザイナーとの連携に使うにはちょっと難しいので。

ロキ

そうですね。まあ、フロントの仕様はやっぱFigmaにまとまってるのが1番いいかなって思いますね。

スー

ですね。
なので、ここの表示はこの条件で出てくるとかその辺までまとめようとすると、
どうしてもドメインモデル図だとちょっと足りないところがあって。
どこまで詳細にするかは、ちょっと悩ましいんですけど。

初期作るの大変だけど作って早くなるんだったらその方がいいかな
でも、完璧に管理しきるのはかなり難易度高いなとか。

大地

これはマジできついと思いますけど、あったらマジで助かるのは確か。
デザイナー的にはこう、「結果こうした」が、決まってるのが1番嬉しいっちゃ嬉しくて。

スー

一旦、作りには入るんですけど。
社内向け画面と新Railwayリリースの開発マイルストーンを
6月末までそれぞれのエンジニアに引き直してもらってるので
ロードマップの引き直しと全体像を作るっていうのはセットでやろうかと思います。

大地

なんか手伝えることがあったら、全然言うてください。

スー

デザイナーがやりやすい形式のイメージっていうのがちょっとわかんないので、
少し作った段階で大地さんに見てもらって指摘もらえるとありがてえなって感じですね。

大地

わかりました。ゆうて、僕も全機能把握してるわけじゃないし
全部把握しろって方がが多分無理な話だと思うんで。笑
「よしなにやって」がいい面もありちょっと悪い面もありみたいなところがあるんだろうなって。

スー

そうっすね。もうちょっとちゃんとプロダクトマネジメントやらないと、
やってる割に結果出ないみたいなことがもっと増えそうだなって思うので、
ユーザーの課題をちゃんと解決できる状態にしたいなと思ってます。

大地さんがわかる、わからないっていうのと、せめて重要なところはおざまささんが
なんとなくわかるように全体像がわかる場所は必要かなと思うので、それで進めさせてください。

大地

わかりました!ありがとうございます!

スー

ロキさん的になんかここ気になってるところとかあります?

ロキ

フロントとの連携・デザインの連携ってところで、ツールがFigmaになって
さらに、Figmaにもっと仕様が分かるように「なんでやるか」っていう部分をまとめて、
今の大地さんの作ってくれてるデザインとがっちゃんこされるわけですよね?

現状で言うと、縦に分けたじゃないですか。とりあえずで分けた状態になっちゃってますが
画面ごとに近くにコンポーネントとか色々あったりっていう感じになっちゃってるんで。

そこはデザインシステムとはまた違うとは思うんですけど
デザイン側のアーキテクトを綺麗にちゃんと決めないとなっていうのはちょっと思いましたね。

スー

運用うんぬんのとかもそうですし、プロダクトマネジメントとかも。
シームレスなところの連携どうすんだっけ?みたいな話は、他も似たようなことで困ってるはず。

だから、調べりゃ知見はあるんじゃないかとは思うので詳しい人に聞いてみます。
まあ、立ち戻るところがないっていうのが問題かなって。

ロキ

はい。前にNotionとか使って、このユースケースで課題解決するためには、こういう要素が出てきてこうだよね。
みたいな話をスーさんとやったじゃないですか。

それは大地さんもいた方がいいかなって思うんですよ。背景を知るというか。

スー

そうですね。そのあたりは、新Railwayリリース後にDDDでちゃんとやっていく。
そうなると新しい機能実装の時はユースケースの整理整頓からやっていくと思うので、
その段階においては、だいちさんにいてもらうっていうのはいいかな。っていう風には思っている。

大前提としてですが、それとフロントエンドのユースケースが微妙に異なるケースもあることは
話さなきゃいけないっていうのはあるかなと思ってます。
本来ならバックエンドのユースケース=フロントエンドのユースケースになるのが望ましいけど、
今はフロントエンド側でロジック的に頑張ってて
それぞれが全然対応していない状態ということだけ把握しておいてほしくて。

大地

あー、なんとなくわかりました。

スー

完全には難しいけれどもうちょっとチューニングはしていきたいね
って話していて、なので図を作りますって感じですかね。

大地

ありがとうございます。

スー

はい。あと、無事に生まれましてありがとうございます。

iOS の画像

ロキ

👏 見て「あ!」と思ったんですよ。

大地・ロキ

おめでとうございます!👏👏👏👏👏👏👏

大地

いいですね。すでに写真で幸せを分けていただきました、ありがとうございます。

スー

生まれた時、りんちゃん(インターン生)と1on1の最中で、「処置が終わって生まれてました。」
というメッセが嫁さんからくるっていう。

大地

こんな時まで仕事せんでもとかちょっと思っちゃうんですけどね。笑

スー

いや、でもコロナで厳しくて5日くらい入院している中、1回だけの15分ぐらいしか面会できないんですよ。

大地

まるでうちの面談みたいな仕様になってるんすね。笑

スー

はい。まさかの笑
なんならTechTrainの面談よりも厳しいんで。15分なんで。

大地

確かに!半分!

一同

スー

なんで、頑張っていきたいなというお気持ちだけ。はい。
お気持ちだけは持ってるんですけど、全くわからないんで先輩に聞きます。

大地・ロキ

スー

今日が大木家ファーストローンチでした。
なので、もしかしたらちょいちょい中抜けとか、ゴテンクスの時間がずらしになったり、
僕が参加しなかったりがあるかもしれないんで、その際には、テキストベースでよろしくお願いします。

ロキ

はい

大地

全然もう。はい。

スー

あと他になければ今日は以上ですが、大丈夫そうですか?じゃあ、引き続きよろしくお願いします。

おわりに

ゴテンクス会議は日々、このようにほどよく緩く、テンポよく開催しています。いかがでしたか?

TechTrainは現在4,500名近くの方々にご利用いただいており、
また、100名以上のメンターにもご協力いただき、まだまだ成長を続けています。
ユーザーの皆様、メンターの皆様、本当にありがとうございます。

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