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後ろ向きな理由で去った創業メンバーと、自身の性的不道徳な過去について語る人の共通点

たとえば😄たとえば😄

前提

  • 彼彼女のことを責める気はないです。
  • けれど、私にはまだ、彼らの言動や過去を尊重できません。
  • これから記すのは、そういう話です。
  • 自分の理解のために書いています。
    • なので、ところどころ、人によってはagressiveに捉えるワードを、わかりやすいレッテルとして用いていますが、当然、揶揄する目的はありません
      • e.g.
たとえば😄たとえば😄
  • 創業に関与したスタートアップを離れた/離れる人の話を聞くようにしている。
  • 彼らの口にする不満は、多岐に渡る。
    • 各人、見えていた景色が違うので、当然のことだ。
  • 一方、ある程度の量を聞くと、少なくとも以下の共通点が見えてくる:

後ろ向きな理由でスタートアップを離れた創業メンバーが語る、不満の共通点

  • 私は会社によって搾取されていた。気づいてしまった。
  • 組織が私を搾取し続けたことのevilさはとても大きい。
    • (搾取に加担した私の判断も誤っていたかもしれないが、比べものにならない)

推測

  • 彼らは時として意図的に搾取という言葉を選択しているが、念頭に置かれているのは「やりがい搾取」に象徴される、会社が労働者を搾取する、という捉え方であると推測される。
たとえば😄たとえば😄

後ろ向きな理由でスタートアップを離れた創業メンバーの「語り」に見られる興味深い共通の傾向

要約

  • 自分が天秤に何を載せていたのかを(意図的に?)無視して、被害者として語ること

詳細

彼らの語りの焦点

  • 経営陣の目的達成のために、私/我々 = 被害者は、意に沿わぬ量の/やり方で仕事をさせられた
    • 加害者 = 経営陣 = 主体
    • 被害者 = 私/我々 = 客体

彼らが語りから(意図的に)省くこと

  1. 起こった全てを招いたのは、自分の主体的な判断であったこと
  • 他ならぬ自分がその経営陣の会社にジョインしたこと
  • 雇用契約の主体は自分自身であり、進んでサインしたこと
  • いつでも会社を離れられたのに、会社を離れない決定も、自分でしていたこと
    • (何らかの合理性や、リスクリターンの釣り合いがあって、時に打算的に組織に残ったこと)
  1. 雇用/被雇用の関係性は、フェアな取引として始まったこと
  • ジョインした ≒ 雇用契約を結んだ際には、リスクリターンの釣り合いや不確実性について、納得していたこと。
    • 特に、創業メンバーに特有の特権を得る可能性に対し、投資として(リターンのために、リスクを伴って)ジョインしたこと
      • 創業メンバーに特有の特権の例
        • エクイティ/SO
          • 経済的自由につながる
        • 会社の成功の影響を生涯にわたって享受できること
          • あのxx社
        • スタートアップ/創業というcertificateを自分のレピュテーション向上に活かせること
          • あのxx社を立ち上げたxxさん
        • その他、いわゆるサラリーマンともフリーランスとも異なるリターン
          • 自由/裁量
          • 会社のお金で、リスクフリーに試行錯誤する権利
          • 自分の属する組織を自分でコントロールしやすいこと
          • etc.
  1. 何かしらがスポイルされた責任は、自分自身にも求めうること
  • 自分の特権が脅かされないように組織をコントロールする労力を、自分が払ってはこなかったこと
  • 彼らが「しない語り」の例
    • かつて入社時に期待していたxx(任意の、彼らが肯定的に評価する要素)が勤めるうちに失われてしまった。それは私自身の関与によるところでもある。
たとえば😄たとえば😄

ここまでの話

  • 「自分が天秤に何を載せていたのかを(意図的に?)無視して、被害者として語る」傾向が、後ろ向きな理由でスタートアップを離れた創業メンバーに、共通して見られる

私が想起した観念

  • まんこ二毛作とは (マンコニモウサクとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
    • 二毛作の如く、若い頃には若さゆえの性的魅力を生かして(グラビア、AV、風俗、援助交際、パパ活等で)自らの意志でお金を稼ぎ、歳を重ねて性的魅力が無くなったら性産業の経験を使って「性搾取の被害を受けていた」として出版活動や政治活動等を行うことで更にお金を稼ぐ(所謂「被害者ビジネス」)

    • ここで批判している点は、自らの意思で性を使ってお金を稼ぐことを選んだのにもかかわらず、後年にそれをそっちのけにして自らを被害者と位置づけてお金を稼ごうとしていることがダブルスタンダード的であるということだろう。

  • ※私自身、二毛作を積極的に行って「稼ぐ」女性とはまだ直接の面識がないが、少なくとも自分が明確な打算のもとにしていたパパ活, ラウンジ嬢, 売春行為, 不倫 etc. を「あの件に関して私は100%被害者」と語っている(自分に言い聞かせずにはいられずにいる?)女性とは何度も会ってきた。何人かとは今でも知人であるものの、彼女らの語りを尊重するのはなかなか難しい。

示唆

  • 後ろ向きな理由でスタートアップを離れた創業メンバーと、自身の性的非道徳な過去について語る女性は、その語りや態度において、以下の共通点がある
    • 自分の意思/主体性のもとに、ある程度合理的に下した意思決定が
    • 思うようなリターンに繋がらなかった/リスクが裏目に出た時に
    • 状況に関与している他者に責任を転嫁し
    • 自分自身の状況への関与度合いや、責任を、ないものとする
たとえば😄たとえば😄

気になったこと

  • 上記のような「都合の良い/一面的な」語りをする人としない人の差はどこにあるのだろう?何に起因しているのだろう?
    • 「私は悪いことをしていた。気付いたのでやめた。状況に関与していた誰を責めることもしない。」といった態度はどういう条件下で当事者に宿るのだろう?
      • 戦争とかに関連して調べたらなんか出てきそうだな
  • なんで「二毛作」は女性のものとして描かれるのだろう?男性だって性的非道徳な過去を持つ人はいるだろうに、男性側が二毛作をやるのは難しいのだろうか?
    • 想像
      • 異性愛♂「私は権力関係や女性の性的魅力ゆえに仕方なくセックスをさせられた。確かに金銭の授受もあったし性的快楽も得たがそれは関係ない。重要なのは私が被害者で、彼女が加害者であるということである。私は搾取された」
  • なぜ「ただ運が悪かっただけ」とせずに、誰か(人間, 役割)に我々は原因(責任)を求めてしまうのだろう?
たとえば😄たとえば😄

関連する視点

  • Fairness/主観と客観の両立
    • cf. Q. どういうメンバーと一緒に起業するべきか? - Clay Tech
      • 私は事業を共にするメンバーを選ぶ際に最も重視している点があります。それはFairness(公平性)です。

      • 「主観と客観を自ら使いこなさなければならない」という点が挙げられます。スタートアップは小さなチームですので「自分たちで作って自分たちで評価する」という一人二役をこなす必要があります。当たり前ですが自分で作ったプロダクトは大好きです。欠点なんてあるわけがありません。しかしそのまま実際に市場にリリースすれば恐ろしいほどの批判的な意見にさらされます。それを未然に防ぐためには主観と客観を両方とも使い分けて物事を見る必要があります。そういうことができる人にはFairnessが備わっていると思います。

示唆

  • Fairでない語りをする、客観性のない語りをする、ところが彼彼女の共通点であり、
  • かつ、彼彼女は主観と客観の両立ができない(頭が悪い)ゆえに、リターンをつかめない(会社が悪くなっていくのを止められない, SEXの対価が十分に得られない etc.)のかもしれない?
    • 彼彼女は、客観性/反省する習慣をlearnできない限り、いつまで経っても何をしても「自分のせいだ」とか「自分は賭けに負けただけで、誰も責められない」とは思えないのだろうなあ
たとえば😄たとえば😄

関連

  • キャンセルカルチャーと、主体性も客観性もなく前職を愚痴る/「二毛作」する人の共通点
    • キャンセル・カルチャー - Wikiwand
      • バラク・オバマは「本当に良いことをする人も失敗することがある。あなたが戦っている人は子供を愛しているかもしれないし、あなたと特定のことを共有しているかもしれない」「世の中のために良いことをしたと気分が良くなって、あとは傍観者を決め込むやり方で世の中を変えることなどできない。」と述べ、ソーシャルメディアのキャンセル・カルチャーに対して警告した

      • キャンセルカルチャーには法の不遡及の原則がないため、法治主義から逸脱することがある。何年、何十年も前の言動を発掘してきて、それをいまこの瞬間の価値観や社会正義の基準で裁いている

    • 「キャンセル・カルチャー」という「超法規的正義」が抱える4つの問題点(御田寺 圭,週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(3/6)
      • 「キャンセル・カルチャー」には手続き的公正もない。「アイツは過去にこんな発言をしていた!」とか「アイツはこんな不適切行為をした!」という “盛りあがり” がひとたび生じたら、そこで名指しされた者は、その熱狂的なうねりに対して申し開きする余地がまるで与えられない。

      • なんら公的手続きによるところがない私的制裁によって遂行される「キャンセル・カルチャー」にはそれが一切ない。「キャンセル・カルチャー」によって名指しされた〈被告発者〉には、対抗言論の機会は十分に与えられず、一方的かつ不可逆的、しかも急速に排除の手続きが進められることもめずらしくない。

  • 示唆/学び
    • キャンセルカルチャーに加担する「告発者」と、主体性も客観性もなく前職を愚痴る/「二毛作」する人の間には、いくつかの共通点があり:
      • 対象の過去の言動について、後になって批判/攻撃する
        • (特に、その言動がとられた当時には批判をしなかった/看過した/積極的に加担したにもかかわらず、後になって批判するというのが醜悪に見える)
      • 価値観の合わない対象と対話的に/建設的に反省(学び)をせず、むしろ一方的な物言いとして、批判する(相手に状況説明や反論の余地を与えない)
    • 特に私個人が彼彼女(主体性も客観性もなく前職を愚痴る/「二毛作」する人)の言動を尊重しかねるのは、彼彼女が「その状況にあっては何も指摘も反論もせず、むしろ状況の発生や継続に加担した側であるにもかかわらず、そのことを抜きにして、まるで当事者ではなかったかのように批判すること」にも由来するようだ
      • e.g.
        • ジャニー喜多川氏による継続的な性加害を知りながら、意図的に無視し、社会の風向きが変われば自らの責任に言及することなしにジャニーズ事務所を批判するマスコミ
      • 「あなたにそれを言う権利があるか?」と思ってしまう
たとえば😄たとえば😄
  • 人はどうやったら、ものごとに主体性を持ちながら(責任を引き受けながら)、同時に客観性を持つ(責任の所在についてフェアである)ことができるのだろう?
このスクラップは2024/02/18にクローズされました