生成AIに外部APIの結果出力をお願いしたら驚くほど簡単だった話
こんにちは。SODAでクオリティエンジニアをやっているokauchiです。
今回は、生成AIとGAS(Google Apps Script)を組み合わせて、E2Eテスト自動化ツールのテスト実行結果収集を爆速化した体験談をシェアしたいと思います。
きっかけは「APIのスクリプト作成ダルい…」
エンジニアの仕事は知識の広さと深さ、自社プロダクトだけでなく開発言語や利用するサービスについての知識も必要で、脳内のスイッチングコストもバカにならないですよね。そうなるとやはり手作業は減らしたいところですが、自動化するコストが高いと思い込んでしまうとなかなか腰が重いもの。例えばE2Eテスト自動化ツールのテスト実行結果を収集しようとしても、CSVでのエクスポートのような機能がないと手動で実行結果収集が必要になり、意外と時間かかるんですよね。APIを使えば多分取れるんだろうけど、その作成コストを高くみてしまい、日々の手動確認に流れてしまう。「これ、なんとかならんかな…」と思っていた時、ふと生成AIを試してみたんです。
生成AIにAPI Docを読ませてみた
まずは公開されているAPI Docを生成AIに渡し、特定のAPIを実行して結果をスプレッドシートに出力するスクリプトを作成してと依頼してみました。なんと、公開されているAPIのエンドポイントやパラメータ、レスポンスの形式などを、AIが自動で解析してくれたんです!しかも、それをGASで実装するためのスクリプトまで提案してくれるじゃありませんか!
数回修正でほぼ完璧!
もちろん、生成されたスクリプトがそのまま動くわけではありません。APIキーの設定や、取得したいデータに合わせてパラメータを調整する必要がありました。でも、生成AIは修正のヒントもくれるので、数回のやり取りでほぼ完璧なスクリプトが完成!これまで手動で集めていた情報が、たった数秒で終わるようになりました!
初心者でも大丈夫!
今回の体験で実感したのは、生成AIはプログラミング初心者でも強力な味方になるということ。API Docの読解や、スクリプトの基礎部分をAIがサポートしてくれるので、まるで優秀なアシスタントがいるかのよう。また生成AIの進化も速く、以前は全然役に立つスクリプトを作成してくれなかった(気がする)と言うようなものもバージョンアップで簡単に対応出来るようなものもあり、日々利用をしてキャッチアップをしないとダメだなぁと思いました。
と言うような話を社内オフライン勉強会でやりました
SODAでは週に1回開発部署全体のエンジニア勉強会があり、先日は生成AI LT会というテーマでこの内容を発表しました!LT会だったのでこれぐらいのもので大丈夫かなと思ったのですが、開発エンジニアからは実際に運用されているんじゃないかと思うぐらいユニークで実用的な内容でもう少し凝れば良かったなと反省。それらもブログ記事で公開されるはずです!お楽しみに!!

株式会社SODAの開発組織がお届けするZenn Publicationです。 是非Entrance Bookもご覧ください! → recruit.soda-inc.jp/engineer
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