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JAWS-UG名古屋 × Media-JAWS@中京テレビ に参加してきました!

2024/06/28に公開

はじめに

先日、名古屋の中京テレビにて、JAWS-UG名古屋 と Media-JAWS の合同LT会に参加してきました。
https://jawsug-nagoya.connpass.com/event/316106/

JAWS-UG名古屋 は何度か参加しているものの、Media-JAWS のイベントには初参加であったため、
参加者は驚異の100人越えで、かつ場所は中京テレビということもあり、
普段の JAWS-UG名古屋 とはまた違った雰囲気で楽しむことができました。

今回はそんな JAWS-UG名古屋 × Media-JAWS@中京テレビ の参加レポートを書いていこうと思います。

🔻JAWS-UG名古屋
https://jawsug-nagoya.connpass.com/

🔻Media-JAWS
https://media-jaws.connpass.com/

会場へ

外観

名古屋に暮らしていながらも、はじめての中京テレビに足を運びました。
会場1
こんなに高い

受付を済ませ、会場入り

まるで映画館のような内装で、椅子のがふかふかでした。

会場2

LT会

流れは Compass ページにある通りで、Media 系の登壇者の方、通常の登壇と分かれているようでした。
合計なんと9つのLTがあり、どれも印象的な内容のセッションでした。
中でも特に印象に残ったセッションの感想などを書いていこうと思います!

プレゼント応募システム費を97%削減した話

スピーカー: 瀧さん@東海テレビ放送

東海テレビ放送の瀧さんのお話です。
まず、驚いたことの一つとして、テレビ放送などのメディア企業が、
ゴリゴリにAWSクラウドを使ってシステム、インフラ構築を行っているという点です。
普段メディア系の関係者とお話しできる機会もほとんどないため、内部の事情を聴けたのはとてもタメになりました。

そして、従来のプレゼント応募システム構成を見直し、LabmdaやAPIGateway等を使ってサーバーレス化を実現し、大きなコストカットをおこなえたとのこと。

さらに、個人情報を取り扱う場合のセキュリティも考慮されていて、外からは個人情報の閲覧ができないよう、Write、Readをうまく使い分けられていた点も勉強になりました。
万が一アプリケーション側からリスクが出た場合でも、適切なロールや設定をしておく必要があると感じました。
これは自社のサービスを構築するときにも意識したいポイントです。

AWS上で構築する生成AI実行環境(Dify のローカル環境構築)

スピーカー: 加藤さん@アクセンチュア
続いて、アクセンチュアの加藤さんのお話です。
これは、生成AIの OSS Dify がすごく印象に残りました。

AWS公式が出している生成AIのワークショップのアーキテクチャをそのまま実現しようとすると、
確かに、大変だろうなという印象でした。

それがAMIによって簡単に構築できるという点ももちろんすごいと感じましたが、
GUIベースで生成AIのワークフローを組むことができるのも素晴らしい。

一番良いなと思ったのは、これをそのままWEB上に公開したり、アプリケーション上に組み込むことができることです。
自社サービスにAIを組み込むとなった場合も、このようなOSS等のサービスを使っていけば構築スピードも格段に速いと感じましたし、導入へのコストも下がるなと思いました。

▼Dify.AI
https://dify.ai/jp

加藤さんとは懇親会でも少し交流させていただきました🙌

terraform-provider-aws にプルリクしてマージされるまで

スピーカー: TATSUNO Yasuhiroさん@トレジャーデータ株式会社

TATSUNO さんのお話です。
タイトルの通り、terraform-provider-aws にコントリビュートされるまでの過程をお話しいただきました。
私自身、terraformを利用したことがないですが、まだまだマイナー機能は開発されていないという背景があるそうです。
それでも、機能追加、バグ修正に尽力されている姿に感銘を受けました!

プルリクがマージされるまでの日数。。想像の5倍くらいの時間がかかっているようで、こんなこともあるんだという学びになりました。
(レビューの開始がそもそも遅いという話はとても興味深かったですね)

OSSやライブラリのIssueを見かけ、それいいね!と思ったらまずはアクションをしようと思いました。
これはもしかしたらどんなOSSにも言えることかもしれませんね。定期的にウォッチし、terraform にまずは触れることからやってみます。

楽しいお話でした!

おわりに

こんな感じで、学びが非常に多く得られたJAWS-UGでした。
傾向としてはサーバーレスやBedrockをあれこれたセッションが多めだったかな?と感じました。

普段は耳にすることのない、メディア系のシステム事情や裏側を知ることができたのは非常に学びになりました。
懇親会で話をお伺いしましたが、テレビ局のシステム部門同士で、積極的に意見交換等をされているようで、Media-JAWS にも足を運んでみたいと思いました。

最後に、北海道テレビの三浦さんから、コミュニティに参加したことで成功体験を得られたというお話もありましたので、今後も積極的に参加していきます。

メディア系の方々にもまたお会いできることを楽しみにしています。
では!

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