Google Cloud Next Tokyo の歩き方〜参加登録から当日のごはんまで〜
はじめに
2024/08/01〜2024/08/02 にかけて、Google Cloud Next Tokyo '24が開催されました。
筆者は '24 で初参加だったのですが、一介のWebサーバーエンジニアとして、GKE や Cloud Run をベースにしたインフラ構築からセキュリティ・生成AIと、良い情報をいっぱい聞くことができたと思っています。
入口の看板。こういうのテンション上がりますね
一方で、
「え! 受講票って印刷してこないといけないの?!」
「基調講演の席埋まっててメインルームに入れないじゃん!」
「昼ごはん支給されるの?! 買っちゃってるんだけど!」
など、技術情報を吸収する前段階で右往左往してしまい 、社会性のなさを痛感しました。
本記事では、同じように初参加でどう立ち回るべきかわからない方の羅針盤となるべく、参加登録から当日までの流れで注意すべき点を解説していきます。
なお、本記事は Google Cloud Next Tokyo '24 における情報です。今後の Google Cloud Next Tokyo では変更になる可能性もありますので、あくまで参考程度としていただければと思います。
これだけは準備しよう!
Google Cloud Next Tokyo 参加までに最低限必要な準備は以下の通りです。
チェックリストとしてご活用ください。
- 遅くとも2週間前くらいには参加登録・受講セッションの登録を済ませておく
- 当日までに以下を用意する
- 受講票(印刷する)
- ノートPC
- 名刺(・名刺入れ)
- 飲み物
- 当日は基調講演開始の30分前までには会場入りしておく
参加までの流れ
Google Cloud Next Tokyo 参加までの流れは、
- (できれば早いうちに)参加登録・セッション登録
- (前日まで)受講票の発行、持っていくものの準備
- (当日)会場入り
- (当日)セッションの受講、ブース巡り
という形になっています。
この章では、参加までの流れにおける注意点を各々説明していきます。
(できれば早いうちに)参加登録・セッション登録
要点は以下の通りです。
- 参加登録では姓名と会社名を名刺と揃えよう
- セッション登録はできるだけ早めにする
- 基調講演は申し込んでおくのがおすすめ
- 基調講演後のセッションは何かしら入れておく
- セッションは1コマ空けておく
参加登録
Google Cloud Next Tokyo への参加には、参加登録が必須です。
検索などで Google Cloud Next Tokyo のトップページに移動し、参加登録をしましょう。
参加の際にはメールアドレスが必要ですが、Google アカウントのメールアドレスを使うのが一番楽です。
Google Cloud Next Tokyo '24 のトップページ。「今すぐ登録」ボタンを押すことで参加登録ができる
「今すぐ登録」ボタンを押すと、以下のような画面が出るので、情報を入力していきましょう。
この際、正確な情報を入力していきましょう。特に、姓名と会社名は入場手続きでトラブルがあった際に使用するため、ちゃんと書きましょう(筆者はなぜか受講票のQRコードがうまく読み込めず、新しくQRコードを発行してもらうために名刺と登録姓名・会社名の照合をされました)。
「今すぐ登録」フォーム。会社の業種や住所などを書く欄があったはず
一番下まで情報を入力し、「登録」ボタンを押したら晴れて登録完了です。
セッション登録
参加登録が終わると、セッション登録の案内をされるので、ついでにそのページに飛んでセッション登録も終わらせて起きましょう。
セッションとは、Google Cloud の新規機能解説や各企業のユースケース、最新技術の動向など、Google Cloud に関する様々なトピックについての講演をしてくれる場です。
以下のような形でセッション一覧が表示されるので、気になったものを選んでいきましょう。
セッション登録画面。Google Cloud Next Tokyo で開催される全セッションがリスト化されており、好きなものを選択して聴講登録をする
セッション登録では以下の注意点があります。
基調講演には参加しよう
基調講演では、Google Cloud の最新製品に関する情報が各大企業の実例も交えながら紹介される場です。 '24 では生成AIエージェントが主なテーマでした。
最先端の技術の紹介というだけあって、非常に刺激的な内容でした。また、大きい会場で各社の偉い人たちが続々と出てきてはプレゼンしていくので、独特の雰囲気がありいるだけでも楽しいです。
テーマに興味がなくてもとりあえず登録しておきましょう。
基調講演の様子。EnterpriseZine「Google Cloud Next Tokyo ‘24開幕、Gemini アプリの拡張機能など発表」 より引用。
基調講演後のセッションは何かしら入れておく
なんと基調講演直後のセッションでは、入場時にお昼ごはんが支給されました。お昼ごはんいらずで素晴らしいですね。
興味にもよりますが、お昼ごはんをもらうために、可能であれば基調講演直後のセッションは入れておくと食費が浮いて嬉しいかと思います。
2日目に支給された昼ごはん。かなりボリューミーなサンドイッチたち
セッションは1コマは空けておく
セッションの数は同一時間帯でも複数個ある上にどれも面白そうなセッションだらけで、全ての時間を埋めたくなる衝動に駆られるかもしれません。しかし、そこはぐっと堪えて1コマは空けておきましょう。
Google Cloud Next Tokyo では、セッションの他にもブースの展示が行われています。スポンサー企業が自社企業の宣伝のために様々な展示や企画・ミニセッションを用意しており、これを巡るのも醍醐味の一つです。
しかし、セッション間は入れ替え含め30分程度で、この間にブースを見にいくのはかなりしんどいです。1コマ空けておき、ゆっくりブースを回る時間を設けましょう。
ブースの1つ(全体像をとっておくのを忘れました...)
(前日まで)受講票の発行、持っていくものの準備
要点は以下のとおりです。
- 受講票は印刷して持っていく
- 以下を準備しておく
- ノートPC
- 名刺(・名刺入れ)
- 飲み物
受講票の発行
受講票メール。届いたら受講票の印刷を忘れずに!
開催当日の1〜2週間前に、受講票のメールが届きます。
受講票は印刷しておきましょう。受講票は当日の入場パスとしても使用しており、持っていかないと受講票発行の手続きのために並ぶ必要が出てしまいます。
また、受講票には登録したセッションのタイムスケジュールと開催する部屋名が記載されています。当日は表記に従って所定の時間に部屋に向かいましょう。
持っていくものの準備
以下のものを準備しておくと良いです。
- ノートPC
セッション中は撮影禁止でした。そのため、スライドを全て写真に収めて後から振り返る、というようなことができません。講演メモを取るためにノートPCを持っていくと良いでしょう。
なお、フリーWi-Fiは用意されていませんでした。テザリングも人が多くて混線するのでうまくいかないです。基本的にノートPCをネットに繋がなくてもメモができるように準備しておきましょう。 - 名刺(・名刺入れ)
当日は発表者に質問しにいけるコーナーや各ブースといった場所で、名刺交換のチャンスがあります。
せっかく相手方の名刺をいただける機会ですから、こちらも名刺を用意しておくと今後何かしらの接点を持てる......かも? です。 - 飲み物
当日意外と困るのが、飲み物問題です。
会場内ではカフェスペースや昼ごはんで飲み物が支給されたり、自販機があったりとしますが、数に限りがあるため、飲み物を自由に入手できない可能性があります。
ちゃんと飲み物は持っていきましょう。
(当日)会場入り
要点は以下のとおりです。
- 服装は普通の私服でok
- 基調講演開始の30分前には会場についておこう
服装について
ビジネスマンも技術者もごた混ぜで Google Cloud Next Tokyo にくるので、ラフな私服の方が多く見られました。
会社としていくのでスーツやビジネスカジュアルを着ていく、でも良いですし、ITエンジニアらしく(最低限のエチケットは守った上で)ラフな私服でいくのでも良いかなと考えています。
筆者は私服で行きました。
会場入りについて
会場には、基調講演開始前の30分前くらいにはついておくのがオススメです。
基調講演が開催されるメイン会場は広いといえど、席に限りがあります。席からあぶれてしまった場合はサテライト会場(別部屋でのライブビューイング)での受講となってしまい、雰囲気を味わうことができません。
せっかくこれだけ大規模なイベントに参加するのですから、メイン会場で受講するために早めに会場入りしておきましょう。
(当日)セッションの受講、ブース巡り
会場入りしたら、登録したセッションを受講する・ブースを巡るなど、会場を自由に楽しみましょう。
これまでの事前準備がうまく活き、以下の問題に当たらずに済むかと思います。
- 興味のあるセッションが満席で、受講できない
- メモを取るデバイスがない
- 昼ごはんを買いに会場外に出かけたくない
- 飲み物が入手しづらい
また、セッション終了後は「Ask The Speaker」というブースが近くに設けられており、セッションの発表者に直接質問しにいくことができます。
名刺交換で交流しながら、率直な疑問を発表者に投げて理解を深めていきましょう。IT現場の最前線でバリバリ働いている方々からお話を聞ける貴重な機会なので、活用していくと良いです。
他にも、筆者が会場で気になった点は以下の通りです。
レシーバーによる聴講
メイン会場でのセッションは、以下の画像のようなレシーバーを渡されました。
支給されたレシーバー。セッションの出口でまた回収する
基調講演では、チャンネルを切り替えることで日本語・英語の音声を選ぶ仕組みです。英語話者の方がスピーカーでも日本語の同時通訳でセッションを聞け、便利でした。
それ以外のセッションではメイン会場が3つに分割されて同時にセッションが行われていたことから、区画ごとにチャンネルが割り振られており、チャンネルを合わせることで講演の音声を聞く仕組みでした。
ちなみに講演者のマイクはスピーカーにつながってないため、レシーバーを受け取り忘れると講演の内容が聞けないという悲しい事態になります......
認定資格者専用ラウンジ
ブースの1つに「認定資格者専用ラウンジ」なるものがありました。
Google Cloud の認定資格を持つ方のみが入れるブースで、人流を避けながらラウンジ内の座席で休めるようになっています。
資格持ちの方は利用してみてはいかがでしょうか?
オライリー本 20%オフ
オライリー社のブースでオライリー本の20%オフセールがやっていました。お得ですね。
せっかくなので、筆者は以下の本を買いました。5000円以上購入するとTシャツもついてくるというおまけつき
まとめ
Google Cloud Next Tokyo は、Google Cloud の最先端の情報に触れられるとても良い機会です。
参加の仕方や作法がわからず二の足を踏んでいた方も、本記事を読んでちょっとでも参加してみたいなと思っていただければ幸いです。
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