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1ヶ月で0から統計検定2級に合格した話_勉強方法,スケジュール

2024/02/28に公開

概要

1ヶ月の勉強で統計検定2級に合格しました。
勉強方法や感想をまとめます。

受験理由

統計を用いたデータ分析を自分で行えるようにするためです。

私はWeb系企業でソフトウェアエンジニアとして勤務しています。
私の会社では新しい施策を実施するか決める際、
データ分析を行って判断することが多いです。
最近は会社の規模が大きくなっていくにつれて、
自分の関わっていないところで行われた実施判断に対して納得いかないことも増えており、
データ分析結果からどのようにビジネス判断がされたのか、疑問に思う場面が出てきました。
このような状況において、エンジニアからアナリストの方々に説明を求めて理解を深める方法もありますが、
「自分自身でデータ分析ができれば納得感あるし、より深い議論に入っていくことができるよね」とも思い始めました。
そのため、データ分析に必要な統計学の体系的スキルを身につけるべく、
わかりやすい目標として統計検定2級の受験を決めました。

受験前の私のスペック

統計に関する知識なし
平均値、中央値は知ってるけど、分散、標準偏差とかになるとなんだかよくわからんといったレベル

勉強方法

勉強期間

毎日平均2〜3時間勉強しました。
合格までの期間は1ヶ月でした。

合格までのスケジュール

時期 やったこと
開始直後 過去問を買って読む
1週目 統計web 統計学の時間 step0~1
2,3週目 とけたろうチャンネル 統計検定2級講座
4,5週目 過去問を解き、分からない単元は統計web,とけたろうで復習

開始直後:過去問を買って読む

とりあえずどんな問題が出るのか知るために過去問を買いました。
勉強方法について情報を集めていると、「近年の過去問は本番CBT試験より難しいから不要、古い過去問を解くべきだ」という意見が多いことに気づきました。
そのため、古い過去問+問題集の以下3冊を購入しました。
統計検定 2級 公式問題集 2011〜2013年

統計検定 2級 公式問題集 2014〜2015年

統計検定 2級 公式問題集 CBT対応版

性格上、試験日を決めていたほうがやる気がでるので、
amazonから到着までの間に、1ヶ月後の試験申し込みを済ませておきました。
終わった後に分かりましたが、自分にとって2級合格に必要な本はこの3冊で十分でした。

1週目: 統計web 統計学の時間

統計web 統計学の時間は、公式テキストにしたほうがいいといっても過言じゃないwebサイトです。
step0,step1を理解すれば、統計検定2級に合格することができます。
毎日だいたい3~5章のペースで進めました
最初のうちは、章末問題について答えを見てなるべく理解することを意識しました。
後半になるにつれて難易度が上がるため、1日ごとの進捗を落とさないために勉強時間を伸ばしたり、
最終的には理解しきれなくても次に進むようにしました。
途中からは全章を1周することに重きをおいた形です。
結果的に、このあとのとけたろうチャンネルで知識の補完ができたので、正しい判断だったと思います。

2,3週目: youtube とけたろうチャンネル 統計検定2級講座

とけたろうチャンネル 統計検定2級講座 の動画を全部見ました。
1日3本動画を見るペースで進めました
各単元について、端的にわかりやすく説明されている神動画です。
統計webとは異なる言葉で説明してくれているので、理解が深まりました。
こちらもターゲット問題をなるべく理解しながら進めることを意識しました。
4,5週目の間も食事中や移動中、家事の最中など、ながら見をして少しでも触れる時間を作っていました。

4,5週目: 過去問を解き、分からない単元は統計web,とけたろう動画で復習

過去問を2015年から遡るように解いていきました。
最初、2015年11月の問題を90分計りながら解いてみましたが、3割程度しか点数が取れませんでした。
このとき、テスト形式で解くよりも1問ずつ向き合って復習しながら進めていくべきレベルだと感じ、
その後は時間を計ることをせず、1問解いて回答を見て理解できなければ統計web,とけたろう動画を見直す ということを7年分実施しました。
試験1回分をだいたい2日程度かけていました。

また、このあたりまでくると自分の苦手な単元が見えてきます。
私は検定周りが苦手でした。
その際、単元ごとに問題がまとめられているCBT版問題集を利用しました
統計検定 2級 公式問題集 CBT対応版
苦手な単元を集中的に解いて理解することを並行して実施しました。

受験してよかったこと

当初の目的であった、データ分析における統計学の基礎を学ぶことができました。
さまざまな用途に応じてどの手法を選択すべきかの判断基準を習得したことで、
自身でも分析を行うことができるようになったと思います。
また、これまで理解が難しかった会社のアナリストの方々の会話も、
なんとなく理解しながら追うことが可能になりました。
そのため、従来感じていたブラックボックス感を自分でも解消できそうな気がします。

まとめ

当初の目的を達成できたので、受験してよかったなと感じています。
また、統計学は近年流行った偽陽性の確率算出やガチャの排出確率など、
我々の生活にも密着している知識だなと感じました。
誰もが持っていて良い知識だと感じました。みんな統計検定2級を取りましょう!

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