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Farcaressについて

に公開

GeaconSolsticeの紹介の記事の最後に、今後の展望として以下のようなことを記載していました。

xiaoの表面のPDMセンサはGPIOになることが知られていますが、そちらを活用した後付modを設計しています。
FPCでタッチセンサーICを接続して、FPCの3点タッチパッドをキーボードの側面に後付できるようになる想定です。
PDMのGPIOを使用してない既存キットなら実装できると思うので、お楽しみに〜


今回は、その機能を実現する「Farcaress」について紹介します。

Farcaressとは?

Farcaressは、xiaoのPDMセンサのGPIOを活用し、FPCを介してタッチセンサーICを接続することで、キーボードの側面に3点タッチパッドを後付できるmodです。
既存のキーボードキットでPDMのGPIOを使用していないものなら、導入可能な設計となっています。

Farcaressの仕組み

Farcaressでは、以下の構成要素を組み合わせることで、直感的なタッチ操作を可能にします。

PDMセンサのGPIO利用

本来オーディオ用のPDMセンサをGPIOとして使用

FPC接続

薄型で柔軟性のあるFPCを用いてタッチセンサーICを接続

タッチセンサーIC

AS03Bを使用しています。
https://item.szlcsc.com/365350.html?lcsc_vid=RAIKVABQRFMKBgVXRAIPVFBQQFcKXlMCRVBfUVVXQAIxVlNSQVdeVlZSQ1FaVTsOAxUeFF5JWBYZEEoEHg8JSQcJGk4%3D
Solkatsticeと同様にな仕組みで、3つあるパッドがタッチされると、対応したGPIOに入力をしてくれる単純なICです。

3点タッチパッド

キーボードの側面に取り付け可能なパッドで、多様なジェスチャー操作を実現

これにより、従来のキーボード入力に加えて、タッチによる直感的な操作を統合できるため、よりスムーズな入力体験が可能になります。

期待される利用シーン

AML(オートマウスレイヤー)の代替:何かと誤爆が多いAMLの代わりに、確実なレイヤー切り替えを実現
片手操作の補助:キー入力以外のジェスチャー操作で利便性向上
マクロ実行:特定のタッチパターンでショートカットやマクロを発動

今後の展望

現在、Farcaressの設計は進行中ですが、完成すれば既存のGeaconSolsticeキットへの組み込みが可能となり、より自由度の高いカスタマイズが実現できるでしょう。
FPC経由のタッチパッドは、デザイン性にも優れているため、機能だけでなく外観面での魅力も大きくなります。

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