🐕🦺
[AWS]EC2のWindows Server2025をAD参加した後、停止すると起動できなくなる問題
事象
Amazon EC2でWindows Serverを作成後、AWS Managed Microsoft ADに参加。
その後EC2を停止し、起動するとインスタンスステータスのチェックが失敗し、RDPできない状態となった。
対象のWindows Server
2025年4月の時点においてWindows Server 2025で仮想化ベースのセキュリティ (VBS)をサポートするインスタンスタイプ(t3、m5など)で発生する。
エラー原因
VBSがWindows Server 2025 のインスタンスではサポートされておらず、
ドメインに参加すると VBS と Credential Guard が既定で有効となるため発生する(AWSサポート回答)。
EC2 インスタンスは、Windows Server 2025 向けの VBS をサポートしていません。これが有効になっている場合、再起動後にシステムの起動が失敗する可能性があります。
対象方法
2つ対処方法を記載する。
- VBS をサポートしていないインスタンスタイプに変更
- ローカルグループポリシーの変更
VBS をサポートしていないインスタンスタイプに変更
2025年4月の時点では、AMD ベースのインスタンスタイプは VBS をサポートしていない。
そのためm5ならばm5aに変更することで事象を解決することが可能。
対象インスタンスタイプは下記ドキュメントを参考
ローカルグループポリシーの変更
ドメイン参加前に作業をする必要がある。
作業手順
- gpedit.mscを起動
- Computer Configuration\Administrative Templates\System\Device Guard に移動
- コンピューターの構成\管理用テンプレート\System\Device Guard
- Turn On Virtualization Based Security を開く
- Disabled に変更
- 変更後にADに参加
参考
AD参加
Disable Credential Guard無効化
Discussion