Farcaressについて
GeaconSolsticeの紹介の記事の最後に、今後の展望として以下のようなことを記載していました。
xiaoの表面のPDMセンサはGPIOになることが知られていますが、そちらを活用した後付modを設計しています。
FPCでタッチセンサーICを接続して、FPCの3点タッチパッドをキーボードの側面に後付できるようになる想定です。
PDMのGPIOを使用してない既存キットなら実装できると思うので、お楽しみに〜
今回は、その機能を実現する「Farcaress」について紹介します。
Farcaressとは?
Farcaressは、xiaoのPDMセンサのGPIOを活用し、FPCを介してタッチセンサーICを接続することで、キーボードの側面に3点タッチパッドを後付できるmodです。
既存のキーボードキットでPDMのGPIOを使用していないものなら、導入可能な設計となっています。
Farcaressの仕組み
Farcaressでは、以下の構成要素を組み合わせることで、直感的なタッチ操作を可能にします。
PDMセンサのGPIO利用
本来オーディオ用のPDMセンサをGPIOとして使用
FPC接続
薄型で柔軟性のあるFPCを用いてタッチセンサーICを接続
タッチセンサーIC
AS03Bを使用しています。
3点タッチパッド
キーボードの側面に取り付け可能なパッドで、多様なジェスチャー操作を実現
これにより、従来のキーボード入力に加えて、タッチによる直感的な操作を統合できるため、よりスムーズな入力体験が可能になります。
期待される利用シーン
AML(オートマウスレイヤー)の代替:何かと誤爆が多いAMLの代わりに、確実なレイヤー切り替えを実現
片手操作の補助:キー入力以外のジェスチャー操作で利便性向上
マクロ実行:特定のタッチパターンでショートカットやマクロを発動
今後の展望
現在、Farcaressの設計は進行中ですが、完成すれば既存のGeaconSolsticeキットへの組み込みが可能となり、より自由度の高いカスタマイズが実現できるでしょう。
FPC経由のタッチパッドは、デザイン性にも優れているため、機能だけでなく外観面での魅力も大きくなります。
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