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抄訳+整理 Tuomas Artman「Rethinking the startup MVP: Building a competitive product」

たとえば😄たとえば😄

対象

ラフなまとめ

  • ソフトウェアももうブルーオーシャンではないから、新しいプロダクトをリリースして事業化しようと思うなら、MVPも十分に洗練されていないと話にならないよね
  • 「MVPなんだから、できるだけ作り込まず、自分で恥ずかしいと思うくらいのものをリリースしなきゃ」は昔の話だよね
たとえば😄たとえば😄

Summary

  • MVP開発に関する誤解と実情
誤解 現代の実情
対象 MVPは、斬新なアイデアを扱う MVPは、既存のアイデアの延長/周辺にあるアイデアを扱う
性質 MVPは「(あえて)洗練されていない」 MVPは、既存のプロダクトよりも十分に優れている
形態 MVPは、リリースごとの成果物を指す MVPは、プロダクトの継続的改善を行う活動を指す
たとえば😄たとえば😄
  • Tuomas Artman の指摘する、MVPに関する誤解
    • 著者
    • MVP old
    • MVP today
      • 一方、今日においては、既存プロダクトよりも十分に/実質的な意味で優れているMVPを作らなければ、アイデアが「いけそうか」を本当に試す(truly test the viability of any new idea)ことができない
        • 大半の領域が飽和状態にある = 大抵のプロダクトには代替製品が既に存在する ため
      • 特徴
        • 既存プロダクトとの差別化/改善から着想し
        • アイデアの斬新さではなく、アイデアの洗練を追求しているために、
          • 今日、スタートアップにとって、MVPの主眼は
            • 斬新なアイデア(a novel idea)を検証すること、ではなく
            • 既存のアイデアに対する「最も優れた代替案(the highest quality competitor)」を実装するために、改善を速やかに繰り返すこと、である
              • [目的]
                • 既存のアイデアに対する「最も優れた代替案(the highest quality competitor)」を実装する
              • [アプローチ]
                • 改善を速やかに繰り返す
        • 初期ユーザーを惹きつける魅力的なプロダクトであり、
        • 裏を返せば、かつてのMVPに比べて、リリースのハードルははるかに高く、
        • 多くの/良質なフィードバックを得ることで、さらに洗練されていく
たとえば😄たとえば😄

感想

  • 原文/記事はわかりにくい
  • 要は以下の2つの話をしている
      1. ソフトウェアの世界でも、事業の基本はマーケットインになりました
      • プロダクトアウトが通用した、未成熟な時代は終わったよね
      1. 大抵の課題には既に対応するプロダクトがある上に、顧客の目も肥えたので、MVPに要求されるハードルは上がりました
      • 素早くhackyなものを出せ!はもう通用しないよね
  • 個人としては以下を改めて確認した
    • 「大抵の課題には既に対応するプロダクトがある」ので、課題解決(アイデア)を持続的なものとする = 事業性を高めるには、以下の大半/全てが必須になるよなあ
        1. 資本力
        1. 組織/チームのアジリティ
        1. プロダクトの作り込み
    • 裏を返すと、ソフトウェアの世界でさえ、スタートアップが大資本に勝てる見込みの高い時代は、もう終わりつつある(日本においてさえ)よなあ
    • ラクに勝ちたければ、chaotic/未成熟なところに行くのが良さそう
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