ノーコードツール「Click」:カスタム関数で日時を計算する方法
はじめに
このページではノーコードツール「Click」のTipsを紹介しています。
Clickで何時間後や何時間前を設定するには、標準で用意されてる「1時間後」「2時間後」「3時間後」「6時間後」「12時間後」(もしくは「○時間前」)を選択できますが、その他の時間は選べません。
また、現在日時からの計算になるので、特定の日時からの計算はできません。
そこで、カスタム関数を使って、特定の日時からの計算をする方法を解説します。
①フォームを用意する
ページに日時の入力と「何日後」を指定するインプットを用意します。
日時は日付インプットエレメント、「何日後」の指定はインプットエレメントを使います。画面左側パネルの 「エレメント」にある「データベース」から日付インプットとインプット を選んでページに置きます。

また結果を表示するテキストを用意します。
画面左側パネルの 「エレメント」にある「ベーシック」からテキスト を選んでページに置きます。

その他のテキストも置きます。

②「何日後」を指定する
初期値を 0 、種類を 数値 に設定します。

③結果のカスタム関数を設定する
結果のテキストはカスタム関数を設定します。

カスタム関数の計算式は、 「基になる日時」+「時間」 を設定します。
表示形式は、「日付フォーマット」→「日時 2021/11/20 14:10」 を設定します。

④動かしてみる
ここまでできたらプレビューで、ちゃんと動くか確認しましょう。

3日後に変更すると、ちゃんと3日後の日付になりました。

基になる日時を変えても、指定した日数後の日付になります。

⑤日数指定から時間指定に変更する
今度は基になる日時から○時間後の日時を計算するように変更します。

カスタム関数の計算式は、 「基になる日時」+「時間」÷24 を設定します。
表示形式は上と変わらず、「日付フォーマット」→「日時 2021/11/20 14:10」 を設定します。

⑥動かしてみる2
ここまでできたらプレビューで、ちゃんと動くか確認しましょう。

8時間後に変更すると、ちゃんと8時間後の日時になりました。

ちなみにマイナスを付けると、8時間前の日時になりました。

また、小数を指定することもできます。-8.5で8時間30分前になります。

🎉完成!
これで「時間の計算」が完成しました。
まとめ
本記事では、ノーコードツール「Click」でカスタム関数を使って日時の計算をする方法を解説しました。
ポイント
- 計算式はカスタム関数に設定する。
- 日付+1で1日後の日時になる。
- 時間の計算をする場合は「○÷24」で計算する。
この方法を使えば、スケジューラで開始日時と所要時間から終了時間を計算したり、世界時計を作ることも可能です。
ぜひ活用してみてください。
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