ゲームプレイ中にムービーを再生する（ムービーシーケンスの仕掛け）UEFN
はじめに
UEFN のゲームプレイ中でムービーを再生させるまでの流れをご紹介します。
同様の方法で以前に作成したムービーはこちらです。
用意するもの
- レベルシーケンス
- ムービーシーケンスの仕掛け
- ボタンの仕掛け
手順
- レベルシーケンスを作成
- レベルシーケンスをムービーシーケンスの仕掛け(Cinematic Sequence)に設定
- ムービーシーケンスの仕掛けをボタンの仕掛けなどで再生する
1. レベルシーケンスを作成
最初に、レベルシーケンスを作成していきます。
コンテンツブラウザで右クリック。[シネマティックス > レベルシーケンス] を作成します。
カメラのアイコンをクリックして[新しいカメラを追加]します
追加したカメラのビューに自動的に切り替わるので、[上矢印]をクリックして通常のビューに戻しておきます
次にカメラをアニメーションさせる（動かす）ために、[＋]ボタンでキーフレームを打ちます。
フレームを移動させたあとに、カメラの位置を移動させます。すると、キーフレームが自動的に追加され、キーフレーム間に線が追加されます。
再生すると、このキーフレーム間をカメラが動いてくれます
次に、プレイ中に自然にムービーを挿入ために、フェードトラックを追加します。
フェードトラックは0.0 → 1.0 に近づくと画面が徐々に暗くなっていき、1.0で画面が完全に真っ黒になります。
ここでは、フェードの値は 0→1→0 で変化し、フェード:1（画面が真っ暗）のタイミング（15フレーム目）に [CineCameraActor6] の映像をスタートさせます。
このとき、カメラカットの開始位置も15フレームに移動させます。そうすることで、フェード0→1（徐々に暗くなる）の間はゲーム画面、フェード1→0（徐々に明るくなる）はムービー画面になります。
同様に、終了時にもフェードを挿入します。以下のようになります。
これでレベルシーケンスは完成です！
2. レベルシーケンスをムービーシーケンスの仕掛けに設定
ここでは、先ほど作成したレベルシーケンスを、ムービーシーケンスの仕掛けに設定していきます。僕の認識では、UEFNにおいて、レベルシーケンスは動画ファイル、ムービーシーケンスの仕掛けは動画プレイヤーといった立ち位置です。
まず、コンテンツブラウザから[ムービーシーケンスの仕掛け]を配置します。デバイス名は[Cinematic Sequence]です。
詳細パネルのシーケンスの項目に先ほど作成したレベルシーケンスを設定します。
ドラッグアンドドロップするか、レベルシーケンスをコンテンツブラウザで選択した状態で設定欄右下の[左矢印]をクリックすることでも設定できます。
以上で、レベルシーケンスをムービーシーケンスの仕掛けに設定できました。
3. ムービーシーケンスの仕掛けをボタンの仕掛けで再生する
最後に、先ほど準備したムービーシーケンスの仕掛けを再生させます。
ここまでは、動画ファイルを動画プレイヤーにセッティングした状態です。最後に動画を再生するタイミングを設定する必要があります。
ムービーシーケンスの仕掛けの[Auto Play]の項目を設定することもできますが、ここではボタンの仕掛けを使って再生させます。ゲーム内でボタンを押すと動画が再生されます。
まず、コンテンツブラウザから[ボタンの仕掛け]を配置します。デバイス名は[Button]です。
次に、このボタンの仕掛けとムービーシーケンスの仕掛けの連携させます。ムービーシーケンスの仕掛けの詳細の下の方に[Play Function]という項目があります。＋ボタンを押して、ここにボタンの仕掛けを設定します。
スポイトのアイコンをクリックし、先ほどレベルに配置したボタンの仕掛けをクリックします。（もしくは、[Play Function]内の上段セレクトボックスからアクター名[Button]で設定することもできます）
次に下段セレクトボックスの項目を[On Interact]に設定します。
以上の設定により、”[Button] に [On Interact] すると、[Cinematic Sequence Device] が [Play (Function)] する、ようになりました。
以上で、すべての設定が完了です。
セッションを開始して、上手く機能するか確認してみましょう！
まとめ
この記事では、ゲームプレイ中にムービーを再生する方法を解説しました。
魅力的なムービーを挿入して、ゲームの世界観やストーリー性を追加してみましょう。
参考動画
こちらの動画で詳しく紹介されています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
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