Flutterのスキルを上げるにはIssueを見る 〜キャッチアップの実践方法〜
エンジニアは一生勉強と言われますが、最新情報やトレンドをいち早くキャッチアップするにはどうすれば良いのでしょうか?
今回は私が普段得ている情報源を紹介します。
この記事ではFlutterに特化していますが、別の技術でも応用可能だと思います。
Flutter公式のIssue、Pull request
Flutter公式のIssue、Pull requestからは技術的なことだけではなくデザイン関連のことも多く学べます。
例えば、こちらのPull requestはFlutterの角丸をiOSネイティブの角丸に近づけるものです。
こういうのを見ているとSquircleという概念を知れますし、Flutterでの実装方法も知れて書けるコードの幅も広がります。
そこで、今回は自分がよくみているIssueやその見方を紹介します。
公式が注目しているコミットから学ぶ
これは意外と知られてないかもなんですが、Flutterチームが注目しているコミットが毎週掲載されているIssueがあります。
これを見てると次のアプデとかの情報もいち早く得られますし、どういうものが話題なのかしれて勉強になります。
私はブクマして毎週眺めるようにしています。
優先度が高いラベル
Flutterは優先度をラベルでつけていて「P1」は優先度が一番高いものです。
もちろん量が多いので気になったものだけ見ています。
Material Design、Cupertino
FlutterはiOS、Androidどちらのアプリも作ることになるため、知っておいた方が良いデザインのことも多くなります。
特にMaterial DesignやCupertino(Apple)に関する情報は早めにキャッチアップできると、作れるデザインの幅が広がったりします。
例えば3.29でリリースされたiOS風のシートですが、実はまだ未完成です。
どういうことができて、どういうことができないか知っておくだけでもデザイナーなどへの説明がスムーズに進みます。
このようにリリースノートでは知ることができなかった情報を知れます。
Material DesignとCupertinoをフィルターしたIssue一覧です。
CupertinoはProjectもあるのでそちらもおいておきます。
技術視点のUI/UXを学ぶための本
自分の本ですがZennで出してます。
この本は技術視点でUI/UXを向上させる方法を知ることができます。
なるべく記載しているIssueなどを最新情報にしています。
特定の人からキャッチアップする
興味のある領域が似ている人であれば、特定の人のツイートやIssue、Pull requestから学ぶこともできます。
Cupertino系のTong Muさん
この方はCupertino系の更新めっちゃしてくれてる方です。
iOSの細かい挙動まで把握しており、Flutterをネイティブにかなり近づけてくれている人です。
PR: https://github.com/flutter/flutter/pulls?q=is:pr+author:dkwingsmt+
Issue: https://github.com/flutter/flutter/issues?q=is:issue state:open author:dkwingsmt
ネイティブに近い見た目のMaher Safadiさん
実際にFlutterでアプリを作られていて、かなりネイティブに近い見た目、手触り感があります。
Flutter最新情報の発信もXでされています。
みんな大好きRemi Rousseletさん
Riverpod作者のRemiさんです。
デザイン関係ないんですが、普段からお世話になっているので載せさせてください。
もっと関係ないんですが日本語を勉強されているらしいです。
Flutter updates
人ではないんですが、XのリストでFlutter関連の情報がたくさん流れてきます。
pub.dev
公式のpub.devですが、トピックで検索できます。特にui
とかで検索すると面白いpackageが見つかったりします。
Flutter Gems
Flutter gemsはカテゴリごとにpackageが見やすくなっていて便利です。
スキルを上げるためには公式を見よ、だが
当たり前ですが、情報量が一番多く正確性が高いのは公式です。
ただ、公式は英語で書かれていることが多かったり、情報量が多すぎるが故に見るのが大変なのもまた事実です。
そういった際は、私の記事初め第三者が書いている記事から導入していき、最終的には公式で知識を深めるといったやり方を私はしています。
今回も記事を読んでいただきありがとうございました!
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