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SecHack365でやっている振り返り術

2024/12/08に公開

はじめに

  • この記事はSecHack365で毎週やっている振り返り術をまとめたものです
  • SecHack365のイベントレポートに私のこの考えが掲載されています
  • 今回はそれを詳細に解説します

Backlog上で振り返りを書き込む効果は感じているか?

非常に感じています。メリットはたくさんあるのですが、ここでは三つご紹介させていただきます。

  1. 記憶の外部化と言語化

  2. 情報の構造化

  3. 次のステップへの判断材料

  4. 記憶の外部化と言語化

最近、私は20件のプロジェクトを抱えながらSH365に取り組んでおり、毎日様々な進捗は出していても、どれがSH365の進捗か知見なのかを忘れてしまいます。それをBacklogに一元管理することで自分の記憶を外部化できます。その過程で、一週間で自分がやったこと、分かったこと、次やることを可視化することができます。また、複数のプロジェクトで共通する背景の構造を捉えたり、言語化を強制的にすることによって日々言語化能力が上がっているのを感じています。

  1. 情報の構造化

情報というのは、寄せ書きにするだけではダメで、構造化する必要があります。人間の脳のメモリは非常に小さいので、一度振り返りに全て列挙したあと、それを構造化する行為が必要になります。グルーピングしたり、階層構造を構築する必要があるのですが、それは一度自分の思考や記憶を全て列挙した後に初めてできることです。

  1. 次のステップへの判断材料

記憶を外部化することにより、自分が忘れてもBacklogなどに情報は残り続けます。1週間前の振り返り、2週間前の振り返りを見ていくと、自分の行動や思考のパターンが見えてきます。これがとても大事で、次のステップへの判断材料としてとても役立ちます。最近だと、1~2週間前はボトムアップなアプリを作ろうと思っていましたが、その思考バイアスを見つけたので、無理やりトップダウンなアプリを作るという目標にずらしてみました。

まとめると、記録→言語化→構造化→構造の把握とバイアスの認知というステップを可能にするのが振り返りの強い効果だと実感しています。

まとめ

  • 振り返りのメリット
    1. 記憶の外部化と言語化
    2. 情報の構造化
    3. 次のステップへの判断材料

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