探索的テストの勉強会でアキネイターゲームをやった話
こんにちは。SODAでQAエンジニアをやっているokauchiです。
SODAでは週に1回、エンジニアが集まって、自主的に勉強会をやっています。先日、自分が発表を担当する会があったので、探索的テストについて簡単なハンズオンをやりました。
そもそも探索的テストとは
体系的な話を少ししたのですが、そこまで真新しい話もないので割愛します。頭の中で考えたテスト設計をすぐにテスト実行、その結果を元に新たなテスト設計を考え、またテスト実行する。このループを繰り返すという話を中心に、経験者じゃないと効果を出しにくかったり、他の似た名前のテストタイプとの住み分けの話をしました。
実際に探索的テストを体験してみる
流石に勉強会用に用意していたNotionをツラツラ読むだけでは飽きちゃうだろうなと思って、後半はアキネイターゲームをやって、探索的テストのエッセンスを体験してもらいました!(出典を忘れてしまったのですが、このような連想ゲームが、詰まるところ探索的テストだ!と言う記述があります)
[ルール]
・参加者はアキネイターで言うところのランプの魔人側の役(質問をする立場)
・出題者は事前にテーマ(答えがどこからの出題か)と答え(人物やキャラクター)を考えておく
・参加者はクローズドクエスチョンの質問をする
・それに対して、出題者がはい、いいえ、多分そう、多分違う、わからないで回答する
・その結果から答えだと思う人物、キャラクターをあげてもらう
・出題者は正解、不正解を伝える。これを正解になるまで繰り返す
実際にやってみると・・・
勉強会当日のメモを持ってきました。ぜひこの記事を読んでいる皆さんもトライしてみてください!ONE PIECEに出てくるキャラクターです。話数が多いのでグランドラインに入る前までに出ているキャラに絞っています。
- 人間ですか?:はい
- 悪魔の実の能力者ですか?:いいえ
- 麦わらの一味(麦わら海賊団のクルー)ですか?:いいえ
- 女性ですか?:いいえ
- 海賊ですか?:いいえ
(後から考えると、時系列によっては海賊だったので「いいえ」は微妙だった) - 麦わらの一味と戦った?:いいえ
- 戦いますか?:はい
- 海軍ですか?:いいえ
- サンジ編に出ますか?:はい
これで答えに辿り着きました。正解はナイショ。実際に参加して頂いた方から、「勉強会の趣旨を忘れるぐらい楽しんだ」、「得られた情報を元に仮説を立てていく過程が良いですね」とお褒めの言葉も頂けました。
一発で正解にたどりつく質問をした方が良い?
コツとしては、最初はヒントがゼロに近いですから、いきなりピンポイントな質問で勝負に出ることは避けた方が良さそうですね。具体で言うと、ウソップ海賊団ですか?と言う質問で「はい」が出てくれば、かなり絞り込めることになりますが、「いいえ」と言われると、ウソップ海賊団ではないすべてのキャラクターが対象になってしまい、どうしても当てずっぽうになってしまいます。ある程度あたりがつけれてきてから、より対象の狭い質問をしていくのが攻略法と言えそうです。出題は全部僕がやったのですが、okauchiと業務などで接する時間が増えると、出題のクセが出てくるのかも知れませんし、それと関係なく数をこなすことで偶然1回の質問だけで正解することもあるかも知れませんね。
マグレより再現性
話を探索的テストに戻すと、頭の中のテスト設計を言語化出来なかったとしても、不具合を見つけることはできます。ただ数をこなすにつれて、ムラが大きくなってしまう可能性もありますし、何より属人的になりがち!輝かしいスターがいることも決して否定はしないのですが、言語化できて再現性が上がると組織としての強さも出てくるんだろうなと思いました。チーム内で競い合ってみて、より少ない質問、巧みな質問で答えに辿りつけれる人の思考を聞いてみると学びがありそう!自分のチームでも今度試してみようっと!
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Discussion
自分の勉強会でも「なぜ同じマイクロサービスが2個できてしまったのかクイズ」を出しました。特定する過程で気づきがありそうだと思いました。