次アツいエリアはどこなのか？(mid-2023)

• 目的

  • 引っ越したい
  • 引っ越すなら、2020sをアツいエリアで過ごしたい

  • 背景

• アツいの定義

  • Def

    • ものづくり: プロダクト/サービス開発のためのすべての活動
  • ものづくりを始めやすい
    • e.g.
      • デスクワークする環境が持てる
    • ※現代日本においては大きな障壁になりにくいと思われる
  • ものづくりを続けやすい
    • ものづくりする人の間でのコミュニケーションがしやすい
      • e.g.
        • ものづくりする人がそもそも多い
          • 若者(25-29歳)が多い/増えている
        • コミュニケーションをとる場(環境)がある
    • チーム化がしやすい
      • e.g.
        • 人材の多様性が一定ある
          • 文理
    • 事業化がしやすい
      • e.g.
        • 先輩事業家と会いやすい
        • 投資家と会いやすい

• アツい/アツかったとされるエリア

  • 渋谷
  • 六本木
  • 本郷
  • 五反田
  • 日本橋

• リファレンス

• 優れた起業家になる方法 - FoundX Review - 起業家とスタートアップのためのノウハウ情報

  • 才能のある人や創業者にとって、シリコンバレーに移住するというのは非常に重要なことです。

  • 優れた創業者は、自分の仕事に不可欠なネットワークを求めるからです。優れた創業者は、「自分はスーパーマンだから、南極でもどこでも起業できる」とは考えず、成功するためには、自分にとって最高のネットワークが存在する場所に行く必要があると知っています。

  • 「自分は優れた創業者か？」というテストの1つとしてスタートアップの場所決めが挙げられます。

  • テクノロジー系やモバイル系、マーケットプレイス系スタートアップにとってはシリコンバレーが非常に適しています。しかし、他の多くのことに関しては、別の場所を考えるべきです。

• 【新連載】どの街に住むかが起業家の成否を決める？ ｜ 未来を実装する秘訣 vol.1 - xTECH

  • どんな事業にもいわゆる「業界」という括りがあり、そして多くの場合、特定の業界は特定の地域に固まる傾向にあります。たとえば日本だと、ネット系の企業は渋谷に集まる傾向にありました。また精密機械工業なら長野県に集まっています。

  • これは「住む」ことにも当てはまります。課題の気付き方は住む街によって異なります。漁業に関係するスタートアップをするなら、山辺で始めるよりも海辺で始めたほうが良いでしょう。電動モビリティの課題に気付こうとしたら、その電動モビリティが良く走る街に住むのが一番です。SaaS のスタートアップがシリコンバレーで多いのも、SaaS を使うようなユーザーがシリコンバレーに多いから。

  • 事業ドメインに適した場所を選ぶこと自体が、優れた起業家の条件の一つ

  • こう言えるかもしれません。「今まさに盛り上がりつつある、これからのスタートアップ・ハブとなる都市に行け」と。

  • カリフォルニア州でスタートアップが集積しているベイエリアでは、かねてからの生活費の高騰と昨今のCOVID-19 の状況を受けて、多くの会社や人が流出しはじめているのはニュースになっている通り。行先としてはテキサス州オースティン、コロラド州デンバー、テネシー州ナッシュビルなどがしばしば挙げられます。

  • では日本だとどのような街に行けば良いでしょう。Y Combinator の共同創業者の一人である Paul Graham はピッツバーグの変遷を見て、スタートアップ・ハブとなりうる都市の特徴を上げています（日本語訳）。その特徴は以下の通りです。
    • 若者が流入していること
    • 自転車や歩行者にやさしい都市であること
    • 住みやすく安価であること
    • 優秀な人材を集める、研究力のある大学が近くにあること
    • 寛容で現実的であること
    • 投資家がいること

• らいおんの隠れ家 : ポール・グレアム「ピッツバーグをスタートアップ・ハブにするには」 - livedoor Blog（ブログ）

  • 「25歳から29歳の人々が、現在、全住民の7.6％を占めており、10年前の7％から増加している」と書いてあったのだ。「あ、ピッツバーグは次のポートランドになるかも」と私は思った。ピッツバーグは20代なら誰でも住みたがる、クールな地域になる可能性がある。

  • ほとんどの25歳から29歳は、退屈な郊外ではなく街に住みたいと考える。だから創業者は嫌でも街に行かざるを得ないと知っている。

  • 20代の人々を惹きつけるというのは非常に有望だ。その条件を満たさない場所がスタートアップ・ハブになると想像するのは難しい。

  • 居住費が安い場所はたくさんある。ピッツバーグが特別なのは、居住費が安いからではなく、みんなが本当に住みたいと思う、居住費の安い場所だからだ。

  • ずっと豊かだった地域は素晴らしいが高すぎる。ずっと貧しかった地域は、安いが不快だ。しかし、かつて豊かだった貧しい地域では、安い豪邸を見つけることができる。それがピッツバーグに人々が集まる理由だ。ずっと豊かだった地域は素晴らしいが高すぎる。ずっと貧しかった地域は、安いが不快だ。しかし、かつて豊かだった貧しい地域では、安い豪邸を見つけることができる。それがピッツバーグに人々が集まる理由だ。

  • ピッツバーグがポートランドのようになったとしよう。それは十分に良いだろうか？　いや、ポートランドよりも良くなる。というのは、ピッツバーグにはポートランドにはない、一流の研究大学があるからだ。カーネギー・メロン大学に小さなカフェ群を足すと、ラテを飲むおしゃれな人々以上のものになる。つまり、分散システムについてお喋りしながらラテを飲むおしゃれな人々。もうほとんどサンフランシスコだ。

  • ベンチャーがどこから生まれるかを知りたいなら、歴史的な証拠を見てほしい。大成功したベンチャーの歴史を見ると、面白い副業を始めた何人かの創業者から有機的に成長したことがわかる。大学は創業者を集めるのにとても優れている

  • ピッツバーグの文化について覚えているのは、寛容で現実的だったということだ。シリコンバレーの文化についても言える。ピッツバーグはその時代のシリコンバレーだったから、それは偶然ではない。ピッツバーグは人々が新しいものを築いた街だった。人々が築くものは変わったが、そういった仕事をするのに必要な精神は同じだ。

    • ※引用注: ここでいう寛容さ(Tolerance)は「多様性/差異への寛容さ」を指すと思われる

  • スタートアップ・ハブにしたいなら、ピッツバーグにはない必要なものがもう一つある。投資家だ。シリコンバレーには大きな投資家コミュニティがある。というのも、50年かけて育て上げたからだ。ニューヨークには大きな投資家コミュニティがある。というのも、お金が大好きで、お金を稼ぐ新しい方法に目ざとい人で溢れているからだ。

• イノベーションが生まれる都市空間とは | PICK UP | TOKYO TORCH | 三菱地所

  • シリコンバレーのコミュニケーションは対話型で、人と会わないといけません。

  • シリコンバレーで仕事をし始めると、表層的に歩き回るだけでも、流行っているものがどんどん入ってきます。ほとんどの人は、その情報や考え方に染まってしまいます。

  • 最初にコンセプトを考える時は、集団から外れることを推奨します。さらに言えば、集団を観察できるポジションに行くことです。

  • イノベーティブなことを考えようと思ったら、情報濃度が少し薄いところに行った方がいい。かといって、砂漠の真ん中で毎日サソリと闘っていてもだめで、ある程度の文明が必要。そこで、僕はポートランドを拠点に選びました。シアトルやロサンゼルスほど大きくなくて、いろいろなものがミックスしていて文化的で、割とニュートラルな街で、情報としてはそんなに混んでいません。

  • 一番いいのは、シリコンバレーから離れて考えて、思いついたら立ち上げる。昨今は、遠隔でなんでもある程度のことはできます。そして、急成長したくなったらシリコンバレーに行くのです。なぜなら、シリコンバレーにはポートランドにはない、いいものがたくさんあるから。それは、人材と仕組みです。

  • イノベーティブなことを行うには、情報を集めなければいけないと思いがちですが、それは逆です。都会で行う場合には、バイアスを避けるために極力情報を遮断することが重要になります。

  • どんなにクリエイティブな都市でも、そこにずっと住んでいてはだめ。同じところで同じ景色を見ていると、考え方がその場所に染まってしまうからです。それを壊すには、やはり刺激が必要なので、場所は変えた方がいいでしょう。アイデアを生むためのテクニックとして、場所をダイナミックに変えるというのは結構有効だと思います。１カ所の都市に留まっていると心地良くなってしまうので。シリコンバレーも、住めばみんなと仲良くなるし、知り合いもできるし、何か気持ちよくなってくる。その時点でだめですね。

  • イノベーティブな都市を意図的に設計することは不可能だと思います。シリコンバレーができたのも偶発的ですから。

  • ポートランドにはDIY（Do It Yourself）カルチャーがあって、日本人みたいにちょっと凝り性なところがあります。全米の地ビールの30％がポートランド周辺で作られているほどです。レストランも皆凝り性で、シリコンバレーの金持ちが毎日お金を払ってくれるため、しのぎを削ってどんどんレベルが上がっていきました。こんなことは、誰にも計画できません。元々のカルチャーがあって、都市開発のベースがあって、そこに偶然が重なった。決して計画的にクールな街になったわけではないのです。

• “ポートランド風シリコンバレー” 　福岡市が目指すのは次世代型ハイブリッド都市？｜最新ニュース｜#FUKUOKA 福岡のクリエイティブなニュース

  • 今や全米人気No.1を誇るポートランドですが、福岡市も実は日本の中でもっとも住みやすい都市として若者から熱い視線を注がれています。

  • 福岡市がここまで移住者が多い理由には、ポートランド同様、街の住みやすさや環境の良さなど様々な要因がありますが、中でも若者に支持されている理由の一つが、福岡市の経済を支えるビジネス面にあります。デジタルコンテンツ関連企業が多く集まり、さらに全国6地域の国家戦略特区のひとつである「グローバル創業・雇用創出特区」にも指定されています。

• 【特集コラム】第1回：少し未来の暮らしがある街、ポートランドってどんな場所？ – YADOKARI.net｜小屋・タイニーハウス・空き家・移住・コンテナハウスからこれからの暮らしを考え実践するメディア

  • 数年前までは、住みたい街の1つにポートランドの名前を聞くこと多かったと記憶しています。
    しかし、最近ではそのトレンドが様変わりし、ユタ州とテキサス州の街が数カ所、上位に上がっています。しかしながら、今もなお、ポートランドには他の町にはない個性があります。

  • webメディア「vocativ.com」によると、ポートランドは「35歳以下に人気のある都市」の10位に選ばれ、理由として、他の都市に比べて雇用の増加や給料の良さが挙げられました。その他にも、レストランやカフェが充実していて、生活費も他の大都市よりは比較的安く済むのも、35歳以下の人達には魅力だと述べています。
    更に、公共交通機関が発達しているうえに自転車での移動が楽、それに余暇を楽しめる施設が近場にたくさんある点が、ポートランドが35歳以下に人気のある理由とも述べられています。

• 「ビルバオ効果」はコピー不能？ビルバオ・グッゲンハイム美術館が都市を変えた軌跡 | 未来ヨコハマカルチャー会議

  • ビルバオ・グッゲンハイム美術館の大きな成功は、視覚芸術が都市の文化的な訪問者を惹きつけ、同時に都市の心理をポジティブに変化させることができることを実証したことです。1990年代には、街へのアクセスは不便で、雰囲気は内向きで、外国人観光客にとって親しみやすい街ではありませんでした

  • ビルバオとグッゲンハイムは、脱工業化社会で人々が求めているのは、写真を通してマーケティング可能な、建築体験の文化的グローバルツーリズムであることに気付いたのです。そして、技術革新、CADによる設計、貴重な建築材料を使用した美術館はまたたく間に成功し、多くの美術館のモデルとなりました。形式的ではなくても、コンセプト的には間違いなく『ビルバオ効果』のモデルは数多くコピーされています

• 市街地再開発事業について | 東京都都市整備局

• Z世代人気スポットランキングを初公開　「文京区春日」躍進のワケ：日経クロストレンド

• 成功する起業家は「居場所」を選ぶ

  • [[[[Book]][[馬田隆明]]成功する起業家は「居場所」を選ぶ]] からの抜粋

    • ※マジでいい本なので世界中の人が買うべき

    • 集団としての才能(collective genius)を引き出すべき

      • by [[Linda A. Hill/リンダ・A・ヒル]]
        • 関連
          • 創造性を導くリーダーシップ、その源泉を解き明かす リンダ A. ヒル ハーバード・ビジネス・スクール 教授 | リーダーシップ｜DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    • 互いに学び合う環境が彼ら彼女らを最適な解に導いているとも言えます。健康行動の分野でも、行動変容は情報提供だけではなく、環境などを含めたマルチレベルの介入が最も効果的だとされています

    • オフィス設計

      • 実はオープンオフィスは口頭でのコミュニケーションを阻害する

      • 天井の高さが3メートルある部屋と2.4メートルの部屋で抽象的な思考を行わせたところ、3メートルの部屋にいた学生のほうが、無関係に思えるものの関係性を見つけるという創造性を発揮しました

      • たくさん日差しが入る環境は従業員の創造性を高め、窓から外が見えると職場での作業効率が改善する

    • メンター

      • 起業家にとっても、実質的に支援してくれる人、つまり経験のある人のサポートが大事なのかもしれません

      • 相談に乗ってくれるだけではなく、きちんと手を動かし、時には誰かをつないでくれるようなサポートをしてくれる人かどうかが大事

      • 本当に頼れるのは、師事するメンターがその後ろに多数の協力者を持っているかどうかです。ここまで含めてメンターの実力だと見るべきでしょう

      • 師事するメンターと、彼ら・彼女らが持つ得意分野を分散させておけば、どんなタイミングでも対応してもらえる

      • 私は、若い起業家には次のような人たちにメンターをお願いしてみるように勧めています。

        • 1. 自分より「半年先輩」となる起業家
        • 2. 自分より「1-2年先輩」となる起業家
        • 3. 自分より「5-6年先輩」となる起業家
        • 4. 自分より「10年以上先輩」となる起業家

      • 立場の近しい仲間（ピア）をメンターにする

    • 交流

      • 他人同士が「親友」と呼べる深い間柄になるには、200時間程度同じ時間を過ごす必要がある

      • 地理的に近い人でないと幸福は伝染しない

      • 成功した学生のパターンを見つけました。それは、工場や倉庫を居住用に改造した空間でキャリアを歩み始めていたことです。彼らはこれを「ロフト」と呼んでおり、大成功した人たちは卒業前からロフトを借りて制作をしていたそうです。
        ロフトはアートをする人たちにとって、作業や保管をするスペースとして有効でした。それだけではなく、その広い場所は交流スペースとしても利用され、そこに来た人たちに自分たちの完成した作品や制作中の作品を見せられた他、さまざまな人たちを惹きつける場所になったとされています。

      • 仲間を作りたいのであれば、物理的に近くにいることの効果は見過ごせません

    • 職住近接

      • 通勤時間が20分増えることで、仕事の満足度は収入が19%減るのと同程度の悪影響を受ける

    • サード・プレイス

      • 役割が明確ではない「マージナルな場所」こそが、創造性を育む上では重要

      • 行きつけのサード・プレイスを持つことは起業のアイデアを見つけるためにも重要ではないかと思われます。かつ、マージナルな場所ではアイデアが見つかった後も建設的な批判を受けながら物事を進めることができます。専門外の人だからこそ見える課題があるからです。

    • チーム

      • 実際のところ『エジソン』は集合名詞だった

      • 1人で転職するより「チームごと」一緒に転職した方がパフォーマンスが維持されやすい

      • 集まって話すことがアイデアを生む有効な手段になる

      • 個人的には、知性と実働を必要とし、不確実性が極度に高いプロジェクトに取り組む場合は、2-4名程度が最適なサイズではないかと感じています

    • 人脈

      • 起業では豊富なビジネス経験と、それゆえ築かれる人脈が成否を左右する一因になる

      • 異なるネットワークタイプの中心にいる人物ほど起業で成功しやすい

    • 起業家精神/実践

      • 最初から起業家だった人はほとんどおらず、誰もが学習と練習を通じて「起業家になる」

    • プロセス設計

      • 意思決定の公正さや業務プロセスの平等感があるほど、従業員は協力し合うようになり、チーム全体のモチベーションを高める

      • 良い意思決定を行うためのプロセスが、世界の命運を救った

    • ゆとり

      • 企業が創造性を持つために、必要な人員よりも10-20%程度多くの人員を雇用すると、組織全体に好影響をもたらす可能性が高い

    • ピア・ネットワーク

      • 起業家と出会える場所は非常に大切です。それは特定の地域かもしれませんし、コミュニティかもしれません

    • コミュニティ

      • まだ小さく、そしてクローズドな場所を探してみること

      • 人の能力を向上させるにはオープンなネットワークよりも緊密で閉鎖的なネットワークの方が有益

      • 集団も行動や経験に学び、効力感を増す

      • 成功への道は1人だけの旅ではありません。自分が属する複数のコミュニティを持ちながら、それぞれのコミュニティをうまく育てていきましょう。

    • コミュニティを作る

      • できることなら自分自身で「新しい場所」を立ち上げてみましょう。

      • ゼロから新しい場所を作る際は、関心に基づくコミュニティ（コミュニティ・オブ・インタレスト）ではなく、あるテーマに関連した実践コミュニティを意識した方がいい

    • セーフティネット

      • ソーシャルサポートを受けやすい場所に身を置く必要があります

    • ネットワーキング

      • 新しい人たちときちんとネットワーキングをしたいのであれば、小さなイベントに参加することをお勧めします

      • 人とのつながりを作るための3つのポイントは、自己類似性、近接性、そしてアクティビティの共有

    • 鎌田富久氏との対談

      • お互いに尊敬できて、「この人といると自分の力が伸びる」と感じられる人とチームを組めれば、とてもいいと思います。起業家がよくやってしまうミスは、「役割」だけを考えて仲間を集めることです。

      • 特に共同創業者は、役割だけで選んではダメ。お互い成長を促し合う関係を築けそうな仲間を選ぶべきでしょう。

      • 大事なのは、自分にとって「ホーム」と呼べるようなコミュニティを見つけることでしょう。気軽に立ち寄ることができて、何でも相談できる仲間がいる、溜まり場のような環境というか。

      • たまに意外な出会いがあるような、変化のあるコミュニティが好ましい

      • 誰もが気軽に相談し合えるオープンな場所を作りたいなら、場づくりの中心を担う人物は複数人いた方がいい

      • 成功する人って「断らない」んですよ。何でもまずはやってみる。やめるのはいつでもできるので、可能性のほうを取る。魅力的な事業テーマを見つけることや、仲間との出会いなど、偶然の出来事が企業の成否を左右するけれど、その偶然が起こる確率は行動で変えることができるということでしょう。

    • 同期的な行動

      • 食事を一緒に取ることで協調行動が増えてチームのパフォーマンスが上がる

      • コーヒーブレイクのような休憩時間を同時に取るルールが人のつながりを生まれやすくする

    • 強いつながりと弱いつながりを組み合わせる

      • 文化的多様性は創造性を高めるものの、タスクコンフリクト（資源の配分や進め方、ポリシー、判断や事実の解釈についての衝突のこと）を増やし、チームの結束力が低下する

      • ただしタスクコンフリクトが悪いわけではなく、タスクコンフリクトが中くらいの時にチームの創造性が高まる

    • 教える < つなげる

      • コネクターとなっているマネジャーは高いパフォーマンスを残している

      • 他人とのつながりを増やしてあげることが、自分のチームや、自分自身のパフォーマンスを上げる一つの手法なのです。ですから部下や友人のメンターを探してあげたり、異なるコミュニティに属する3-4人のグループをいくつも作ってみてください。

      • 優れたチームはそのメンバーがチームの外に出て探索し、新しい情報を持って帰ってくる

    • [[トランザクティブ・メモリ]]

      • 「誰が何を知っているか？」(who knows what)を知ることを、「トランザクティブ・メモリ」と呼ぶ

      • トランザクティブ・メモリがグループのパフォーマンスを高める

      • 直接対話によるコミュニケーションの頻度が高いチームはトランザクティブ・メモリが高まり、メールや電話によるコミュニケーションにはその効果が見られなかった

      • 有能なマネジャーはこうしたトランザクティブ・メモリをたくさん持っているのかもしれません。あるいは、組織としてTMSを作ることで、各マネジャーが「何かを知っている誰か」にアクセスしやすくしているという可能性もあります。

    • 実践と失敗と反省

      • 優れた成果を残す人たちは、やはりプロジェクトの「数」をこなしている

      • 失敗してもいいから何度も挑戦すること、これは言うは易く行うは難しです。

      • 何かを実践してみないと、効果的な学習の機会である「リフレクション」（内省）をすることもできません

      • 自身のリフレクションを支援する環境を作ることはとても重要

      • 社会人歴が長くなるにつれて、業務の支援を受ける量が減るだけでなく、内省支援を受ける量も減る

    • 続ける, 繰り返すこと

      • 繰り返しの率がその企業が成功できるかどうかの予測因子となる

        • 引用注: 原文は以下

      • 書く作業自体が、書くための優れたアイデアを育む

      • 事業アイデアに行き詰まった時は、今あるアイデアを強制的に実験する習慣を作ってみましょう。定期的に進捗を出すことが創造性を高めるなら、実験を重ねる中で新たなアイデアが生まれることもあるはずです。

      • 良い創業者とは常にアイデアを生み続ける人

    • 知識

      • 「インプットばかりでアウトプットがない」という批判もよく聞きますが、多くの場合はインプットが圧倒的に足りていません

      • ホームラン級のヒットを飛ばすにはとにかく幅広いインプットをしていくことも一つの手法

      • 面白いアイデアを持ってくるグループは、過去の似たアイデアを構造的にまとめてサーベイしている

      • 新規性を探すサーベイは、学術分野では当然の行動です。しかし、プロダクト開発となると意外と忘れてしまいがちです

      • 自分なりのサーベイ・フォーマットを用意しておいて、それを使って整理していくことで、より分かりやすくなります

      • デザインのフォーマットまで統一しておくといいでしょう。そして、そのフォーマットをコミュニティで統一しておけば、他の仲間が書いたサーベイも参照することができます

    • アイディエーション

      • これはアイデアだ、というのにははばかられるようなプレ・アイデアや、ちょっとした情報を溜めておくことで、それがいずれ新しいアイデアの素になります

      • "生焼け"のアイデアでもいいのでとにかくアイデアをGoogle Spreadsheetに記録する

      • 途中段階の考えでも、メモをする

    • 手を動かす

      • 作ってみることは、比較的コストが高い方法ではあるものの多くのことが学べる手法です。作ることでしか学べないことが多数あるため、アイデアの途中でも、まずは作ってみるのをお勧めしています。
        しかし、何度そう言っても、多くのチームはすぐに手を動かしません

      • 雑でもいいので、とにかく作り始めているグループは、そうでないグループに比べてその後の進捗が格段に違います

      • アイデアの実現率が高い組織のほうが、良いアイデアが生まれやすいという調査があります。アイデアを生み出すだけではなく、そのアイデアをどれだけ実行しやすい環境が整っているかが大事だということです

    • みんなで選ぶ/決める

      • 私たちは斬新なアイデアの中から適切なものをうまく選べていない

      • プロジェクトにかかわっている人の情報を集めれば、良い判断ができると思われているかもしれません。しかし全員の情報を集めて、適切に選択し、集約していけば正しい答えにたどり着けるような実験環境でも、人は間違った答えを導いてしまうことがあります。これは多くのメンバーが「共有する情報」ことを重視し、少数のメンバーが持っている情報を軽視する傾向にあるからです。これは「隠されたプロフィール」と呼ばれています

    • チームへのプロセスの定着

      • 目新しいプロダクトであればあるほど売るのには苦労します。プロセスも同様で、新しいプロセスであればあるほどそれを誰かに売る（誰かにやってもらう）のには苦労するものです。そして新しいプロセスを定着させるのはさらに難しいでしょう。

      • 逆に言えば、良いプロセスを自社に定着させることができれば、他者には容易に真似できないようになる、ということでもあります。良いプロセスを身に付けた組織は、他の組織が一度や二度のプラクティスをしただけではたどり着けない領域に入ることができます

      • プロセスが負債と化してしまう

    • 関連
      • 「自ら環境を創り出し、環境によって自らを変えよ」―― 成功する起業家は居場所を選ぶ | by Taka Umada | Medium

        • 起業の前後に場所づくりをしてきた起業家は多くいらっしゃいます。

      • スパイダー討論
      • エファクチェーション
      • アイデアの6S
      • WRAP法(意思決定)
      • セルフ・エフィカシー
      • よく考えられた練習

メモ:

• 蔵前
• 羽根木
• 浅草？
• 清澄白河、森下？
• 門前仲町？
• 錦糸町？
• 下北沢〜世田谷代田

• 東京以外のスタートアップの資金調達状況ってどうなんだろう？ | インターネット界隈の事を調べるお 2

  • 東京以外の資金調達状況を見ると「大学発」ってのが大きな潮流であることは間違いない。それはそれで良いことだし、もっと各地の大学はそういうとこにお金を使って欲しいなと思う。一方でC向けサービスってけっこう少ないなという印象。