[ECサイトのテスト自動化落とし穴]最近見た商品の落とし穴
こんにちは。SODAでQAエンジニアをやっているokauchiです。
今回は、ECサイトのテスト自動化でのハマりポイント、落とし穴を紹介します!
奇跡的に成功しているステップを発見
デプロイプロセスで動作している既存のdatadogブラウザテストのメンテ。失敗していたステップの修正をしていた中で、ステップとしてたまたま成功はしているが、経年劣化してしまっているテストステップを見つけました。
経年劣化の原因は、要素の指定時にCSSやxPathなど指定していなかったことでAssertionでチェックすべき要素がズレてしまったことです。ついでにこっちも直してしまおう。。と手を動かしていきます。Chromeの検証ツールで要素情報をコピーして、ホラ、直った!(直っていない!)
要素を取得出来ない、だって見つかっていないからね!
エラーの内容は「要素が見つからない・・」というもの。えぇ、、!!さっきちゃんとchromeで要素情報をコピーして、貼り付けるものも間違っていないし、URLもページのタブも一緒!コピペした後に間違って変な文字入力も行っていないし、どうして!?
datadogには、CSSやxPathで要素が取れているか事前に確認できるTest機能があるのですが、それも正常にチェックしたい要素にフォーカスしているし!
*[Test]というボタンで要素の検証が出来ます!トライ&エラーになりがちなテスト自動化の強い味方!
そんななぞなぞみたいなことある・・?
数日あーだこーだ手を尽くしてみたのですが、一向に解消されず。同じチームのフロントエンドに明るいエンジニアに壁打ちをお願いしました。自分自身の自動化の要素特定の引き出しも多くはないし、客観的に聞いてもらうことで何か解決の糸口が見つかればと。
話をしながら、1つずつ要因をつぶしていきました。その中で助かったのが、datadogの「View full HTML」という機能。テスト自動化中に見えていたHTMLをダウンロードすることが出来ます。そこで同じ要素の情報を調べると、、、なんと要素情報の構成がキレイに1つズレていることが判明!!
最近見た商品という落とし穴
結果としては、ECサイトによくある最近見た商品のカテゴリーが非表示になっていた。ローカルで要素情報を確認していた時はそのカテゴリーが表示されていた分、構成が1カテゴリー分ズレていたということでした。コロンブスの卵みたいなもので、わかるとなんだそんなことか!なんですけど、履歴が0件の時にカテゴリーごと表示されていないとは全く思いもしませんでした・・。まさにECサイト特有の落とし穴で、原因がわかった時は声をあげてしまったぐらいです・・笑
実はこれ以外にも、ECサイトにありがちな落とし穴に落ちまくっているのですが、それはまた別の記事で。
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