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[E2Eテスト自動化]運用の谷はスモールスタートでギャップを小さく

2024/03/06に公開

こんにちは。SODAでQAエンジニアをやっているokauchiです。
今回は、E2Eテスト自動化で自分も経験がある運用の谷についてです。

E2Eテスト自動化、テストシナリオ作成始めはとってもワクワク!

E2Eテストツールが導入でき、ついにテストシナリオを作り始めるようになると、
毎日が刺激的になります!理由は色々あって、

・新しいツールを触ることで、今までは難しかった、実現出来なかったテスト自動化が行えるようになる
・すぐに自分達の役に立つモノが作れる
・試行錯誤をしてシナリオを作り、経験によって出来ることが増えていく、日々の成長が感じやすい
・自動化されることで今までやっていた単純チェックから解放される喜び、期待感

特に有料のE2Eテストツールを触るのは、個人ではなかなか難しく、SETの募集では特定のツール利用経験を歓迎している求人も見かけますね!今後のキャリアを考えても良い経験になると思います。

運用になった途端、突然キバを剥く

試験的に動かして、「おお、自動化出来てるー!」ってやっているうちは楽しい、
ただこれが実際に定期実行して運用になると難易度が2段階ぐらい上がります。
具体的に言うと、

・定期実行時のエラーを確認し、問題の切り分け。テストシナリオ要因であれば修正が必要
・各チームの機能リリースのキャッチアップ。必要に応じて既存のテストシナリオへの適用
・新しいテストシナリオの作成
・過去のテストシナリオのリファクタリング
・テストシナリオがどのような状態でも正しく実行できるように、テスト環境の整備
・定期的なテストレポートの報告
・実行結果についての質問への対応

対応に瞬発力を求められることも増え、業務が爆発します。

来週こそは・・・来月こそは・・・

規模の差はありますが、E2Eテスト自動化という別プロジェクトを運営していくようなものです。
ステークホルダーの期待にこたえるのはもちろんですが、成熟度が高くない自動化担当や開発組織では、
この運用の谷でE2Eテスト自動化がコケてしまうのも少なくありません。
特に自動化担当が他のロールと兼業していると、黄色信号。。
自動化以外の業務が膨らんでしまえば、必然的に自動化業務は押し出され、ツケが溜まっていきます。
この業務が終わったら、自動化をやる!来週こそは・・・来月こそは・・・。
溜まったものを返済するのは容易ではないですし、気持ち的にもしんどいですね。

スモールスタートで自動化担当も開発組織も慣らしていく

何にしても自動化は外野からは期待値や興味も高くなりがちです。運用の谷がキツく感じるのは、やらなくてはいけないことが想像より多いことへのギャップと考えています。このキツさを乗り越えるには、テストシナリオが1つだろうが2つだろうが、スモールスタートで進めていくことです。やらなくてはいけないことを小さく経験することが出来れば、肌感覚として業務量を捉えることができ、ギャップが少なくスケールアップが出来そう。

とはいえ、モノづくりをしていると、間接業務を忘れて没頭しちゃうもの。割り込みを減らしてよりテストシナリオに向き合う時間が取れるといいですね!

SODAではテスト自動化を推進して頂けるSETを募集しています!
まずはカジュアル面談を聞きにきてもらうだけでも全然OKです!よろしくお願いします😊

https://open.talentio.com/r/1/c/soda-inc.jp/pages/85498

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