Value浸透ワークをやってみた。
はじめに
私たちは
「世界中が熱狂する次のマーケットプレイスをつくる」
というMissionを掲げています。
このMissionを実現するためには、
個々のスキルや努力も大事なのですが、
組織として、どんな価値観・行動基準(Value)で動くのかが揃っていることも不可欠です。
そんな中、2025年5月にSODAではValueがアップデートされました。
「どう考え、どう行動する組織でありたいか」が明確に言語化されています。
※記事についてはこちら
➔https://soda-inc.jp/news/20250610_value
Valueは掲げるだけでなく、体現してこそ価値があります。
日々の意思決定や行動に自然と結びついてはじめて、組織の力になります。
しかし、現実的にvalueを浸透させていくために、
- Valueは抽象度が高く、メンバーが自分ごと化しづらい。
- Valueを浸透させていくためには、継続的な接触が必要。
という課題がありました。
そこで今回、プロダクト部門全体に対し、
「Value体現ワーク」
を実施しました。
この課題をクリアし、プロダクト部門全員が、
日々の行動や意思決定をする際に、Value沿わせられる状態をつくる
状態を作っていくことを目的にワークを実施しました。
この記事では、
- なぜこのワークを実施したのか
- どのようなプロセスで進めたのか
- 何がアウトプットとして得られたのか
- そして、今後どう使っていくのか
をまとめます。
このワークでやったこと(全体像)
プロダクト部門に所属するメンバーを4~5人のチームにランダムに振り分け、
計11回開催しました。
チームをランダムに分けた意図としては、
弊社のValueでもある、**「One Team」**になってもらい、
組織全体で一体感を作っていくためです。
今回のValue体現ワークでは、以下のアジェンダを実施しました。
- Missionとは?の理解促進
- Valueとは?の理解促進
- Valueと日々のGoodな行動の紐づけ(自分、仲間)
- Goodな行動からValueごとの行動指針の作成
このワークに参加すること自体が、
Valueを体現する
ことになるように設計しました。
▶ ワークで使用したスライドは下記です。
結果
全11チームから582件のGOOD行動、11チーム分のValueごとの行動指針が作成しました。
アンケートの結果をみても、9割前後の理解度を得ることができました。
Good行動
まず得られたのが、582件のGOOD行動 です。
そこには、
- 越境して助けた
- 背景まで理解しにいった
- 早めに相談した
- 多職能で一緒につくった
- AIを使って試行錯誤した
など、すでにValueを体現している行動が大量にありました。
本当に素晴らしい結果だと思っています。
実は日々の行動で「Valueを体現している」ことを理解してもらえたのかなと思っています。
アンケート結果
実際のアンケート結果としても、Valueだけでなく、Missionまで含めて向上できたところが確認できています。






全チームをmergeした部署向けの行動指針(仮)
GOOD行動と各チームの指針を整理した結果、以下の 部署向け行動指針を定義しました。
Drive Ownership
- 越えて挑み、成果までやりきる
- 考えて動き、学びを即座に改善へつなぐ
- 挑戦しやすい空気と土台をつくる
Beyond Imagination
- 背景と構造に Why を向ける
- 多視点で考え、より良い答えをつくる
One Team
- すぐ聞き合い、すぐ助け合う
- 情報を開き、理解し合いながら進む
- 強みを寄せ合い、成果を共につくる
↑の定義をもとに、EM陣とコミュニケーション取った結果、追加のリクエストもあり、まだ仮の段階です。
行動指針をつくった「その先」
今回のゴールは、行動指針を作ること自体ではありません。
下記のような日常の仕組みの中で、Valueに触れ続けることです。
- オンボーディング
- 採用
- 目標・評価
- マネジメント・1on1
そして、Value を「思い出すもの」ではなく、
「判断に使うもの」にしていきたいと考えています。
やってみて感じたこと
良い行動は、すでにたくさん起きていて、
それをワークを通して言語化、可視化することは、
それだけでもとても価値があることだと感じました。
ワークをやりながら、ランダムに寄せ集められたチームがGoodな行動とValueを紐づけながら議論している様がOne Teamになっていて、
アンケートでもそのような結果を得られたことはワークを設計した身としては、
大変ありがたいなと思っています。
この、Value体現ワークは、まだ「完成」ではありません。
むしろ、ここからがスタートだと思っています。
行動指針は、組織やプロダクトの変化に合わせて
更新され続けるものです。
今後も、現場の行動を拾いながら、
より良い形に育てていければと思っています。
株式会社SODAの開発組織がお届けするZenn Publicationです。 是非Entrance Bookもご覧ください! → recruit.soda-inc.jp/engineer
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