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AWS認定試験 CLFとSAAを取ってみた
はじめに
- 2024年にAWSの認定試験を合格したので備忘を残しておく
CLFをSAAの位置づけ
AWS認定試験:CLFとSAAの位置づけ
AWSの認定試験には複数のレベルがありますが、その中でもCLF(Cloud Practitioner)とSAA(Solutions Architect Associate)は多くの方が最初に取得を目指す重要な認定です。それぞれの位置づけと違いについて解説します。
CLF(AWS Certified Cloud Practitioner)とは
基本情報
- 正式名称: AWS Certified Cloud Practitioner
- レベル: 基礎レベル(Foundational)
- 対象者: AWS初心者、技術者以外の方も含む
試験の目的
AWSクラウドの基本的な理解を証明する入門資格です。技術的な深い知識よりも、クラウドの概念やAWSの全体像を理解していることが求められます。
主な出題内容
- AWSクラウドの概念とメリット
- セキュリティとコンプライアンスの基礎
- 主要なAWSサービスの概要(EC2、S3、RDSなど)
- 料金体系と請求の仕組み
- AWSのサポートプラン
推奨される経験
- 6ヶ月程度のAWSクラウド使用経験
- IT業界の基礎知識があれば有利
SAA(AWS Certified Solutions Architect - Associate)とは
基本情報
- 正式名称: AWS Certified Solutions Architect - Associate
- レベル: アソシエイトレベル(Associate)
- 対象者: システム設計・構築に関わる技術者
試験の目的
AWSを使った実践的なシステム設計能力を証明する資格です。実際の業務でAWSを活用してシステムを設計・構築できるスキルが求められます。
主な出題内容
- セキュアでスケーラブルなアーキテクチャの設計
- コスト最適化されたシステム設計
- 高可用性と耐障害性の実装
- パフォーマンス最適化
- 各種AWSサービスの深い理解と適切な使い分け
- マイグレーション戦略
比較
- CLF: 「AWSを理解している」ことを証明する基礎資格
- SAA: 「AWSでシステムを設計できる」ことを証明する実践資格
使用した教材
学習
- 書籍
- Udemyの講座
演習
- 書籍の問題集(CLFはこれでいける)
- Udemyの問題集(SAAのみ)
- Cloud License(SAAのみ)
勉強方法
学習
- 書籍を読んでAWSの概念や方針を理解する
- 各サービスの役割やできることを理解する
- お約束の構成やベストプラクティスを理解する
演習
-
CLFはとにかくサービス名を答える試験になるので、用途やユースケースからサービスを想定できるようにする、ストレージ・コスト計算・リソース構成・セキュリティなどあるあるを知っておく、問題集を3周程度すれば合格可能なレベル
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SAAは構成やサービスの細かい機能を知っておく必要がある、S3のストレージクラスやALB+EC2+RDSをマルチAZで構成して高可用性を実現する、など。お約束の構成・機能を知っておくことで選択肢を選べるようになる
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ある程度試験を想定してテストを行い、本番形式に慣れておく
試験の予約
- 難しくはない、試験はテストセンターで受ける方式とおうちで受ける方式があるが、テストセンターに慣れているのでそちらを選択
- 1度なんらかの試験に合格しておくと次回半額バウチャーがもらえるのでお得である
- テストセンターが身分証明書が複数必要なので注意が必要
試験を受けてみて
- 試験はPC内のブラウザ(?)で4択のうちの選択を65問程度といていく、CLFは文章が簡単なので疲弊しないが、SAAなど上位の試験になってくるとケースが複雑になるため文章が複雑になるため、読解時間が長くなる。上位の試験では時間を意識しておく必要があるかもしれない。
最後に
- 仕事でAWSが触る機会もあったので取得しておいてよかった
- 後にBlackBeltという公式が公開している資料があることを知る、これがすごくわかりやすくまとめられていると思った
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