会社のApple Device管理をIntuneからJamf Nowに移行したらとても良かったという話
こんにちは。株式会社イエソドでソフトウェアエンジニアをしているtbashiyyです。
普段はソフトウェアエンジニアですが時々コーポレートITの人になってたりしてます。
この記事は、「イエソド アウトプット筋 トレーニング Advent Calendar 2021」の5日目の記事です。
要約
- 会社のApple Deviceが50台未満のような小規模な場合、Jamf Nowはシンプルな機能かつコストもお手軽で導入したら便利でした
背景と課題感
弊社では、貸与PCとしてMacとWindowsを選択できるようになっており、8割以上がMacを利用しています。
また、業務利用のPCのため、「スクリーンセーバーはN分以内に起動」「パスワードはN桁以上に〜」のような細かいルールが決められており、貸与PCについてはIntuneでプロファイルを経由してデバイスのポリシーを強制的に準拠させるような仕組みを構築していました。
しかし、デバイスの大半を占めるMacの管理をIntuneで行っている中で2つ問題点がありました。
- MacやiPadに対してアプリ配布をしたいのに、うまくいかない・リアルタイムで同期されない
- Apple Business Managerと連携して、ゼロタッチデプロイを構築できていなかった
どちらもIntuneの機能としてはおそらくできることではあるのですが、私の理解不足もあり、うまく構築できていませんでした。
特に1番が困っていて、ipadのアプリを使いたいと言われたときにすぐに提供できず、どうしよう。。。みたいなケースが多かったです。
そんなときに、 Jamf Now という製品が目に止まり、これならうまくできるのではと思い導入検討を始めました。
Jamf Now について
Jamf NowはJamf社が提供している、小規模向けのApple DeviceのMDMソリューションです。
業務で利用するMacやiPadなどのデバイスを監視下に置くことで下記のようなことを実現することができます。
- デバイスの設定を強制できる
- パスワードはN桁以上に〜
- 画面ロックはN分以内、即時ロックにする
- など
- Apple Business Managerと連携することで色々便利
- Apple経由で購入したデバイス従業員にそのまま配布 -> 起動時に自動的にプロファイルのインストール
- 会社で購入したアプリを配布・ライセンスを回収して他の人に割り当てのし直し
- など
導入の決め手
すぐにトライアルで検証できた
Jamf Nowはwebから申し込んだ後すぐに環境が払い出されます。
また、3台までであれば無料で利用できるため、検証もすぐに始めることができました。
価格が安い
通常プランとPlusプランの2つが用意されており、通常プランであれば、1デバイスあたり月額$2で利用することができます。
たった$2で、ポリシー管理からゼロタッチデプロイまでできるのでとってもお得ですよね。
機能がシンプルで操作に困らなかった
Intuneは機能が多いせいか、どこで何を設定すればいいかわからず、ドキュメントを読んでもうーん、と思うことが多かったですが、Jamf Nowは自分がやりたいことをすぐに実行できるようなUIで操作にほとんど困りませんでした。
おかげで、検証作業もスムーズに行うことができ、やりたかったプロファイルの配布・アプリの配布・ゼロタッチデプロイができることがわかり、すぐに導入しよう!となりました。
デバイスとの同期が早い
Intuneはデバイス同期が動いてるのか動いてないのかよくわからないことが多かったり、アプリの配布もできたとしてもタイムラグが大きく正直つらかったです。
しかし、Jamf Nowはデバイス同期がすごく早く、アプリ配布も割り当てたらほぼすぐにインストール開始されました。
導入して良かったと思ったこと
ゼロタッチデプロイは正義
これ本当に楽です。MacはPCのキッティング作業が0になりました。
購入作業と発送作業さえすれば終わりです。神。
まとめ
スタートアップ企業でApple Device管理し始めようとしてるけど、どうしたらいいか困っているなら、一回Jamf Nowをお試しあれ!(宣伝みたいになってしまった)
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