ConoHa VPSで個人的な開発環境を構築② ubuntu20.04にDockerを導入してみる
はじめに
個人的な開発環境をVPSでつくるの2回目です。
前回の内容はこちら、ConoHa VPSで個人的な開発環境を構築① まずはUbuntuでサーバーを立てる から。
今回の流れ
ここでの作業の流れは、docker docs(公式)を参考にしています。
公式サイトにあるとおりで、ほぼほぼ問題なかったので特筆すべきことはないと思いますが、忘備録としてまとめました。
サーバー環境
当方のサーバー環境はこちら。
- VPS ConoHa
- サーバースペック メモリ1GB, 2CORE, SSD 100GB
- OS Ubuntu 20.04
Dockerを導入する流れ
①関連モジュールをインストール
まずはdocker本体のインストールに必要な関連モジュール(プログラム群)を入れておきます。基本は公式サイトにあるものからコピペすればOKかと。
$ sudo apt-get install \
apt-transport-https \
ca-certificates \
curl \
gnupg-agent \
software-properties-common
ちなみにここのバックスラッシュ()は、\
の前にスペースが入っていないとエラーになるので注意。バックスラッシュを使わず、そのまま横に並べて記述しても構いません。
改行して分かりやすくしている感じですね。
また、ここでインストールしようとしているアレコレは、以下のような内容です。
記述 | 何を意味するの? |
---|---|
apt-transport-https | https通信用モジュール |
ca-certificates | 証明書関連モジュール |
curl | ファイルダウンロード等をする際に用いるコマンド |
gnupg-agent | デジタル署名を使用する際に必要 |
software-properties-common | aptレポジトリの抽象化用に利用 |
コマンドを実行すると、ずらずら~っと処理状況が表示されますが焦らず見守りましょう。
②公式キーの取得
これもこのまま公式サイトからコピペ。
インストールに利用する認証用のキーって感じですかね。
$ sudo mkdir -p /etc/apt/keyrings
$ curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo gpg --dearmor -o /etc/apt/keyrings/docker.gpg
③レポジトリのセットアップ
ここも入力ミスがあると作業が進まないので要注意。
公式サイトからコマンドをコピペして実行するのが安心です。
$echo \
"deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/etc/apt/keyrings/docker.gpg] https://download.docker.com/linux/ubuntu \
$(lsb_release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null
④Docker本体のインストール
ここでようやくdockerの本体をインストールします。
関連パッケージも入れている感じですね。
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-compose-plugin
ここでも処理状況がズラーっと表示されますが、焦らず待ちます。
これでインストール完了。
⑤Dockerの実行権限を変更する
インストール後、デフォルト設定のままだと、管理者以外実行できないということなので管理者以外でもdockerを使えるように以下コマンドを実行します。
$ sudo usermod -aG docker $USER
設定後、以下コマンドで権限が付与されたことが確認できます。
※ここでは、gonbe
というユーザーを利用しています
$ groups gonbe
gonbe : gonbe sudo docker
許可されいている権限にdocker
が入っていますね。
⑥起動設定など
一度ログアウトし、再度ログインして以下を確認します。
$ docker --version
これでバージョンが表示されれば、正しくインストール&権限が付与されていることになります。
# dockerを起動する場合は以下で
$ sudo systemctl start docker
# さらに自動起動をするように以下を設定
$ sudo systemctl enable docker
これでひとまず設定は完了です。
まとめ
以上、導入までの手順を追ってみました。
冒頭に書いたとおり、公式サイトにある記述どおりにコマンドを実行して、特にエラーもなかったので、まずは一安心。無事にDockerのインストールは完了したと思います。
このあとは、実際に取引先ごとに環境を作っていこうと思いますが、はてさて無事にいくでしょうか。
それではまた!
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